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iPadが曲がる?曲がってしまう原因や対処法・修理費用について

iPadが曲がる?曲がってしまう原因や対処法・修理費用について

「iPadが曲がってしまうのは何が原因なの?」

「曲がったiPadを修理する際の費用が知りたい」

せっかく購入したiPadでも、フレームが曲がると使いにくくなるだけでなく、さまざまな不具合の原因にもなってしまうでしょう。

特にiPad Proのような薄型モデルは、曲がりやすいという特徴があります。

この記事では、iPadが曲がってしまう原因や修理方法、修理費用について詳しく解説します。

iPadが曲がってしまい困っている方は、ぜひ参考にしてみてください。

iPadが曲がってしまう原因

iPadが曲がってしまう原因は主に以下の2つです。

  • 画面が大きい
  • 本体が薄い

それぞれの原因について詳しく見ていきましょう。

画面が大きい

iPad本体は広い画面サイズを持つことから、スマートフォンと比較して物理的な表面積が大きく、外部からの力に対して弱い構造になっています。

そのため、カバンやバッグに強引に押し込むような状況では、過度な圧力が加わることでフレームが変形するリスクが高まります。

例えば、13インチのiPad ProやiPad Airなど大画面のタイプは、特に曲がりやすいでしょう。

大きな画面は使いやすさの反面、構造的に強度が低下するというデメリットがあることを理解する必要があります。

本体が薄い

年々進化するiPadの薄型設計は、持ち運びの利便性や洗練された外観の実現につながっていますが、同時に物理的な弱さも生み出しています。

とくに、M4チップで13インチのiPad Proは、わずか5.1mmという驚異的な薄さを誇りますが、この極薄な設計が耐久性と引き換えになっている点は否めません。

日常的な使用シーンでも、カバンの中で重い教科書に挟まれたり、椅子に置き忘れて座ってしまったりといった何気ない状況で、ボディが思わぬ変形を起こす場合もあります。

薄いiPadを使用する際は、適切な保護対策が不可欠です。

【参考】iPadのモデル(Apple)

iPadが曲がった場合の修理方法と修理費用

iPadが曲がった場合の修理方法と修理費用

iPadが曲がってしまった場合の修理方法には、以下3つの選択肢があります。

  • Appleの正規修理サービス
  • 修理業者
  • 自分自身で修理

Appleの正規修理サービス

Appleの正規修理サービスを利用する場合、AppleCare+に加入していれば修理費用は大幅に抑えられます。

M4チップで13インチのiPad Proを修理に出す場合、AppleCare+に加入していなければ、修理費用の見積額は172,800円ですが、加入していれば12,900円で修理が可能です。

【参考】Apple iPadの修理サービス

正規サービスでの修理は、専門的な技術と純正パーツを使用して修理される点がメリットです。

しかし、保証がない場合や保証の対象外となる場合は修理費用が高額になるため注意しましょう。

修理業者

スマートフォンの修理専門業者に依頼する場合、正規の修理サービスよりも安価に修理できることが多いでしょう。

修理業者に依頼した場合、10,000円前後で受け付けている場所が多いようですが、パーツの品質や技術力は業者によって異なるため、業者を選択する際には注意が必要です。

業者を選ぶ際は、評判や口コミを確認することで、信頼性の高い修理業者を見つけられるでしょう。

ただし、正規店以外でiPadを修理した場合、今後Appleの保証やサポートを受けられなくなる恐れがあるため注意してください。

自分自身で修理

iPadの曲がり修理には専門的な技術を要するため、自分自身での修理は難しい場合が多いでしょう。

iPadの曲がりを自分で修理する場合、必要な費用は工具代だけとなるため、正規店や修理専門業者に依頼するよりも大幅に費用を削減できます。

ただし、iPadは精密な電子機器であるため、曲がったフレームを矯正する際に均一に力を加えなければ、ディスプレイや回路基板に致命的なダメージを与えかねません。

さらに、修理に失敗して状態が悪化した場合、最終的な修理費用が当初よりも高額になる恐れがあります。

電子工作やデバイス修理の経験が豊富な方以外は、専門家へ依頼することをおすすめします。

iPadが曲がらないようにする方法

iPadが曲がらないようにする方法

iPadの曲がりを予防するために、以下の方法を試してみましょう。

  • ケースやカバーをつける
  • バッグに入れる位置を工夫する

ケースやカバーをつける

iPadの曲がりを防ぐためには、ケースやカバーの使用が効果的です。

iPad Proのような薄型モデルの場合、耐衝撃性が強いケースを選ぶことで、落下や圧力から本体が守られるため、フレームが曲がるリスクを大幅に抑えられるでしょう。

また、持ち運ぶ機会が多い人には手帳型のケースがおすすめです。

手帳型は背面だけでなく画面側も保護できるため、画面が汚れたり傷ついたりすることを防止できます。

さらに、側面をカバーできるタイプも販売されているため、iPadの全面を保護したい場合は購入を検討してみてください。

バッグに入れる位置を工夫する

カバンやリュックの中でiPadの配置を工夫するだけで、iPadが曲がるリスクを大幅に軽減できます。

リュックの中で、重い教科書や水筒など重量物の下にiPadを配置すると、歩行時の揺れや外部からの圧力が集中してしまい、デバイスが徐々に変形する恐れがあります。

そのため、リュックに収納する際はiPadを背中側に近い位置で縦に収納することで、均等に圧力を分散させるようにしましょう。

また、iPadの周囲にセーターやタオルなどの柔らかい衣類を配置することで、急な衝撃や圧力からデバイスを守ることが可能です。

さらに、リュックやカバンを選ぶ際は、ノートPC用の仕切りやタブレット専用ポケットが備わったタイプを選ぶことで、iPadを安定した状態で固定できます。

通勤や通学で毎日iPadを持ち歩く方は、バッグ内での配置を意識することで、デバイスの寿命を大幅に延ばせるでしょう。

まとめ

ここまでiPadが曲がってしまう原因や、曲がった場合の修理方法・修理費用、iPadが曲がらないようにする方法について解説しました。

iPadが曲がる原因としては、大きな画面サイズと薄型設計があげられます。

修理方法としては、Appleの正規修理サービスや修理専門業者への依頼、自己修理の選択肢があります。

iPadの曲がりを予防するためには、耐衝撃性の高いケースを使用して、バッグに入れる際の位置や収納方法を工夫することが効果的です。

適切なケアと予防策を講じることで、大切なiPadを長く安全に使用できるようにしましょう。

この記事の監修者

出張スマホ修理会社の株式会社GOREPAIR代表「森井」

株式会社GO REPAIR 代表 森井優介

5年以上スマホ修理業界に従事する中で、スマホのプロが日本全国誰の近くにもいる社会を作りたいと考え、ゴーリペアを設立。
さらにスマートフォンのプロをより身近に増やすことで、修理はもちろんのこと「もっと快適に使えるように」「大きなトラブルにならないように」したいという想いから、スマホ修理資格の確立したGOリペア協会の代表も兼務しており、スマホ修理業界をけん引している。