iPhoneがSIMを読み込まない時の対処法とは？反応しない原因について

iPhoneを使っている人の多くは「SIMを読み込まない」というトラブルを経験したことがあるのではないでしょうか。

意外と多いトラブルの割に、解決策があまり知られていないため悩んでいる方が多いです。

そこで、ここではSIMカードで起こるトラブルの原因や対処法を具体的に紹介します。

まさしく今このトラブルに直面している人は、落ち着いて一つずつ対処法を試してみてください。

SIMって何？

モバイル端末(スマートフォンやタブレットなど)で通話やモバイルデータ通信をするために必要なICカードです。

モバイル端末の基本的な情報が入っています。

どんな情報が入っている？

• 電話番号
• 識別番号
• メールアドレス(大手キャリアの場合)　

など

SIMのあり・なしでできることが異なる

モバイル端末はSIMなしでも使用することができますが、できることが異なります。

以下でSIMがある場合にできること、ない場合にできることを表にまとめてみます。

SIMがある場合にできること	SIMがない場合にできること
・モバイルデータ通信 ・電話回線を使用した電話 ・Wi-Fi接続 ・SMS ・アプリ	・Wi-Fi接続 ・アプリ

SIMが正常に読み込めない原因

それまで普通にiPhoneを使用していたのにいきなり「SIMを読み込まない」という表示が出ることがありますが、その原因はさまざまです。

• SIMカードの接触不良
• SIMカード本体の破損・故障
• 読み込み時の不具合
• アップデート不足
• 本体の故障

この他にもさまざまな原因で読み込み不良が起こります。

読み込み不良が起こった時は、これから紹介する対処法を試してみてください。

SIMが正常に読み込めない時の対処法

ここでは正常に読み込みができない時の対処法を紹介します。

機内モードを試してみる

読み込みトラブルが起こった時は、まず「機内モード」を付けたり消したりしてみましょう。

iPhoneにはこのモードを消す際にSIMを再読み込みするという機能が付いているため、不具合が解消されることがあります。

＜方法＞

1. 「設定」をタップする
2. 「機内モード」をタップしてONにする(飛行機マークが点灯)
3. 20秒ほどしてからもう一度「機内モード」をタップしてOFFにする

再起動する

再起動することによってもう一度カードを読み込み直すため、不具合が解消する場合があります。

スマートフォンで何らかのトラブルが起こった際には、まず再起動してみるということを覚えておきましょう。

＜方法＞

1. 音量を上げるボタンを押してすぐに離す
2. 音量を下げるボタンを押してすぐに離す
3. サイドボタンを長押しする
4. 画面が変わったらサイドボタンを離す
5. 電源が付いたらSIM1を正常に読み込んでいるか確認する

iOSのアップデートをする

iPhoneはiOSのバージョンが古いといろいろなトラブルを引き起こす原因となります。

SIMの読み込み不良もその一つです。

上で紹介した二つの方法を試してみてもうまくいかない場合は、最新のバージョンにアップデートされているか確認し、古いiOSの場合はアップデートしましょう。

＜方法＞

1. 「設定」をタップする
2. 「一般」をタップする
3. 「ソフトウェア・アップデート」をタップする
4. 最新の状態でない場合はアップデートする
5. SIMが正常に読み込まれているか確認する

設定のアップデートをする

アップデートはiOSだけではなくキャリア設定でも行います。

キャリア設定のアップレートとは、スマートフォンキャリア(ドコモ・au・ソフトバンク)による機能の追加やネットワーク向上のために行うアップデートのことです。

このアップデートをすることによってネットワークが改善し、不具合が解消することがあります。

＜方法＞

1. 「設定」をタップする
2. 「一般」をタップする
3. 「情報」をタップする
4. アップデートする
5. SIMが正常に読み込みできるか確認する

一度SIMを抜いてまた入れる

上で紹介した方法を試しても不具合が解消されない場合は、SIMカードを抜いて再度入れてみましょう。

接触不良が原因で不具合が起こっている場合は、この動作で解決することがあります。

トレーはどうやって開ける？

SIMが入っているトレーは無理矢理こじ開けると故障してしまう可能性があるので注意しましょう。

ここでは、正しいトレーの開け方を紹介します。

＜トレーの開け方＞

1. SIMが入っているトレー(サイドボタンの近くにある)の小さな穴にペーパークリップの端、もしくはトレーを開ける用の道具を差し込む
2. トレーが出てくる

※強い力でトレーの穴を押すと故障する原因となるので、程よい力で押すようにしましょう。

どうしても読み込みができない時は修理店へ

上記の方法を試しても不具合が解消されない場合は、本体やSIMカードが故障している可能性が高いです。

本体の不具合の場合は、自分で解決することができないので、修理店に修理を依頼しましょう。

iPhoneはどこで修理できる？

iPhoneを修理に出したい場合は、どこに依頼すればよいでしょうか。

ここではiPhoneの修理ができるところを紹介します。

＜修理できる店舗＞

• Apple store
• キャリアショップ・家電量販店
• スマホ修理店
• スマホ出張修理店

それぞれの店舗の特徴を紹介します。

Apple store

Apple storeはiPhoneの正規店です。

iPhoneやタブレットの購入だけでなく修理も依頼することができます。

保証サービスに加入している場合は、お得に修理を受けることができるのでApple storeでの修理がおすすめです。

ただし、Apple storeで修理する場合は、以下のようなデメリットがあることを知っておきましょう。

• 修理に予約が必要なことが多い(つまり、修理に時間がかかる)
• 修理の際に初期化される(つまり、データが消える)

キャリアショップ・家電量販店

Appleからの許可がある正規代理店でもApple store同様の修理サービスを受けることができます。

＜正規代理店＞

• 大手キャリア(ドコモ・au・ソフトバンク)
• 家電量販店
• カメラのキタムラ

などApple storeが遠くて修理依頼ができないという方は近くにある正規代理店で修理を受けましょう。

スマホ修理店

街のスマホ修理店でもiPhoneの修理が可能です。

ショッピングモールや駅前など交通の便が良いところにあることが多いので、忙しい方に向いています。

スマホ出張修理店

スマホ出張修理店とは、指定のところまで車で来て車内ですぐにスマホを修理してくれる出張型の店舗のことです。

夜中や朝方など他の店舗が開いていない時間にも対応している場合が多いので、すぐに修理したい、忙しくて昼間修理に持っていけないという人に向いています。

まとめ

iPhoneでSIＭを読み込まないという不具合は意外と多いトラブルです。

しかしその原因はさまざまなので、まずは原因を探って適切な対処を行いましょう。

あらゆる方法を試しても不具合が解消しない場合は、本体が故障している可能性が高いので修理店で修理をするのがおすすめです。

最近は夜中や朝方で修理を依頼できる出張修理店もあるので、とにかくすぐにiPhoneを使えるようにしたいという方は出張修理店に依頼してみましょう。