コラム
Column
ジョイコンの充電ができない原因とは?試したい対処方法や修理の方法について
コラム
Column
Nintendo Switchの操作に欠かせないジョイコン(Joy-Con)は、コンパクトで便利なコントローラーですが、ある日「充電できない」というトラブルに悩まされることがあります。
実はジョイコンが充電できない原因にはいくつかのパターンがあるので、簡単な対処法を試すだけで改善するケースも少なくありません。
そこで、ここではジョイコンが充電できない原因や自分でできる対処法、修理が必要な場合の修理先などを詳しく解説します。
ジョイコンの不具合でお困りの方は、ぜひ参考にしてみてください。
ジョイコン(Joy-Con)とは、Switchに付属している着脱式のコントローラーです。
左右に分かれており、それぞれ単独でも操作できるため、1台のSwitchで2人同時にプレイすることもできます。
スティックとボタンで操作でき、さまざまなゲームに対応しています。
Switch本体に装着すると自動的に充電される仕組みで、ワイヤレスでの使用が可能です。
ジョイコンはSwitch本体に装着することで充電が可能ですが、他にもいくつかの方法があります。
ここでは、ジョイコンの主な充電方法を3つ紹介します。
最も基本的な充電方法は、ジョイコンをSwitch本体の左右に取り付ける方法です。
本体の電源が入っている時かスリープ中であれば、自動的に充電が開始されます。
この方法であればゲームをしながらジョイコンの充電をすることが可能です。
ただし、本体の充電が不足しているとジョイコンの充電ができないことがあるので注意しましょう。
充電グリップとは、ジョイコンを取り付けた状態でUSBケーブルによる充電ができる専用アクセサリです。
Switch本体に装着しなくてもグリップに取り付けるだけでジョイコンの充電ができます。
テレビモードで遊ぶ機会が多い人はグリップ充電が便利です。
拡張バッテリーとは、ジョイコンのバッテリー持ちをよくするための外付け電源アクセサリです。
乾電池を使ってバッテリーを補給する仕組みなので、USB充電ができない時に適しています。
旅行先や外出先などで補助的に使われることが多いです。
ジョイコンがうまく充電されない場合、いくつかの原因が考えられます。
適切な対処をするためにも、主な原因を知っておきましょう。
ここでは、ジョイコンが充電できない主な原因を解説します。
ジョイコンが充電できない原因の一つが、充電環境の不具合です。
例えば、Switch本体にジョイコンを差し込んでも充電マークが表示されない場合や時間が経っても充電残量が増えない場合は、何らかの不具合が起きている可能性があります。
実際にはSwitch本体の電源ケーブルがコンセントにしっかりと刺さっていないという初歩的なミスが原因であることも多いので、一度電源周りを確認してみましょう。
Switch本体にジョイコンを差し込んで充電する時は本体が電源オンの状態、またはスリープの状態でないと充電が行われません。
電源がオフになっている場合はジョイコンの充電ができないので、まずはSwitch本体の電源がオフになっていないか確認しましょう。
充電グリップや充電用のUSBケーブルを使用している場合、それらの不具合が原因で充電できないケースがあります。
見た目には問題がなくても、内部で断線や端子の劣化が起こっていることもあるので、他の方法で充電を試してみましょう。
ジョイコンをSwitch本体に差し込んで充電する際に、しっかりと装着されていないと接触不良で充電ができないことがあります。
本体のレール部分やジョイコン側の端子に異常や劣化があると、接触不良が起こりやすいので注意が必要です。
装着時はカチッと音がするまでしっかりと差し込みましょう。
Switch本体とジョイコンとの接続部分や充電グリップの端子に汚れやほこりが付着していると、うまく充電できないことがあります。
特に端子に油分やほこりがついていると、見た目では分からない程度の汚れでも接触不良を起こすことも少なくありません。
乾いた布でやさしく拭き取ることで改善することも多いので、一度清掃してみましょう。
ジョイコンには小型バッテリーが内蔵されていますが、長期間使用するとバッテリーが劣化し、充電できる容量が減ってしまうことがあります。
特に、数年以上使用している場合や頻繁に充電をしている場合はバッテリーの寿命が近づいているかもしれません。
充電してもすぐに電池切れになる、そもそも充電ができないという場合はバッテリー交換を検討しましょう。
Switch本体のシステムソフトウェアに不具合があると、ジョイコンの充電がうまく行われないことがあります。
古いバージョンのままで使用していると、ジョイコンを正しく認識できずに充電が停止するケースも少なくありません。
このような不具合は最新のバージョンへのアップデートで解消できる場合があるので、まずはシステムのバージョンを確認し、必要な場合はアップデートしましょう。
ジョイコンが充電できない時は、適切な対処を行うことで直ることがあります。
ここでは、ジョイコンが充電できない時の主な対処法をいくつか紹介します。
充電できない時に意外と多い原因の一つが、本体にジョイコンがしっかりと装着されていないケースです。
差し込みが甘いと接触不良で充電が開始されないことがあります。
ジョイコンを本体に差し込むときはカチッと音がするまで、しっかりと差し込みましょう。
まずはSwitch本体でジョイコンの充電状態を確認しましょう。
ホーム画面で「コントローラー」を選択すると、左右のジョイコンのバッテリー残量が表示されます。
片方だけ残量が0の場合や認識がされていない場合は接続不良の可能性があります。
充電残量が少ない場合は適切な方法で充電を行い、残量が増えるのを待ちましょう。
充電を行っても残量が増えない場合は、Switch本体の電源ケーブルや充電グリップのケーブルに不具合がある可能性があります。
他のケーブルに交換をして充電を試してみましょう。
ジョイコンや本体の端子部分にホコリや汚れが付着していると、うまく充電できないことがあります。
乾いた布などで優しく拭き取り、再度充電を試してみましょう。
水分やアルコールを含んだ布で拭くと、故障する可能性があるので避けてください。
Switch本体のシステムエラーが原因でジョイコンが認識されず、充電できないことがあります。
まずはSwitch本体を再起動してみましょう。
再起動しても解消しない場合は、設定メニューからアップデートを行って最新の状態にしてみてください。
ジョイコンが認識されない場合は、再度ペアリングを試してみましょう。
ホーム画面の「コントローラー」から「持ちかた/順番を変える」を選択し、ジョイコンの接続を一度解除してから登録し直すと、正常な状態に戻ることがあります。
これまでに紹介した方法を試しても充電がうまくできない場合は、故障している可能性が高いので、修理を検討しましょう。
ここでは、主な修理先を2つ紹介します。
任天堂公式のサポートページからオンラインで修理申し込みをすることができます。
正規部品での修理が行われるため、安心して任せらますが、修理に時間がかかることがあるので、早く使いたい人にはやや不便かもしれません。
保証期間内の場合は無償で修理ができることもあるので、購入日や保証内容を一度確認してみましょう。
スマホ修理店などの街の修理業者でもジョイコンの修理を受け付けているところがあります。
即日修理が可能な店舗も多いので、スピード感を重視している人におすすめです。
ただし、業者によって技術力や料金設定のばらつきがあるので、実績や口コミを確認してから信頼できる業者に依頼しましょう。
ジョイコンが充電できない時は、本体との接触不良や端子の汚れ、ケーブル類の不具合など、簡単にできるチェックをしてみましょう。
いくつかの対処法を試してみても改善しない場合は、内部が故障している可能性があるのでプロによる修理を受けることをおすすめします。
日頃から丁寧に扱いながら、適切な方法で充電をすることによって不具合を予防することもできます。
大切なジョイコンを長く使うためにも、早めの対応が大切です。
株式会社GO REPAIR 代表 森井優介
5年以上スマホ修理業界に従事する中で、スマホのプロが日本全国誰の近くにもいる社会を作りたいと考え、ゴーリペアを設立。
さらにスマートフォンのプロをより身近に増やすことで、修理はもちろんのこと「もっと快適に使えるように」「大きなトラブルにならないように」したいという想いから、スマホ修理資格の確立したスマホリペアアカデミーの代表も兼務しており、スマホ修理業界をけん引している。