コラム
Column
iPadのバッテリーが膨張する原因とは?膨張のリスクや修理方法について
コラム
Column
iPadを長く使っていて、本体が膨らんできたり、バッテリーの減りが異常に早いといった経験をしたことはありませんか。
バッテリーが膨張する問題は、デバイスの機能に重大な影響を与えるだけでなく、安全性にも関わる問題です。
この記事では、iPadのバッテリーが膨張する原因、膨張によるリスク、そして修理方法について詳しく解説します。
Contents
iPadに搭載されているリチウムイオンバッテリーは、軽量で長寿命が特徴のため、多くのモバイルデバイスで使用されています。
しかし、このバッテリーも劣化することは避けられず、長期間使用するうちに性能が低下していきます。
特に、バッテリーの劣化が進行すると、膨張するリスクが高まります。
以下に、バッテリーの劣化を引き起こす原因を紹介します。
バッテリーは充電と放電を繰り返すたびに少しずつ劣化していきます。
この劣化が進むと、バッテリー内部の化学物質がガスを発生させ、これが蓄積することでバッテリーが膨張します。
過充電(充電が100%を超える状態)や過放電(バッテリーが0%になる状態)は、リチウムイオンバッテリーにとって特にダメージが大きく、これが原因でバッテリーの膨張が引き起こされることがあります。
過充電はバッテリー内部の化学反応を活性化させ、膨張リスクを高める一方、過放電はバッテリーの構造を損傷させるため、結果的にガスの発生につながります。
バッテリーの充電は、適切な温度環境で行うことが重要です。
極端に高温や低温の環境で充電を行うと、バッテリーに負荷がかかり、内部の化学反応が異常に進行することで、膨張するリスクが増します。
特に高温環境での充電は、バッテリーが急速に劣化する原因となるため注意が必要です。
iPadのバッテリーが膨張している場合、いくつかの物理的および機能的なサインが現れます。
これらのサインに気づいたら、速やかに対処することが重要です。
以下で、iPadのバッテリー膨張の具体的なサインについて詳しく説明します。
最も明らかで目に見えるサインは、iPadの画面や背面が浮いていることです。
リチウムイオンバッテリーが膨張すると、その圧力でiPadの内部スペースが押し広げられます。
これにより、通常は密閉されているべき画面や背面パネルが外側に押し出され、デバイスが歪んでしまうことがあります。
これを放置すると、さらに膨張が進み、内部の電子部品や接続が損傷を受ける可能性があります。
バッテリーが膨張している場合、iPadのバッテリー性能に異常が現れることが多いです。
通常の使用にもかかわらず、バッテリーの減りが異常に速くなったり、充電が完了しない場合、バッテリーが劣化して膨張している可能性があります。
このような症状は、バッテリー内部の化学反応が正常に機能していないことを示しており、早急に修理や交換が必要です。
通常、iPadの画面が割れるのは物理的な衝撃が原因ですが、バッテリー膨張が進行すると、内部からの圧力が原因で画面が割れることがあります。
このような内部からの圧力による画面割れは、バッテリー膨張がかなり進んでいることを示す深刻なサインです。
画面割れが外部からの衝撃でない場合、バッテリーの状態を疑い、すぐにデバイスを使用中止し、修理に出す必要があります。
iPadのバッテリーが膨張した場合、即座に使えなくなることは少ないですが、そのまま放置すると深刻な故障や事故につながる恐れがあり危険です。
バッテリー膨張のまま放置すると以下のようなリスクがあります。
バッテリーが膨張すると、iPad内部に圧力がかかり、画面やその他の内部基盤などにダメージを与える可能性があります。
これにより、画面の浮きやタッチパネルの不具合、内部回路の破損などが生じることがあります。
バッテリーの膨張は、内部の化学反応が異常に進行している兆候でもあり、これを放置すると発火や爆発のリスクが高まります。
リチウムイオンバッテリーは非常にエネルギー密度が高いため、このような事態が発生すると非常に危険です。
実際過去にも膨張したバッテリーが発火し、火傷などの事故になった事例が報告されており、十分な注意が必要です。
バッテリーの膨張が進行すると、バッテリー自体が破損して電源が入らなくなることがあります。
また、バッテリーが原因で内部の回路にダメージが及び、修理不能な状態になることも考えられます。
この状態まで進行すると、本体そのものの買い替えが必要になるため高額な費用がかかる恐れがあります。
バッテリーは使用すればするほど劣化していくため、経年劣化が発生するのは避けられませんが、日頃の使い方を意識することで多少長持ちさせることができます。
以下のようなことを意識すると良いでしょう。
iPadのバッテリー寿命を長持ちさせ、膨張を防ぐためには、適切な充電時間を守ることが重要です。
通常はバッテリーが100%に達したら充電コードを抜くなどして充電を止めるのが理想です。
iPadは充電が完了した後は自動的にバッテリーの状態を管理してくれる機能がついていますが、念のため必要以上に充電を続けることは避けましょう。
さらに、iPadの場合は「ナイトモード」や「最適化されたバッテリー充電」機能を活用するとバッテリーの長持ちにつながるのでおすすめです。
iPadのバッテリーは温度に非常に敏感なので、高温や多湿な環境での使用はバッテリー膨張を引き起こす要因となります。
特に直射日光の当たる場所や、夏場の車内など高温環境に置くと、バッテリーが過熱し、内部の化学反応が進みやすくなります。
なるべくデバイスを0℃〜35℃の適正温度に保ち、バッテリーに負荷がかからないようにしましょう。
バッテリーが膨張してしまっても、定期的に点検する癖をつけておけば早期に発見でき、本体の故障などの致命的な事態を防ぐことにつながります。
そのため、日常的に設定機能にある「バッテリーの状態」でバッテリーの劣化状況をチェックしたり、バッテリーの膨張により画面が浮き上がっていないか、背面が変形していないかなどを触って確かめたりなど、定期的な点検を行うと良いでしょう。
iPadのバッテリーが膨張した場合、早急な対処が必要です。
以下でどのような修理方法があるかを解説します。
Appleは公式に修理サービスを提供しており、バッテリーの交換が必要な場合、正規の部品を使用して修理を行ってくれます。
修理に出したい場合はApple Storeに直接持ち込むか、オンラインで修理を申し込むことで対応が可能です。
保証期間内であれば無償修理が適用されることもありますが、修理費用が修理業者に頼む場合などよりも高額になることが多い点は注意しておきましょう。
ソフトバンク、docomo、auなど、iPadを契約しているキャリアに相談することも一つの方法です。
多くのキャリアは、端末の修理サービスを提供しており、バッテリー膨張に対応したプランも存在します。
契約キャリアに相談したい場合は、自分の契約プランの中に修理プログラムや保険プランに加入しているか確認すると良いでしょう。
スマホ修理業者は料金の安さや対応の速さが魅力です。
正規店よりも安い料金設定の場合が多く、即日修理対応の店もあります。
修理業者と一言で言っても非常に多くの業者が存在します。
そのため、どこに依頼するか迷った際には「スマホレスキューゴーリペア」がおすすめです。
スマホレスキューゴーリペアは24時間対応で出張修理にも対応しています。
また、10000台以上の修理実績があるためバッテリー膨張以外の故障にも柔軟に対応可能です。
iPadのバッテリーが膨張する原因、膨張によるリスク、そして修理方法について解説しました。
iPadのバッテリー膨張は、デバイスに対する深刻なリスクを伴う問題です。
膨張を放置すると、他のパーツに悪影響を与えたり、発火の危険性が高まったりするリスクがあり、避けるためには、バッテリーの膨張を予防する方法を実践することが重要です。
また、膨張が発生した場合は、正規店や信頼できる修理業者に早急に修理を依頼しましょう。
どの修理業者にするか迷った際は多くの実績と信頼を誇るスマホレスキューゴーリペアにぜひご相談ください。
株式会社GO REPAIR 代表 森井優介
5年以上スマホ修理業界に従事する中で、スマホのプロが日本全国誰の近くにもいる社会を作りたいと考え、ゴーリペア設立。
さらにスマートフォンのプロをより身近に増やすことで、修理はもちろんのこと「もっと快適に使えるように」「大きなトラブルにならないように」したいという想いから、スマホ修理資格の確立したGOリペア協会の代表も兼務しており、スマホ修理業界をけん引している。