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スマホをお風呂で使うときの注意点とは?お風呂で使える便利グッズについて

スマホをお風呂で使うときの注意点とは?お風呂で使える便利グッズについて

一日の疲れを癒すためのお風呂時間に、スマホで動画や音楽を楽しみたいという方が増えています。

しかし、お風呂でスマホを使うことは水没や故障、感電といった思わぬリスクが潜んでいるのも事実です。

そこで、この記事ではスマホをお風呂で使い際の注意点やリスク、さらには安心して使うための便利グッズについて分かりやすく解説していきます。

お風呂でスマホを使いたいけど不安がある、という方はぜひ参考にしてみてください。

Contents

スマホをお風呂で使うのはリスクとは

お風呂でスマホを使いたいという人は多いですが、実はスマホの故障や事故につながるリスクがたくさん潜んでいます。

思わぬトラブルに見舞われないためにも、お風呂でスマホを使うリスクについて知っておきましょう。

  • 防水スマホも完全防水ではない
  • 水没・故障のリスク
  • 感電のリスク
  • 健康のリスク

防水スマホも完全防水ではない

最近のスマホは防水仕様になっているタイプが多く、例えば「IPX7」「IPX8」などの表示を見かけることがあります。

この「IPX数字」の表示は、防水等級を表しており、数字が大きいほど防水性が高いことを意味しています。

しかし、これらの防水性能は「常温」「真水」「静止状態」で一時的な使用を想定したものなので、高温多湿のお風呂環境と異なることがほとんどです。

また、経年劣化によってスマホの防水性能が低下していることも考えられるので、防水スマホでもお風呂での使用の際は過信しないようにしましょう。

水没・故障のリスク

お風呂でスマホを使っていると、うっかりと浴槽に落としたり、湿気がスマホ内部に入り込んだりして基盤の故障やショートを引き起こす可能性があります。

さらに、水がスピーカーや充電口に入り込むと、充電できない、音が出ないといったトラブルが起こることも少なくありません。

浴槽に落としてなくても湿気の多い浴槽に長時間置いておくだけでも故障することがあるので注意が必要です。

感電のリスク

お風呂で充電をしながらスマホを使うと感電する可能性があるので注意しましょう。

実際に海外では入浴中にスマホを充電していて感電死したケースも報告されており、日本でも注意喚起が行われています。

特に劣化した充電ケーブルやアダプターを使っている場合、さらにその危険が高まるので注意が必要です。

健康のリスク

お風呂でのスマホ使用は、端末の故障だけでなく健康面でのリスクも潜んでいます。

特に長時間お風呂に入ることによる「のぼせ」や「脱水症状」に注意が必要です。

スマホに夢中になるあまり、体の不調に気が付かず長時間湯船に浸かってしまうことがあります。

ひどい場合は、お風呂で倒れて溺れてしまうこともあるので、スマホをお風呂で使う際は、こまめに水分補給をとって、長時間入り過ぎないようにしましょう。

スマホをお風呂で使う際の注意点

スマホをお風呂で使う際の注意点

お風呂でスマホを使いたいという人は多いですが、高温多湿な環境が苦手なスマホにとっては過酷な環境です。

基本的にはお風呂での使用はお薦めできませんが、どうしても使用したい場合は以下の注意点を意識しましょう。

ここでは、スマホをお風呂で使う際の注意点を5つ解説します。

長時間の使用は避ける

お風呂は湿度が高い環境なので、スマホ内部に湿気が入り込みやすいです。

たとえ防水機能が付いているスマホでも、長時間使用していると基盤やバッテリーが湿気で劣化するリスクがあります。

また、お風呂は温度が高いため、熱に弱いスマホにとっては望ましくない環境です。

スマホをどうしてもお風呂で使いたいときは数分程度の時間にとどめ、長時間の連続使用は避けましょう。

専用の防水ケースに入れて使用する

防水スマホであればケースは必要ないと思われがちですが、浴槽への落下や水しぶき、湯気の影響を完全にふさぐことはできません。

そのためお風呂で使う時は専用の防水ケースに入れて使うようにしましょう。

防水ケースを選ぶ際は、防水性能が高いアイテムを選ぶと安心です。

充電しながらの使用は避ける

お風呂で充電しながらスマホを使うのは非常に危険です。

湿度の高い環境で充電すると、感電やショートの危険性が高まります。

お風呂でスマホを使う際は、事前に充電しておいてから使うようにしましょう。

急激な温度変化に気を付ける

スマホは急激な温度変化に弱い機器です。

お風呂のように温度や湿度が急激に変化する環境では、スマホ内に結露が発生する可能性があります。

スマホ内で結露が発生すると内部基盤に悪影響を及ぼし、故障の原因になることも多いです。

特に冬場は、いきなり寒い場所からお風呂に持ち込むのではなく常温に戻してから持ち込むようにしましょう。

使用後は必ずケアをする

お風呂でスマホを使った後は、スマホや防水ケースの水分を拭き取りましょう。

見た目は濡れていなくてもケースのすき間やスピーカー部分が濡れている可能性もあります。

柔らかいタオルで丁寧に水分を拭き取り、風通しの良い場所でしっかりと乾燥させることで故障を未然に防ぐことができます。

スマホをお風呂で使う際の便利グッズ

お風呂でスマホを安全に快適に使うためには、専用のグッズを活用するのがおすすめです。

最近はお風呂でスマホを使うために設計された便利アイテムが数多く発売されています。

ここでは、実際に人気がある便利グッズを紹介していきます。

エレコム:スマホ防水ケース(‎P-WPSB04WH)

エレコム:スマホ防水ケース(‎P-WPSB04WH)
【参照】amazon.co.jp

エレコムのスマホ防水ケースは6.9インチ以下のスマートフォンに対応した高性能モデルです。

IPX8等級の防水仕様で、お風呂の中でも安心してスマホを使えます。

ケース背面に吸盤が付いており、お風呂の壁や鏡にピタッと貼り付けて、動画や音楽を快適に楽しむことができます。

ケースに入れたままタッチ操作ができるので、濡れた手でも操作しやすいのが魅力です。

価格も1,100円前後と手頃なので、コスパの良いグッズを探している方におすすめです。

品番‎P-WPSB04WH
ブランドエレコム(ELECOM)
対応機種約6.9インチ以下のスマートフォン
防水性能IPX8
価格1,100円前後

ベルモンド:スマホ防水君(B1383)

ベルモンド:スマホ防水君(B1383)
【参照】amazon.co.jp

‎ベルモンドの「スマホ防水君」はお風呂、キッチン、洗面所など活躍する便利な多機能モデルです。

IPX6相当なので水没には対応していませんが、シャワーの水しぶきや湯気には十分対応しています。

壁に貼り付けたり、自立させて使ったりできる2WAY仕様で、動画や音楽を快適に視聴できます。

また、角度調節ができるアーム付きなので、視聴位置の調整も簡単です。

価格は1,500円前後とお手頃なので、防水ケースを始めて使うという人にも適しています。

品番‎B1383
ブランド‎ベルモンド(BELLEMOND)
対応サイズ6.8インチまでのスマートフォン
防水等級IPX6
価格1,500円前後

リズム:タブレット防水ケース(‎9YY019RH03)

リズム:タブレット防水ケース(‎9YY019RH03)
【参照】amazon.co.jp

リズムのタブレット防水ケースはIPX7相当の防水性能を備えたスマホ防水ケースで、お風呂やキッチンなどの水回りで安心して使用できます。

対応サイズは11インチ以下で、スマートフォンだけでなく小型タブレットでも使用可能です。

強力マグネットと粘着シールの2WAY取り付け方法を採用しており、タイルや金属面にもしっかりと固定できます。

ケース越しでも操作できるので、操作性、防水性、設置しやすさを実現した実用性の高い1台です。

品番‎9YY019RH03
ブランド‎‎リズム(RHYTHM)
対応サイズ11インチ以下のスマートフォン・タブレット
防水等級IPX7
価格3,000円前後

Lamicall:スマホ防水ケース(STRY02-JP-W)

Lamicall:スマホ防水ケース(STRY02-JP-W)
【参照】amazon.co.jp

Lamicallのスマホ防水ケースは、お風呂やキッチンで快適にスマホを使える防水ケースです。

壁掛けとスタンドの2way仕様なので、場面に応じて使い分けることができます。

防水性能はIPX6相当なので、水没には対応していませんが、シャワーや水しぶきや湿気には対応可能です。

角度調節も可能で音質も良いので、動画視聴にも適していますが、ケースに入れたままホームボタンを押すことはできないので注意しましょう。

品番‎‎STRY02-JP-W
ブランド‎‎‎Lamicall
対応サイズ約7.2インチ以下のスマートフォン
防水等級IPX6
価格1,600円前後

Umimile:防水ケース(MC330)

Umimile:防水ケース(MC330)
【参照】amazon.co.jp

Umimileの防水ケースは、IPX5相当の防水規格なので、シャワーや水はねにも耐えられます。

壁掛け用マグネットフックと粘着フックが付属しており、好みの位置・角度に調整できるのも便利です。

また、Bluetoothスピーカーが内蔵されており、ケースの外から一時停止、音量調節などの操作が可能です。

クリアな温室でお風呂に入りながら動画や音楽を楽しみたい方に適しています。

商品モデル番号‎MC330
ブランド‎‎‎ユミマイル(Umimile)
対応サイズ16㎝以内のスマートフォン
防水等級IPX5
価格2,800円前後

Trywon:スマホ防水ケース

Trywon:スマホ防水ケース
【参照】amazon.co.jp

Trywonのスマホ防水ケースは、6.8インチ以下のスマートフォンに対応した壁掛け、スタンド両用タイプのケースです。

水しぶきや湯気に十分に耐えられる設計で、繰り返し開け閉めしても密閉性が保たれる構造になっています。

また、音声がこもりにくい工夫がされており、映画やドラマ視聴の際もクリアな音質をキープすることが可能です。

お風呂やキッチンなどの水回りでスマホを楽しみたい方におすすめです。

ブランド‎‎‎Trywon
対応サイズ6.8インチ以下のスマートフォン
価格1,500円前後

山崎実業:マグネットバスルームスマホスタンド(4972)

山崎実業:マグネットバスルームスマホスタンド(4972)
【参照】amazon.co.jp

山崎実業のマグネットバスルームスマホスタンドは、お風呂でスマホを使いたい方にぴったりのスタンド型ホルダーです。

シンプルでスタイリッシュなデザインは、浴室のインテリアにも自然に溶け込みます。

マグネットでしっかり壁に固定でき、スマホを縦・横どちらにも置ける設計です。

滑り止めクッションでズレを防止し、安心して使えます。

防水ケースと併用すればより安全にスマホを楽しめます。

品番4972
ブランド‎‎‎‎山崎実業(Yamazaki)
対応サイズ16.5㎝以下のスマートフォン
価格2,200円前後

山崎実業:マグネットバスルームタブレットホルダー(4983)

山崎実業:マグネットバスルームタブレットホルダー(4983)
【参照】amazon.co.jp

山崎実業のマグネットバスルームタブレットホルダーは、浴室のタイルや壁面に強力マグネットで貼り付けて使えるシンプルなホルダーです。

コンパクトな造りながら、しっかりとスマートフォンを支えられる設計なので、バスタイム中の動画視聴に最適です。

スマートフォンを防水ケースに入れた状態でも安定して設置できるので、水濡れを気にせず使用できます。

手頃な価格などで初めてバスグッズを導入したい方にもおすすめです。

品番‎‎‎4983
ブランド‎‎‎山崎実業(Yamazaki)
価格700円前後

山崎実業:バスタブトレー

山崎実業:バスタブトレー
【参照】amazon.co.jp

山崎実業のバストレーは、浴室の縁にしっかりと固定できる便利なバスグッズです。

コンパクトな設計ながらスマホや小物類を安定しておけるため、お風呂タイムがより快適に過ごせます。

サビに強い素材を使用しており、湿度が高いバスルームでも安心です。

スマホを使う際は防水ケースと併用すると、さらに安全に使用できます。

ブランド‎‎‎山崎実業(Yamazaki)
価格2,700円前後

ユウブミ:お風呂スマホスタンド

ユウブミ:お風呂スマホスタンド
【参照】楽天市場

ユウブミのお風呂スマホスタンドは、浴槽に浮かべて使えるユニークなスマホ用防水ホルダーです。

水濡れや湯気にも強く、温度の影響も受けにくいので、お風呂時間にゆっくりと動画や読書を楽しみたい方にも適しています。

スタンド型なのでスマホを手に持たずに使えるのも魅力です。

優しいカラーとかわいいデザインで幅広い年代の方に人気があります。

お風呂でスマホを安全に使いたい方におすすめです。

ブランド‎‎‎ユウブミ
対応サイズ6・7インチまでのスマートフォン
価格2,600円前後

スマホをお風呂で使うためのグッズを選ぶポイント

スマホをお風呂で使うためのグッズを選ぶポイント

お風呂でスマホを使う際は、故障や事故を防ぐためにグッズ選びがとても重要です。

ここでは、スマホをお風呂で使うためのグッズを選ぶ6つのポイントを紹介します。

防水性

お風呂でスマホを使うグッズを選ぶ際に最も重要なのが「防水性」です。

シャワーの水しぶきや湯気にさらされる環境では、防水性が高いグッズでなければ故障の原因になってしまいます。

目安となるのが「IPX数字」で表している防水等級を示す指標です。

この指標は8が最大で、数字が大きくなればなるほど防水性能が高いことを意味します。

IPX7、8であれば一時的な水没にも耐えられるので安心です。

できるだけこの数値が高いアイテムを選んで、スマホを水から守りましょう。

操作性

防水ケース越しにスマホを操作する際には、スムーズに反応するかどうかが重要なポイントとなります。

スムーズに操作するためには画面のタッチ感度が大切です。

最近は、タッチ対応のフィルム素材を使ったケースが増えているため、ケース越しでも問題なくタップやスクロールができるものも多いです。

操作性については、口コミやレビューで確認すると参考になります。

サイズ感

防水ケースを選ぶ際は、スマホのサイズに合っているかどうかを確認しましょう。

最近のスマホは画面サイズが大きいものも多く、大型機種はケースに収まらないことがあります。

無理に小さなケースに入れると、破損や操作性が低下する可能性もあるので、余裕を持ったサイズ選びをすることが大切です。

ロック機能

お風呂内で防水ケースを使用する場合は、しっかり密閉できるかどうかが重要なポイントです。

密閉力が低いケースを使用した場合、湯気や水蒸気が入り込み、ケース内でスマホが濡れて故障してしまう恐れがあります。

開閉部にロック機能が付いているタイプを選ぶと、水の侵入を効果的に防げるため安心です。

スタンド機能

お風呂で動画や音楽をゆっくり楽しみたい方は、浴槽の壁や鏡に貼り付けて使えるタイプがおすすめです。

手に持たなくてもコンテンツを楽しめるので、大変便利です。

また、角度調節ができるモデルであれば、姿勢に合わせて画面の位置を調節できるので、長期間の視聴でも疲れにくくなります。

口コミでは、使用中にずれたり落下したりしないかどうかを確認しておきましょう。

スピーカー機能

お風呂の中で音楽や動画を楽しみたい方にはスピーカー機能付きの防水ケースがおすすめです。

通常の防水ケースでは音がこもって聞こえにくくなることがあります。

しかしスピーカー付きであれば音がクリアに響きやすくなり、入浴中でもはっきりと響きます。

音質にこだわりたい方は、ぜひスピーカー機能付きのアイテムを選びましょう。

お風呂でスマホを水没させた時の正しい対処法

お風呂でスマホを水没させた時の正しい対処法

お風呂でスマホを使っていてうっかりと落としてしまう事故は少なくありません。

もしも水没させてしまったら、落ち着いて適切な対処をすることが大切です。

ここでは、スマホを水没させた際の正しい対処法を解説します。

まずは電源を切る

スマホを水没させてしまったら、すぐに電源を切りましょう。

スマホの内部に水分が入った状態で使用し続けると、基盤が故障してしまうリスクが上がります。

画面が通常通りに表示されていたとしても、内部で見えないダメージが広がっている可能性があるので、すぐに電源をオフにすることが大切です。

充電中の場合は、速やかにケーブルを抜きましょう。

すぐに水気を拭き取る

電源をオフにしたら、次はスマホに付いている水分を拭き取りましょう。

タオルなど柔らかい素材でスマホ全体を包むようにして水分を拭き取ります。

充電口、スピーカー部分などから内部に水分が入りやすいので、その部分は特に丁寧に拭き取ることが大切です。

ただし、綿棒などの棒状のもので奥まで突っ込んで拭くと内部に水分やほこりを押し込む可能性があるので避けましょう。

あくまで優しく拭き取ることが大切です。

ケースやアクセサリなどを外す

スマホ本体を乾かすためには、外付けのケースやアクセサリ類を外すことが大切です。

特に、スマホケースや保護フィルムなどは湿気を閉じ込めてしまう可能性があるので注意しましょう。

スマホをケースから外したら、もう一度タオルで優しく水分を拭き取ると安心です。

自然乾燥させる

スマホをしっかりと乾燥させるために、風通しの良い室内で自然乾燥させましょう。

内部までしっかりと乾燥させるには、1~2日程度の時間がかかります。

乾かしている間にスマホの動作確認をしたいという理由で電源を入れる人がいますが、内部が乾いていない時に電源を入れると故障するリスクがあるので控えましょう。

また、スマホは高温が苦手なので直射日光が当たる場所に置いておかないことも大切です。

【注意】ドライヤー・冷蔵庫で乾かさない!

早く乾かしたいからといってドライヤーを使おうと考える方がいますが、これは非常に危険です。

高温の風がスマホ内部に入り基盤にダメージを与える可能性があります。

また、冷蔵庫や冷凍庫に入れて乾かそうとする方もいますが、それも非常に危険です。

急激な温度変化によりスマホ内に結露が発生し、さらなる水没状態を招く可能性があります。

スマホを乾燥させるときは、「自然乾燥」が基本です。

専門業者で早めに修理依頼をしよう

専門業者で早めに修理依頼をしよう

スマホを水没させてしまった場合、自力での応急処置には限界があります。

特に、電源が入らない、画面が表示されない、タッチ操作ができない、などの異常がある場合は早めに専門の修理業者に相談しましょう。

水没が原因の故障は時間が経つほど悪化しやすく、放置すれば大切なデータが消えてしまう可能性もあります。

スマホを水没させてしまったら、できるだけ早く専門業者による修理を受けることをおすすめします。

修理業者に依頼すべき目安は?

お風呂でスマホを使っていると、水没や水濡れなどが原因で故障してしまうことがあります。

スマホが故障したら、自分で直すのは難しいのでプロによる修理を受けましょう。

ここでは修理業者に依頼する目安となる症状を紹介します。

電源が入らない

スマホを水没させた時に最も多く見られる症状の一つが「電源が入らない」トラブルです。

スマホ内部に水が入ると、基盤やバッテリーがダメージを受け、ショートや故障を引き起こす可能性があります。

濡れている状態で無理に電源を入れると、さらに状態が悪化し、大切なデータが消失してしまう可能性があるので、早めに修理業者による修理を受けましょう。

画面にシミ・にじみがある

スマホを水没させた後に、画面にシミやにじみが現れるというトラブルもよく起こります。

これは、水分がディスプレイの内部に入ってしまったことによって起こる症状です。

この状態を放置すると、シミやにじみが広がり、画面が見づらくなったり、タッチ操作に支障が出たりする可能性があります。

ディスプレイの交換が必要になることが多いので、シミやにじみを見つけたら早めに専門業者に修理を依頼しましょう。

タッチ操作ができない

スマホを水没させた後に、画面をタップしても反応しない、スワイプが効かない、などのタッチ操作トラブルが起こることがあります。

これは水分がスマホ内部やディスプレイの内部に入り込んだことが原因であることが多いです。

無理に操作を続けるとセンサーが故障し、状態が悪化する可能性があるので、早めに修理業者による修理を受けましょう。

充電がうまくできない

スマホを水没させた後に、充電ができない、充電が途中で止まるなどのトラブルが発生することがあります。

これは充電ポートやバッテリーが水によってダメージを受けることが原因で起こることが多いです。

自然乾燥させても症状が改善しない場合は、バッテリー交換や内部清掃、コネクタ交換などが必要になることが多いので、早めに修理業者に依頼しましょう。

カメラやスピーカー機能が使えない

スマホの水没によってカメラやスピーカーが正常に使えなくなるケースがあります。

カメラに水分が入るとレンズが曇る、ピントが合わない、シミが写り込むなどの症状が現れることが多いです。

スピーカーに水分が入ると、音がこもる、音が出ない、ノイズが入るなどの症状が現れることがあります。

これらの症状は放っておいても直ることはほぼないので、修理を依頼しましょう。

スマホはどこで修理できる?

スマホはどこで修理できる?

スマホが故障してしまったらどこで修理をすればよいか迷ってしまう人も多いでしょう。

そこで、ここではスマホ修理の依頼先を3つ紹介します。

メーカー

メーカーとは、スマホ本体を製造・販売している会社のことで、Apple、Samsung、Googleなどです。

純正部品を使用して修理するため、安心して修理を依頼することができます。

保証期間であれば無償で修理を受けられることもあります。

ただし、修理に時間がかかる、データが初期化されることが多い、などの注意点も知っておきましょう。

キャリアショップ

キャリアショップとは、docomo、au、SoftBankなどの携帯ショップのことです。

補償サービスに加入している場合、安い費用で修理を受けられることがあります。

ただし、修理に時間がかかり、初期化が必要なことが多いので、事前にバックアップしておきましょう。

街のスマホ修理業者

ショッピングモールや駅前などにある街のスマホ修理店です。

価格も比較的安いところが多く、修理時間も短いという特徴があります。

修理の際にデータを消さない店舗も多いので、データを消したくない、初期化したくないという方は街のスマホ修理店がおすすめです。

ただし、店舗によって技術力や部品の品質に差があるため、口コミや評判をしっかり確認して信頼できる業者を選ぶことが大切です。

信頼できるスマホ修理業者の選び方

信頼できるスマホ修理業者の選び方

大切なスマホの修理を依頼する際は、信頼できる業者を選ぶことが大切です。

業者選びで失敗すると、修理後すぐに不具合が発生したり、大切なデータを失ったりしてしまうリスクがあります。

ここでは、信頼できるスマホ修理業者を選ぶポイントを紹介します。

過去の実績や評判、口コミをチェックする

修理業者を選ぶ際は、インタネットやSNSで口コミやレビューをチェックしましょう。

実際にその店舗を利用した方の口コミや意見は大変参考になります。

また、修理実績が多い業者は多くの人に選ばれてきた証であり、技術力が高いことが多いです。

公式サイトや比較サイト、SNSなどで情報を集めましょう。

明細書が明確かどうか

信頼できる業者は見積書の書き方が丁寧で明確です。

一方で、「○○一式」のようにざっくりとした表現が多い場合、後から追加料金が発生することがあります。

修理を依頼する際は見積書に作業内容や部品代が具体的に記載されているか確認し、追加料金の有無についても確認しておきましょう。

データを残したまま修理できるか

メーカーショップやキャリアショップでの修理では、初期化されることが多いですが、街の修理店ではデータを消さずに修理できる場合があります。

大切な写真、動画、連絡先などのデータが消えるのを避けたい場合は、データを消さずに修理をしてくれる業者に依頼しましょう。

保証制度があるか

修理後に万が一トラブルが発生した時のために、保証が付いている業者を選びましょう。

スマホ修理は精密な作業なので、修理後に不具合が発生したり、新たなトラブルが起こったりすることもあります。

そんな時でも、保証があれば一定期間内無料で再修理してもらえることも多いです。

保証制度が整っている業者は修理技術に自身がある傾向があるので、信頼して任せることができます。

まとめ

最近はお風呂でスマホを使う人が増えていますが、スマホは水に弱く故障のリスクが高い精密機器です。

どうしてもお風呂でスマホを使いたい場合は、防水ケースやスタンドなどの専用グッズを活用し、長時間の使用は避けましょう。

グッズ選びでは防水性能や操作性に注目することが大切です。

また、万が一水没させてしまった場合は、自己判断で電源を入れず、正しい対処を行ったうえで、信頼できる修理業者に相談しましょう。

よくあるご質問

スマホをお風呂で使うのは大丈夫ですか?
お風呂でのスマホ使用は、感電・故障のリスクが伴うため避けるのが無難です。たとえ防水仕様のスマホでも、充電しながら湯舟に落とした場合や濡れた状態で触ると、感電の危険があります。
防水スマホの防水性能(IP等級)はお風呂で通用するの?
IPX7・IPX8などの防水等級は、常温の真水での試験結果に基づいており、熱いお湯や湿気が多い環境には対応していません。さらに使用や経年で防水性能は低下するため、過信は禁物です。
万が一、水没してしまったらどう対処すればいい?
次のステップで対処しましょう。
  1. 電源をすぐ切る(充電しないこと)
  2. SIMカード/SDカードを取り出す
  3. 日陰で風通し良く乾燥させる(*天日干しや熱風は避ける)
  4. 乾燥後に起動できたらすぐにバックアップを取る
  5. 早めに専門の修理店へ持ち込む(腐食の進行を抑えるため)

この記事の監修者

出張スマホ修理会社の株式会社GOREPAIR代表「森井」

株式会社GO REPAIR 代表 森井優介

5年以上スマホ修理業界に従事する中で、スマホのプロが日本全国誰の近くにもいる社会を作りたいと考え、ゴーリペアを設立。
さらにスマートフォンのプロをより身近に増やすことで、修理はもちろんのこと「もっと快適に使えるように」「大きなトラブルにならないように」したいという想いから、スマホ修理資格の確立したスマホリペアアカデミーの代表も兼務しており、スマホ修理業界をけん引している。