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スマホの電源が急に落ちて使えない!原因と対処法を解説!

スマホの電源が急に落ちて使えない!原因と対処法を解説!

同じスマホを長期間利用していると、徐々に起動が重くなったり電源が頻繁に落ちるような症状に悩まされることがあります。

スマホの取り扱いに詳しい方では無い場合に、電源が落ちる理由が分からず「ウイルス感染したのか?」など不安になってしまう方も多いはずです。

ここではスマホの電源が急に落ちて使用できなくなった方のために、その原因や対処方法など解説します。

スマホの電源が急に落ちる原因とは

スマホの電源が急に落ちる原因には、さまざまな要因があります。

代表的な原因は以下のようになります。

スマホの容量不足

一般的にスマホの空き容量が、端末容量全体の10%以下になった場合に電源が落ちる現象が多く発生するようです。

スマホの容量が少なくなると、パフォーマンスの低下を加速させることになります。

その状態で自動的にアプリの更新やスマホのセキュリティ更新などが発生すると、容量不足で正常に更新できなくなりスマホが落ちる原因になるようです。

バッテリーの寿命や損傷

バッテリーは長期間使用することで徐々に劣化がはじまり、最終的には寿命を迎えます。

劣化した場合には、正常な電圧を基盤に供給することができなくなるので、電圧不足で電源が急に落ちることがあります。

また、バッテリーが衝撃などで損傷している場合なども正常に電力をスマホ基盤に供給しないので、スマホが作動せず電源が突然落ちたりすることを誘発します。

スマホが発熱している

スマホを長時間使用したり、複数のアプリなどを同時に何個も起動させている際にデータ処理過多になり本体が熱を持つことがあります。

スマホが熱を持つと、スマホのセーフティー機能が作動して本体のさまざまな機能を制限します。

セーフティー機能のひとつとしてスマホを再起動させる動作が挙げられます。

再起動によりスマホのリフレッシュが目的となりますが、状態によっては再起動が繰り返されることもあるので注意が必要です。

OSの更新エラーや更新の不具合

OSの更新途中で電源が落ち更新を中断した場合や、OSにセキュリティエラーやバグなどの不具合がある場合など、電源が急に落ちる現象が発生することもあります。

スマホのOSの更新には新たな機能の付与や、セキュリティ強化、バグの修正が含まれているので定期的な更新を怠ることで不具合を発生させます。

OSの更新を定期的に確認して、常に最新の状態にするとセキュリティ面でも安心なのでチェックしてみましょう。

アプリの相性が悪い

前述のようなOSのエラー以外にも、スマホにダウンロードされているアプリ同士の相性や、アプリの不具合によりスマホが再起動するケースなどもあります。

アプリの相性が悪いと、スマホが熱を持つ原因になったりメモリの使用過多を誘発させることになり、システムのデータ処理が間に合わない状態になり電源が落ちる現象が起きます。

スマホ端末の故障やSIMカードエラー

スマホ端末の電源周辺が破損している場合や、基盤が故障している場合などもスマホが落ちる要因として考えられます。

また、SIMカードが物理的に故障したり接触不良を起こしている場合などは、スマホが再起動するようにプログラムされているので急に電源が落ちる要因になります。

スマホの電源が急に落ちる症状の対処方法

スマホの電源が急に落ちる症状の対処方法

スマホの電源が急に落ちてしまう症状が多発した際には、どのような対処をすれば良いのか迷ってしまいます。

まずはご自身のスマホにどのような症状が発生しているか確認し、それぞれの状況により対処方法を考える必要があります。

スマホが異常な発熱をしている場合

スマホが異常な発熱をしている際には、まずはアプリなどを全て終了してスマホの使用を控え自然に温度が下がるまで待ちましょう。

入浴中や外気温が高い場所での使用も、発熱の原因になるので使用を控えてみるのも良いかもしれません。

また、冷却する際にスマホを冷蔵庫に入れたり、冷房の前にスマホを置くなどの対処をすると、本体内部に結露を発生させて基盤を水滴でショートさせる可能性があるので注意が必要です。

SIMの接触不良で再起動を繰り返しロゴループになる

スマホが再起動を繰り返し、ロゴが表示される状態が繰り返されるようならSIMカードの接触不良が考えられます。

SIMカードをセットする際に、指紋や汚れを付着させてしまった場合やカードそのものが変形している場合なども接触不良になり電源が急に落ちる症状が多発します。

再起動を繰り返すようであれば一度SIMカードを取り出して、読み取り面をキレイに拭いたり差し込み不良がないか確認すると良いでしょう。

スマホの容量不足を解消する

スマホの容量不足で電源が落ちることが要因のひとつになります。

つまり、不要なアプリや写真などのデータを定期的に削除することで容量を確保することができます。

本体に容量がない場合などでは、マイクロSDやクラウド上にデータを保存することで容量を確保することができます。

定期的に本体の容量を確認して、データの整理をすると良いでしょう。

劣化したバッテリーを交換する

スマホのバッテリーの最大容量が80%以下になってしまった場合や、電池の減りが異常に早くなった場合などは、バッテリーが劣化して交換の時期を迎えている症状です。

このような場合は、バッテリーを交換することで症状を改善することができます。

スマホの中にはバッテリーの交換ができないモデルもあるので、そのような端末を使用している場合には専門店に交換をお願いする必要があります。

スマホの症状が改善しない場合は?

スマホの症状が改善しない場合は?

対策を行っても症状が改善されない場合には、以下のような方法を検討しましょう。

スマホを初期化する

さまざま方法を試しても状況が改善されない場合には、スマホのシステムが損傷していることが考えられます。

システム損傷の破損ファイルが本体のシステム内に残留していると、それが原因でデータ処理不具合を発生させていることがあります。

このような場合には、一度スマホを初期化してシステムを再度導入し直すことで症状が改善されることがあります。

スマホの初期化は、本体のデータを全て購入時の状態にするので必要なデータも削除します。

大切なデータがある場合には、注意して初期化する必要があります。

スマホの機種変更を検討する

スマホは、一般的に寿命が4年〜5年とされています。

バッテリー自体も2年程度で劣化してくるので、バッテリーを交換したとしても不調が目立ってくることがあります。

また、古いOSだとアプリがサポート対象外になり対応できなく場合や、システムの動作が著しく遅くなる症状が発生します。

このような場合には、スマホの機種変更を検討するのが良いかもしれません。

スマホの修理を専門業者に依頼する

スマホには、写真や動画の他にも連絡先など大切なデータが沢山保存されています。

初期化すると全てのデータをリセットすることになるので、データを適切に移行して症状を改善したい場合には、スマホの修理専門業者に依頼するのも良いでしょう。

スマホの修理専門業者では電源が頻繁に落ちる症状などを、状況によっては当日すぐに修理してもらえることもあります。

また、出張サービスなどもあるので店舗までお時間が無いため足を運べない方などでも安心して依頼することができます。

まとめ

スマホの電源が急に落ちて使用できなくなる原因や、電源落ちが発生した際の対処方法などを解説しました。

スマホの電源が急に落ちる原因は、容量不足やアプリの相性の他にOSの更新エラーなどさまざまなケースがあります。

スマホ端末の故障以外は自分で対処できるものも多いので、前述の対処方法を参考にしてみてはいかがでしょうか。

どうしてもご自身で対応が困難な場合には、スマホ修理専門の業者に早めに相談や修理依頼を検討すると大きなトラブルを未然に防げるでしょう。

よくあるご質問

電源を入れてもまたすぐに落ちてしまいます。
一度スマホを放熱してみてください。 それ以外だと、メモリやソフトウェアの故障も疑われます。
スマホの寿命はどのくらいですか?
使い方にもよりますが、一般的に4年~5年程度です。

この記事の監修者

出張スマホ修理会社の株式会社GOREPAIR代表「森井」

株式会社GO REPAIR 代表 森井優介

5年以上スマホ修理業界に従事する中で、スマホのプロが日本全国誰の近くにもいる社会を作りたいと考え、ゴーリペア設立。
さらにスマートフォンのプロをより身近に増やすことで、修理はもちろんのこと「もっと快適に使えるように」「大きなトラブルにならないように」したいという想いから、スマホ修理資格の確立したGOリペア協会の代表も兼務しており、スマホ修理業界をけん引している。