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iPhoneはどの程度の傷まで下取りに出せる?できるだけ高く売る方法について
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「iPhoneを下取りに出したいけど、画面に傷があるから査定額が下がってしまうかな…」
「修理して出した方がいいのかな?」
傷のあるiPhoneでも下取りは可能ですが、状態や下取り先によって査定額が大きく変わってくるため、どこに出すのがベストなのか迷う方も多いでしょう。
そこでこの記事では、下取りに出せる傷のレベルや下取りサービスの利用手順、高く売るためのコツについて詳しく解説します。
iPhoneの下取りを検討中の方は、ぜひ参考にしてみてください。
Contents
iPhoneの状態によって下取りの可否は大きく変わってきます。
ここでは以下の3つのケースについて詳しく解説します。
通常の使用で付く程度の傷であれば、ほとんどの場合で下取り対象となります。
以下のような傷は、通常の使用による劣化として許容される場合が多いです。
ただし、下取り先によって査定基準は異なっているため注意が必要です。
たとえばauの場合、指の腹を当てて引っかかりがある傷は、画面割れと判断されます。
楽天モバイルの場合は、画像とともに詳細な査定基準が設けられています。
液晶の傷に深さがあったり、複数箇所に傷ができている場合は、「良品」よりランクがひとつ下の「画面損傷品」と判断されるのです。
画面が割れている場合、大幅な減額対象となりますが、多くのキャリアショップでは下取り可能です。
ただし、割れの中でも画面の表示に影響があるほどの割れであったり、背面やカメラが割れていたりすると、「機能不良品」と判断される場合もあります。
例えばdocomoの場合、筐体の破損は「機能不良品」として扱われます。
楽天モバイルだと、背面ガラスの割れやカメラレンズの傷・割れは、「画面損傷品」よりもランクがひとつ下である「外装損傷・機能不全品」として扱われるのです。
Appleの場合は、画面割れがあると基本的に100円程度での買取か、下取り不可となってしまいます。
以下のような状態の場合は、ほとんどの下取り先で対象外となります。
これらの状態は、端末としての基本機能に関係する部分のため、厳しく審査されます。
ただし、例外としてdocomoの場合は、電源が入らなくても「機能不良品」として扱われるため、下取りの際に金額がつく可能性もあります。
ここからは、Appleの公式サイトを利用して、下取りサービスを利用する方法について解説します。
手順は以下の3ステップです。
申込み方法は、新しいiPhoneを同時に購入するかどうかで2通りに分かれます。
新しいiPhoneを購入する場合、Apple Storeオンラインにて購入手続きを進めながら下取りの手続きをします。
トップページの「iPhone」をクリックし、購入したいシリーズの商品ページで、モデル・カラー・ストレージを選んでください。
「Trade In」と記載されている部分で「iPhoneのモデルを選ぶ」をタップし、下取り希望のiPhoneにおけるシリアル番号を入力しましょう。
シリアル番号は、自身のiPhone上で、「設定>一般>情報」の順にタップすることで調べられます。
iPhoneの状態を選択すると、下取り金額が表示されるので確認しましょう。
表示された下取り金額は、購入するiPhoneの価格から値引きされます。
その後、支払い方法・通信キャリア接続・AppleCare+を選択し、バッグに追加を押してください。
画面に沿って必要情報を入力し完了すると、確認メールが届き、下取りするiPhoneの集荷へと続きます。
新しいiPhoneを購入しない方は、Apple Trade Inから下取りの手続きを行ってください。
トップ画面をスクロールすると、「今お使いのデバイスを選択してください」という案内が出るので、「スマートフォン」を選択しましょう。
次の画面で「IMEI番号 / モデル番号 / シリアル番号」を入力する画面が表示されます。
どの項目でも検索可能なので、「設定>一般>情報」の順番でどれかひとつの番号を確認しましょう。
iPhoneのカラー・ストレージを選択し、製品についての質問に回答していくと、見積もり金額が表示されます。
金額に問題がない場合は続けるボタンを押し、その後も画面に沿って必要情報を入力することで、iPhoneの下取り手続きは完了です。
ただし、新しい製品を購入しない場合は、Appleのギフトカードが支払いの代わりとなるので注意しましょう。
下取りを行う前に、以下の準備を必ず行いましょう。
【参照】Apple公式サイト
不要になったiPhoneと別デバイスのペアリングはすべて解除しましょう。
ペアリングされたままだと、個人情報が端末に残ってしまいます。
ペアリングの解除は「設定>Bluetooth」から、自分のデバイスに表示された情報アイコンをタップし、「このデバイスの登録を解除」を押してください。
万が一データの転送に失敗しても大丈夫なように、必ずバックアップするようにしましょう。
iPhoneのバックアップはiCloudから行うことが可能です。
まず、iPhoneをWi-Fiに接続します。
その後、設定>画面上部のユーザー名>iCloud>iCloudバックアップと進み、「今すぐバックアップを作成」をタップします。
バックアップが終わるまでは、Wi-Fi接続を維持するよう注意してください。
【合わせて読みたい記事】
「iCloud・iTunes Store・App Store」からは必ずサインアウトするようにしましょう。
サインアウトしないと、第三者がデータを復元する恐れがあります。
「設定>画面上部のユーザー名>サインアウト」を押下し、Apple IDのパスワードを入力して「オフにする」をタップすることで完了です。
AppleCareプランを解約せずに下取りしてしまうと、使用していないプランにもかかわらず引き落としが続く恐れがあります。
サブスクリプションで契約している方は、「設定>サブスクリプション>AppleCareプラン>サブスクリプションをキャンセルする」という手順で解約可能です。
一括で支払い済みの方は、AppleCareプランの契約書を手元に準備した上で、Appleサポートへ問い合わせてください。
上記の手順がすべて完了したら、iPhoneの初期化とSIMカードの取り出しを行いましょう。
「設定>一般>転送またはデバイスをリセット>すべてのコンテンツと設定を消去」をタップすることで、初期化できます。
注意点として、デバイスを探すがオンの場合、初期化の際にApple IDとパスワードの入力を求められることがあります。
また、デバイスでeSIMを利用中の場合は、確認画面が表示されるので、デバイスと eSIM プロファイルを消去する選択肢を選ぶようにしましょう。
SIMカードは新しいiPhoneでも使用するので、外した後は大事に保管してください。
集荷のタイミングでiPhoneを引渡しましょう。
アクセサリは発送する必要がないので、使えなくなったもの以外は手元に残しておくことをおすすめします。
発送後の下取り状況はこちらから確認できます。
デバイスを発送済みの場合は、基本的にキャンセルはできませんが、申込みのときよりも低い額がメールで通知された場合のみキャンセルすることが可能です。
重度の損傷や機能不良で、下取りができなかった場合はどうすれば良いのでしょうか?
ここからは、下取りができない場合の対処法として以下の3つを紹介します。
AppleCare+やキャリアの補償サービスに加入している場合、修理や交換してから下取りに出すことで、より高額で売却できる可能性があります。
例えば、画面が割れたiPhone 15 Pro(256GB)をauで下取りに出す場合、売却価格は以下のようになります。
状況 | 売却金額(税込) |
---|---|
画面が割れたまま下取りに出した場合 | 下取り(画面割れ):25,300円 |
auの補償サービスを利用して画面修理した後に、下取りに出した場合 | 修理費用:-3,700円 下取り(良品):85,800円 差額:82,100円 |
auの補償サービスである「故障紛失サポート ワイド with AppleCare Services & iCloud+」は、月額1,980円かかるため、補償サービスに加入している期間によっては、そのまま下取りに出した方がお得な場合もあります。
メルカリやラクマなどのフリマアプリでも取引可能です。
ただし、以下の状態であると販売できません。
下取りで価格がつかなくても、買取サービスで価格がつく場合もあります。
下取りの場合、スマホを買い換えるタイミングでしか利用できないことがほとんどです。
買取の場合は新しいスマホを購入する必要もなく、現金で受け取れることが多いので、下取りにこだわらないのであれば、買取店に依頼することもひとつの手です。
ここからは、iPhoneを高く売るためにするべきことを3つ紹介します。
補償サービスの契約をしている場合は、修理をしてから売りに出すようにしましょう。
当然、中古のiPhoneはきれいであるほど減額されにくいです。
例えば、AppleCare+に加入している場合、画面や背面ガラスの損傷は税込3,700円で対応してもらえます。
【参照】Apple公式サイト
AppleCare+に加入していない場合は、その何倍もの金額がかかるので、使わない手はないでしょう。
画面の傷や割れなど比較的軽い症状の場合は、修理に出してから売ることをおすすめします。
買取してもらう場合、できるだけ買ったときの状態に近づけることで、査定額アップが期待できます。
買取の際に端末の初期化がされていないと、買い取ってもらえない恐れがあります。
プライバシーの観点からも、売り出す前に必ず初期化するようにしてください。
また買取の場合、外箱や取扱説明書、保証書などの付属品が揃っていると買取額が上がる可能性もあります。
購入時の箱や付属品は大切に保管しておくようにしましょう。
iPhoneは、タイミングによって査定額が大きく変動します。
iPhoneの買取価格は、発売直後が1番高く、時間が経つにつれて下がっていきます。
また、新モデルが発表されるとさらに価格が下がる傾向にあるのです。
iPhoneを売る適切な時期として、以下の3点を意識するといいでしょう。
新型iPhoneの発売時期は例年9月頃です。
その前後でキャリアが下取りキャンペーンを実施することも多いため、この時期を狙うと良いでしょう。
ここまで、iPhoneの下取りで許容される傷の程度や下取りサービスの利用手順、高く売るためのコツについて解説しました。
iPhoneの下取りは、傷があっても諦める必要はありません。
通常使用での傷なら下取り可能な場所が多く、下取りができなかった場合でも、買取サービスであれば値段がつくこともあります。
iPhoneは時間が経つにつれて価値が下がっていくので、下取りを検討中の方は早めに行動することをおすすめします。
株式会社GO REPAIR 代表 森井優介
5年以上スマホ修理業界に従事する中で、スマホのプロが日本全国誰の近くにもいる社会を作りたいと考え、ゴーリペア設立。
さらにスマートフォンのプロをより身近に増やすことで、修理はもちろんのこと「もっと快適に使えるように」「大きなトラブルにならないように」したいという想いから、スマホ修理資格の確立したGOリペア協会の代表も兼務しており、スマホ修理業界をけん引している。