iCloudでiPhoneのデータ移行を行う方法とは？バックアップの取り方や注意点について

新しいiPhoneを購入した際に、必ず発生するのがデータ移行前のiPhoneからのデータ移行です。

新しいiPhoneに、そのまま大切なデータを移行できるので非常に便利ですが、データ移行に失敗すると大切なデータを消失してしまう恐れがあります。

そこでここでは、iPhoneデータをiCloudに移行する方法や、データ移行する際の注意点を解説します。

iCloudを利用する前の事前準備

iCloudは、Apple公式のクラウドサービスで、オンラインストレージというものです。

サービスを利用するためには、Apple IDを使用して事前にアカウントの作成が必要です。

Appleの製品を使用する際には、基本的に初期設定を行う際にApple IDを取得する事ができます。

Apple IDを取得した後に、iCloudのアカウントを作成することでiCloudを利用できるようになります。

【参考】iCloud（Apple）

iPhoneのデータ移行をiCloudで行う方法

iPhoneのデータ移行をiCloudにて行う際には、まず「旧iPhone」でバックアップを行い「新iPhone」でバックアップしたデータを復元する必要があります。

旧iPhoneでバックアップを行う

旧iPhoneから移行するデータをバックアップする方法は「手動バックアップ」と「自動バックアップ」の２つの方法があります。

手動バックアップ

手動でのバックアップは、以下のような手順です。

1. iPhoneの「設定」をタップする
2. ユーザー名をタップする
3. 「iCloud」の項目をタップする
4. 「iCloudバックアップ」をタップする
5. 「iCloudバックアップ」をオンにした後に「今すぐバックアップを作成」をタップする
6. 「今すぐバックアップを作成」をタップ後に更新時間が表示されればバックアップ完了となる。

自動バックアップ

自動でのバックアップの場合も、途中までは手動と同様の手順です。

1. iPhoneの「設定」をタップする
2. ユーザー名をタップする
3. 「iCloud」の項目をタップする
4. 「iCloudバックアップ」をタップする
5. 「iCloudバックアップ」をオンにする
6. iPhoneが電源とWiFiに接続され、ロックされ、Wi-Fiに接続されている時に、毎日iCloudにiPhoneのバックアップが自動作成されます

新iPhoneでデータ復元

新たに購入した新iPhoneに、旧iPhoneのバックアップしたデータを復元するには以下のような方法を取ります。

1. 新iPhoneの初期設定をする
2. 初期設定を進める中で、「iCloudバックアップから復元」をタップする
3. AppleIDとパスワードを利用して、ご自身のiCloudにサインインし、バックアップの選択画面に沿って進めるとデータ移行が開始される

iPhoneデータをiCloudに移行する際の注意点

旧iPhoneから新iPhoneにデータ移行する際には、事前に気をつけておく必要がある点がいくつかあります。

iCloudに保存できるデータ容量には上限がある

iPhoneには、電話番号やメモの他にも多くの写真や動画、アプリデータなどが保存されています。

iCloudは１つのアカウントにつき5GBまで無料で利用する事ができますが、データ容量がオーバーした際には全てのデータを移行することができません。

iPhoneのデータが5GB以上の場合には、iCloudで別途月額料金を支払い保存できる容量を増やす必要があるので注意しましょう。

iCloudのストレージ料金

iCloudのストレージ容量	月額料金（税込）
5GBまで	無料
50GBまで	130円
200GBまで	400円
2TBまで	1,300円

一部のアプリではデータ移行とは別に引き継ぎをする必要がある

データ移行では、電話番号や写真、アプリデータなどを自動で移行することができます。

しかし、LINEやSuica、ゲームのアプリなどは個別に引き継ぎ作業をしないと引き継ぐことができないものもあります。

事前に引き継ぎ方法を確認してから、データ移行を開始する必要があります。

引き継ぎ手続きをしてからデータ移行しないと、正常に移行されないアプリもあるので注意しましょう。

iCloudへのデータ移行に失敗する

iCloudにデータを移行する際には、安定したデータ環境が必要になります。

通信速度が遅い場合や不安定なWi-Fi環境などでは、通信エラーが発生することがあるので、安定したWi-Fi環境であることを確認して前述の移行手順を行なう必要があります。

まとめ

iCloudでiPhoneのデータ移行を行う方法や、バックアップの取り方や注意点について解説しました。

iCloudを利用する際には、事前にApple IDの準備とiCloudのアカウントを作成しておく必要があります。

無料でiCloudを利用する場合には、移行できるデータ容量に上限があります。

多くのデータをiPhoneに保存している場合には、別途月額料金を支払ってデータ容量を増やすか、外部ストレージに保存しておく必要があります。

ご自身でiCloudへのデータ移行がうまくいかない場合などは、スマホの出張修理・相談専門の業者に依頼してみると安心です。