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スマホをプールで使用する際の注意点とは?おすすめの防水グッズ対策について
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現在では、多くのスマホが耐水性能を備えていますが、基本的にどの機種も海やプールでの使用は推奨されていません。
スマホは電子機器であり、水に浸したり水中で使ったりするために作られていないのです。
しかし、プール・海・川などの水場のレジャーを楽しむ時でも、スマホで連絡を取り合えるようにしたい・写真や動画を撮りたいと考える人は多いです。
そこで今回の記事では、スマホをプールで使う時の注意点と、おすすめの防水グッズをまとめました。
水場で安全にスマホを使いたいと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
Contents
最近のスマホは多くの機種が高い耐水性能を備えています。
例えば最新のiPhoneの場合は、「水深6mに30分間耐える」耐水テストをクリアしています。
しかし、スマホに限らず、電子機器の性能は経年劣化や傷を含む損傷によって変化します。
環境・条件が変われば、テスト結果と同じような耐水性が得られるとは限らないでしょう。
このような理由から、「耐水性を持つスマホだからプールで使用しても問題ない」と考えることは危険です。
スマホ本体の耐水性能が高い機種でも、ほとんどのメーカーで水中でのスマホ利用は推奨していません。
耐水性があるスマホも、防水グッズを活用した上でプールに持ち込むようにしましょう。
スマホを水没から守る防水グッズには、さまざまな商品が存在します。
ここでは、スマホの代表的な防水グッズである防水スマホケースの種類を紹介します。
ハードタイプの防水スマホケースは、通常のスマホケースと同じような見た目・使い勝手であり、水場やアウトドアシーンに限らず普段使いできます。
多くの場合は、防水性のみでなく耐衝撃性・防塵性も備えており、アウトドアが好きな方におすすめです。
ただし、ハードタイプの防水スマホケースは使用可能な機種が限定されており、着脱に手間がかかるものが多いです。
スマホを透明のポーチに入れ、ストラップで首や肩にかけて使うタイプです。
ハンズフリーで使えるというメリットがあり、小銭やカード類を一緒に持ち歩くこともできます。
ハードタイプと比較して対応可能なスマホのサイズには余裕がありますが、対応外のサイズである可能性も考えられるため、事前に確認しておきましょう。
また、水に浮く機能を搭載しているもの・曇りにくいように工夫されているものなど、さまざまな商品が存在します。
スマホ用の防水ケースは、ハードタイプの場合は自分が使用している機種に適したもの・操作性が良いものを選びます。
ソフトタイプを選ぶ時には、以下のポイントをチェックしてください。
ソフトタイプの防水ケースの中には、「全機種対応」の商品も存在します。
しかし、スマホにはさまざまなサイズがあることから、事前にスマホのサイズ・ケースのサイズを確認しておきましょう。
多少ゆとりがあるサイズを選ぶと、スマホを出し入れしやすくなります。
次にチェックするべきポイントが、密封方法です。
スマホケースの締め付けが甘い・緩いと、隙間から水が侵入する可能性があるでしょう。
スマホの防水ケースの密封方法には、ストッパーがある押し込み型・ストッパーがない押し込み型・ファスナー型などがあります。
ストッパーがある押し込み型は、ファスナー型よりも閉め忘れに気付きやすいです。
スマホ画面と防水ケースの密着度が低いと、防水ケースの上からスマホ画面を操作しにくくなります。
また、防水スマホケースの縁部分がスマホ画面やレンズに被らない商品を選んでください。
実際に操作してみなければ分かりにくい部分であるため、購入者の口コミを確認すると良いでしょう。
ストラップの固定部が1箇所留めの防水ケースは、使用時にケースがくるくると回ってしまい紐がからまりやすくなります。
防水スマホケースは2箇所留めのストラップを選ぶべきでしょう。
さらに、ストラップの長さ調整ができる商品は、家族で共有しやすい・首だけでなく肩から斜めがけできるというメリットがあります。
具体的には120cm以上の長さに調整可能なストラップは、大人が肩掛けしても問題ないでしょう。
何らかの理由でスマホを防水ケースごと水中に落としてしまった場合、エアポケット付きのケースは水面に浮いてきます。
対してエアポケットがない防水スマホケースは、紛失時に水中に沈んでしまう可能性が高いです。
スマホを紛失するリスクを下げるために、エアポケット付きの商品を選びましょう。
水中で写真や動画を撮影したいと考えている方は、透明度が高くクリアな防水ケースを選びます。
同時に、曇りにくさもチェックしておきましょう。
こちらも購入後にしか確認できない要素であるため、口コミをチェックすると良いです。
スマホの水没を防ぐために防水スマホケースを選ぶ時には、防水レベルを確認すると良いです。
防水性能はIPX◯またはIP〇〇のような表示方法で提示されており、数値が高くなるほど防水性も上がります。
この章では、IPXコードとIPコードの数値別の防水レベルについてまとめました。
IPXは電子機器の防水性能を表す国際規格です。
本来はIP〇〇で防塵性と防水性の両方を表しますが、IPXでは防塵性能を表す表記を省略しています。
防水レベル | 説明 |
---|---|
IPX4 4級 | 多少の雨やプールサイドで濡れたりする程度までの防水 生活防水レベル |
IPX5 5級 | いかなる方向からの水を直接噴射されても悪影響を受けない |
IPX6 6級 | いかなる方向からの水を直接噴射されても内部に水が入らない |
IPX7 7級 | 定められた条件で水中に沈めても内部に水が入らない |
IPX8 8級 | 指定圧力の水中に常時沈めても使用可能 |
IPコードは2桁の数値で表現されており、防塵性・防水性の両方を明らかにする国際規格です。
一桁目は防塵性・二桁目は防水性を意味し、どちらの数字も数が大きくなるほど高い性能が維持されています。
IPコードの防水性の基準は、以下の表を参考にしてください。
防水レベル | 保護の程度 | テスト方法 |
---|---|---|
IP◯4 | いかなる方向からの水の飛沫によっても有害な影響を受けない | 300〜500mmの高さより全方向に10L/分の放水、10分 |
IP◯5 | いかなる方向からの水の直接噴流によっても有害な影響を受けない | 3mの距離から全方向に12.5L/分・30kpaの噴流水、3分間 |
IP◯6 | いかなる方向からの水の強い直接噴流によっても有害な影響を受けない | 3mの距離から全方向に100L/分・100kpaの噴流水、3分間 |
IP◯7 | 規定の圧力、時間で水中に没しても水が侵入しない | 水面下15m〜1m、30分間 |
IP◯8 | 水面下での使用が可能 | メーカーと機器の使用者間の取り決めによる |
また、粉塵レベルは防水レベルと違い、最大値が6です。多くの防水スマホケースはIP67またはIP68が設定されています。
ただし、IPXコード・IPコードが最も高いレベルでも、水中での使用が推奨されていない商品もあるため注意しなければいけません。
防塵・防水レベルは、あくまで参考として考えてください。
この章では、おすすめの防水スマホケースを紹介します。
それぞれの商品に特徴があるため、自分にぴったりの商品は何か考えてみてください。
操作性が分かりにくいと感じる方は、実際に商品を購入した方の口コミを参考にしましょう。
オウルテックのOWL-WPCSP12Sは、フルクリアカラーのケースに2箇所留めのストラップがついた首掛け・肩掛けタイプの商品です。
首掛け・肩掛けは用途に合わせて簡単に調整可能で、使用中にストラップがねじれてしまう心配もありません。
水深30m相当の防水テストに合格済みであることから、高い防水性が確保されていると言えるでしょう。
また、購入後3ヶ月保証がついているため、水場でも安心して使用できます。
防塵・防水性能 | IP68 |
---|---|
画面サイズ | 6.7インチ(最大) 約90W×15D×180Hmm |
保証 | 3ヶ月保証付き |
特徴 | 2箇所留め |
オウルテックの防水スマホケースOWL-WPCS10Sは、水に浮く防水スマホケースです。
フロート素材を搭載しており、万が一スマホケースごとスマホをプールに落としても、水に浮くことでスマホの紛失リスクを軽減します。
スムーズなタッチ操作が特徴的で、防水スマホケースに入っていないような感覚でスマホを使えます。
ケースに入れたまま顔認証が反応するため、手が濡れている時でも操作しやすいでしょう。
防塵・防水性能 | IP68 |
---|---|
画面サイズ | 6.7インチ(最大) 約90W×15D×180Hmm |
保証 | 3ヶ月保証付き |
特徴 | 2箇所留め |
Spigenの防水スマホケースA610ACS06018は2枚セットで販売されているため、家族や友人と一緒に使いたい時に便利です。
丈夫な三重チャックが採用されていることから防水性が非常に高く、スマホと一緒にカードなどの貴重品も保管できるでしょう。
また、独自開発されたストラップは、柔らかく肌に刺激が少ない素材で作られています。
他の市販品よりもストラップの厚さがあり、ストラップの損傷が原因でスマホを紛失するリスクが少ないです。
防水スマホケース2枚セットであることを考えると、非常に手頃な価格で手に入る質が良い商品だと言えます。
防塵・防水性能 | IPX8 |
---|---|
画面サイズ | 7インチ(最大) |
保証 | – |
特徴 | 2個セット |
TORARASの防水スマホケースは、2025年のアップグレードにより最新の防水性能を備えています。
精密ABSロックヘッドの採用により水漏れを防ぎ、濡れた手でも簡単に操作できるというポイントが特徴的です。
また、業界初の水中タッチにも対応しています。
水の中で写真・動画撮影をしたいと考えている方に、最適な防水スマホケースだと言えるでしょう。
独自テストでは水深100フィートの水中で30時水浸しても水の侵入を防ぎ、洗剤水や海水からの腐食にも強いことが明らかになっています。
操作性・強さの両方を備えた防水スマホケースです。
防塵・防水性能 | IPX8 |
---|---|
画面サイズ | 7インチ(最大) |
保証 | – |
特徴 | 水中撮影可能 |
YOSH防水スマホケースは、2枚セットが1,000円強で購入できる手頃な価格の防水スマホケースです。
4層構造の枠で防水効果を強化させただけでなく、人間工学に基づいて設計されたロック装置を採用しています。
ストラップは2箇所留めで安定しており広範囲に調整可能なことから、自分が使いやすい長さに変更できるでしょう。
防塵・防水性能 | IPX8 |
---|---|
画面サイズ | 7インチ(最大) 約163×81mm |
保証 | – |
特徴 | 2箇所留め 2個セット |
Plusの防水スマホケースは、テレビ番組や雑誌でも紹介されている話題の商品です。
防水スマホケースの外面に空気を抜くポンプが搭載されていることから、スマホにケースをジャストフィットさせた状態で使用可能です。
画面とケースがぴったり密着するため、スマホの画面操作・写真や動画撮影がしやすくなるでしょう。
また、ケース自体にカラビナをつけられる工夫が施されており、スマホを防水ケースに入れた状態でバッグに装着するなどの使い方もできます。
プールのみでなく登山やウィンタースポーツでも活躍する商品です。
防塵・防水性能 | IPX8 |
---|---|
画面サイズ | 6.8インチ(最大) 約213×96mm |
保証 | – |
特徴 | エアポンプ搭載 カラビナを装着可能 |
一般的なソフトタイプの防水スマホケースは、首かけ・肩掛けのものが多いです。
しかし、その他にもさまざまな方法でスマホを持ち歩ける商品が存在します。
商品ごとのメリットとデメリットを知っておき、自分に適した防水スマホケースを探してみましょう。
ここでは、タイプ別のおすすめの商品も紹介します。
首ではなくウエストポーチのように腰に巻いて使う防水スマホケースです。
比較的首掛けタイプよりも大きい作りであり、貴重品もまとめて収納できます。
首掛けタイプより邪魔になりにくいため、動きやすいでしょう。
ただし、比較的防水性が低い・水圧のせいでチャック部分から浸水する可能性があるなどのデメリットが存在します。
ウエストポーチタイプの防水スマホケースをつけたまま泳ぎたいと考えている方は、特に完全密封できる商品を探してください。
Handodoの完全防水ウエストポーチは、スマホのみでなく鍵・現金・その他の小物なども入れられる形状です。
機密性・防水性が高く、耐久性のあるPVC素材を採用しているため、水深100フィートで1時間の使用が認められています。
さらに、ポーチに入れた状態でスマホを操作可能であり、音楽鑑賞や通話もできます。
防塵・防水性能 | IPX8 |
---|---|
画面サイズ | 7インチ(最大) |
保証 | – |
特徴 | ポーチに入れたまま撮影可能 |
腕に巻きつけるアームバンドタイプの防水スマホケースにも、両手が自由に使えるというメリットがあります。
また、体の動きを邪魔しないことから、走る時・泳ぐ時にも違和感を感じにくいでしょう。
ただし、水中での操作が難しい・ジャストサイズを選ばないと動きにくいなどのデメリットが存在します。
プールのみでなく、ランニングやウォーキングにも使える防水スマホケースです。
エレコム:スマホ防水ケースアームバンド付き(P-WPSRA04)は、首掛け用のストラップとアームバンドの両方がセットになった防水スマホケースです。
用途に合わせて使い分けられるというメリットがあり、ケースを装着したまま音楽・動画鑑賞も楽しめます。
タッチ操作もしやすいため、プール以外のアウトドアシーンでも使えるでしょう。
防塵・防水性能 | IPX8 |
---|---|
画面サイズ | 6.9インチ(最大) 幅約80×奥行き約10×高さ約170mm |
保証 | – |
特徴 | アームバンド付き 初期不良交換 |
手首にストラップで付けるタイプの防水スマホケースは、スマホを持ったまま泳いだりスポーツをしたりする際には使いにくいものの、気軽にスマホを持ち歩ける・すぐに撮影ができるというメリットがあります。
その特性上、手首から外れやすいことから、フローティング機能がついたものを選びましょう。
DIVAIDの水に浮くフローティング防水スマホケースは、カラフルな色展開とポップな見た目が印象的です。
小物が入れられるポケットが付属しているため、スマホと小物を同じポケットに入れずに済みます。
水に落とすと水面に浮かぶエアークッションを備えていることから、スマホを無くしてしまうリスクを減らせるでしょう。
防塵・防水性能 | IPX8 |
---|---|
画面サイズ | 6.7インチ(最大) 縦約160×幅約8×横約78mm |
保証 | – |
特徴 | カラビナ付き |
また、スマホを手首にかけて持ち歩きたい方は、その他の防水スマホケースを購入して手首用のストラップと組み合わせて使うこともできます。
スマホをプールに持ち込む時には、以下の注意点を把握しておきましょう。
注意点を知らないままプールでスマホを使うと、思いがけないトラブルに巻き込まれる可能性があります。
耐水性能を持つスマホを防水性能が高いスマホケースに入れても、100%水没を防げるとは限りません。
どのような対策をした場合でも水の中にスマホを持ち込む以上、水没のリスクは存在します。
特にプールの水には塩素が含まれておりことから、スマホ内部に浸水した時には真水よりも故障のリスクが高まるでしょう。
このような理由から「防水ケースに入れているから大丈夫」と過信しないでください。
防水ケースに入れておいても水没する可能性がある事実を理解し、十分注意してスマホを扱うべきです。
プールでのスマホ利用には、水中でスマホを防水ケースごと落としてしまう・休憩所で盗まれるなど、スマホを失うリスクが存在します。
「スマホを防水ケースに入れたけれど、水中には持ち込みたくない」という理由で、プールサイドなどにスマホを放置し、盗まれるケースもあるのです。
プールにスマホを持ち込む時には、防水と同時に盗難・紛失に対する対策も考えてください。
水の中にスマホを持ち込みたくない方は、施設のコインロッカーを使うべきです。
炎天下のプールで長時間スマホを持ち歩いていると、スマホが高温になり膨張・バッテリーが劣化する可能性があります。
スマホを持っている時には、長時間直射日光にあたらずに日陰に移動するなどの工夫が必要です。
スマホにとってプールは水以外に直射日光・高温というリスクも存在することを知っておいてください。
スマホをプールで使う時には、次のようなルールとマナーを守りましょう。
場合によっては、想定していなかった問題につながる可能性があります。
一般的には、着替えの場所である更衣室やシャワールームでの撮影は禁止されています。
施設によってはプール全体での撮影を制限しているケースもあるでしょう。
プールでスマホを使った写真撮影がしたいと考えている時には、事前に撮影禁止エリアを把握しておくべきです。
撮影禁止エリアでは、周囲の人に誤解を招くような行動を取らないように注意してください。
プールでは露出度が高い服装になる方が多いです。さらに暑い季節のプールは混み合っているものです。
そのため、自分にそのつもりはなくても、他の人が写り込みに対して「盗撮された」と誤解される可能性があるでしょう。
プールでの撮影をすると時には周囲の人の写り込みに注意して、なるべく人が少ない場所を選んでください。
特に、他人が写り込んだ画像をモザイク処理せずにSNSに投稿してはいけません。
先ほどもお伝えしたように、暑い時季のプールは混み合っているものです。
スマホ操作に集中しながら歩いていると、人とぶつかってしまう可能性があるでしょう。
レジャーではつい思い出を写真に残したくなるものですが、周囲の状態を把握しながらスマホを操作しましょう。
スライダーや飛び込みをしながらスマホを使用すると、衝撃でスマホを紛失してしまう・壊れてしまうだけでなく、自分や他人に怪我をさせてしまう可能性があります。
スマホはスライダーや飛び込みをする時には持ち込まず、安全にプールを楽しめるようにしてください。
多くの施設では事故を防ぐ目的で、スライダーへの私物の持ち込みを禁止しています。
スマホの故障・紛失リスクを避けたいと考えている方は、次のような方法でスマホを管理してください。
また、プールでのスマホ管理に不安を感じる方は、持ち込みを避けるべきでしょう。
最も安全なスマホの管理方法は、プールのコインロッカーに貴重品と一緒にスマホを預けることです。
スマホを使えなくなりますが、スマホが水没する・盗難被害に遭う可能性を極めて低くできるでしょう。
また、プールに設置されているコインロッカーは1日を通して出し入れ可能なケースが多いです。
手間はかかりますが、必要なタイミングだけロッカーにスマホを取りに行き、使用後に仕舞うことで、プールでも安全にスマホを使えます。
家族やグループでプールに行く場合には、スマホと貴重品を1人以上の大人が交代で見張るという手もあります。
順番に見張り番を交代する必要がありますが、コインロッカーを使わずに貴重品も管理できるでしょう。
スマホを出し入れするためにコインロッカーを行き来する手間も省けます。
休憩所やプールサイドにスマホを置いておきたい場合には、タオルやバッグの下にスマホを隠すことで盗難リスクを減らせます。
ただし、それでも盗難に遭う可能性はあることから、確実な対策とは言えません。
高温問題も残るため、あまりおすすめはできないスマホの管理方法です。
防水スマホケースを用意できなかった・手元にあるものでスマホの防水対策をしたいと考えている方は、ジップロックを活用して一時的にスマホの防水対策をするという手もあります。
具体的には、以下の方法でジップロックを活用してください。
ただし、ジップロックの上からスマホを操作することは難しく、防水ケースのような操作性・防水性は期待できません。
特にプールの中にスマホを持ち込もうと考えている方は、ジップロックではなく防水スマホケースを活用するべきでしょう。
先ほどもお伝えしたように、防水ケースを活用してもスマホが水没するリスクをゼロにはできません。
スマホが水没してしまった時には、次の方法で応急処置をしてください。
正しい応急処置をすれば、スマホが故障するリスク低くできる可能性があります。
スマホを水または浸水している防水ケースから取り出し、素早く電源を切ってください。
濡れている状態のスマホの電源が入っていると、基盤がショートする可能性があります。
故障した基盤を修理するためには、多くの修理費が必要です。
スマホのアクセサリー類を全て外し、スマホに付着している水分をタオルなどで優しく拭き取ります。
この際、スマホを強く振ったり叩いたりしないでください。
振動によりスマホ内部の浸水箇所が広がってしまう可能性があるでしょう。
充電コネクタ部分に入った水分は手のひらの上にタオルをのせて、スマホを優しくトントンしながら取り除きます。
次に、専用の道具でスマホのSIMカードを抜き出します。
SIMカード挿入口も濡れてしまっている時には、破損に注意して優しく水気を拭き取ってください。
SIMカードが濡れてしまった場合は、カードをスマホから取り外した状態で自然乾燥します。
スマホの電源を入れずに半日〜24時間程度自然乾燥させます。
風通しが良い場所にスマホを置いてください。
プールでスマホが使えなった場合、調べ物や連絡手段に困ってしまうケースもありますが、電源は入れずに自然乾燥をすることをおすすめします。
この際、ドライヤーなどを使用してスマホを乾かしてはいけません。
また、完全にスマホが乾くまで、充電することも避けてください。充電により基盤がショートするリスクがあるのです。
防水スマホケースを使い終わった後には、適切な方法でケースをお手入れしてください。
特にプールや海での使用後には、防水スマホケースが乾いた後に塩分や塩素が付着しています。
まずは、使用後の防水スマホケースを真水でよく濯ぎます。
同時に、破損箇所がないかもチェックしましょう。
傷・破れがある防水スマホケースは防水性能が著しく下がっているため、交換するべきです。
次に、タオルで優しく防水スマホケースに付着した水分を取り除きます。
特にケース内部の水分は乾きにくいため、しっかり拭いておきましょう。
大半の防水スマホケースはプラスチック製であるため、直射日光に晒すべきではありません。
風通しが良い日陰に干して自然乾燥してください。
防水スマホケースを活用する際には、以下のような注意点を把握しておきましょう。
正しく防水スマホケースを扱うことで、その性能を高い状態で維持できます。
スマホを防水スマホケースに入れる時には、中の空気をしっかり抜いてください。
空気が入った状態のスマホケース内ではスマホが安定せず、画面とスマホの密着度も下がります。
その結果、スマホの操作性が下がってしまうのです。
防水スマホケースにスマホを入れる際は、丁寧に空気を抜いた上で正しく密封しましょう。
防水スマホケースは消耗品だと考えてください。
中には耐久性が高い商品も存在しますが、正しいお手入れをしても基本的には毎シーズン買い替えることを前提にしておくと良いでしょう。
経年劣化した防水スマホケースを使用すると、スマホが水没してしまうリスクが上がります。
夏にしか防水スマホケースを使わない方は、毎年買い換えることを意識してください。
自分が持っている防水スマホケースが経年劣化していないか調べたい時・購入した防水スマホケースが不良品でないか確認したい時には、自分で防水テストをしてみましょう。
防水スマホケースに問題がある場合は、正しい使い方をしてもスマホが濡れてしまいます。
テストの際にはスマホを使うのではなく、浸水に気が付きやすいティッシュペーパーやキッチンペーパーなどを防水スマホケースの中に入れ、水を張ったバケツに沈めてみてください。
内部に水の侵入が確認できなければ、防水スマホケースの品質が維持されていると考えて良いでしょう。
防水テストをしてからプールに行けば、「もしかしたら防水スマホケースが浸水しているかも」という不安を感じずに済みます。
優れた防水スマホケースを活用しても、濡れた手でケースに入ったスマホを操作すると「普段より使いにくい」と感じてしまうものです。
手が濡れている状態でスムーズにスマホを使いたい時には、次のようなコツを取り入れてみましょう。
濡れた手でスマホを操作する際には、防水の指サックを使うと良いです。
指先のみを覆うため手袋よりも扱いやすく、気軽に使えるでしょう。
指サックは小さいことから、持ち歩きも簡単です。
ただし、指サックの素材によっては、逆にスマホ操作がしにくくなる場合もあります。
スマホのタッチ感度を上げておくと、手が濡れていてもスマホを操作しやすくなります。
プールにスマホを持っていく前に設定を済ませておけば、水場でもスマホを使いこなせるでしょう。
誤タッチが増える可能性は上がるため、注意してください。
また、スマホのタッチ感度の設定を変えられないモデルも存在します。
スマホに水滴がついていると、画面が正しく動作しにくくなります。
プールでスマホを使う時にはこまめにスマホ画面をタオルなどで拭き、水分が付着しないようにしてください。
スマホが水没した後、正しい応急処置をしても以下のような不具合が出る可能性があります。
このような問題は、スマホの水没によりスマホの内部で問題が起こっている証拠です。
そのまま放置すると、より問題が深刻化する可能性があるでしょう。
水没が原因でスマホが故障してしまった時には、メーカーの公式サービス・携帯会社・修理専門店などを活用してスマホを修理してください。
カメラ部分のみ・サウンド部分のみの問題だと考えて不具合を放置すると、スマホの内部に侵入した水がより広範囲に広がってしまう可能性があります。
すぐにデータバックアップをとり、修理先を探しましょう。
迅速な対応により、被害を最小限に抑えられるのです。
スマホの水没修理にかかる費用は、修理の依頼先・サポートサービス加入の有無・不具合の状態によって変わります。
メーカーや携帯会社のサポートサービスに加入している場合には、修理費用を最小限に抑えられる可能性があるでしょう。
また、街中のスマホ修理専門店では、1万円前後で水没したスマホを修理しています。
スマホが水没してしまったのか分からないが不安だと感じている方は、修理店に相談してみても良いでしょう。
迅速な対応をすることで、修理にかかる費用を少なくできる可能性があります。
プールでスマホを使う時に必要な防水グッズが、防水スマホケースです。
ハードタイプ・ソフトタイプなど、さまざまな種類の商品が流通しているため、自分が使いやすく安心してスマホを入れられるものを選んでください。
また、防水スマホケースを活用しても、100%スマホの水没リスクを防げるとは言い切れません。
防水スマホケースの経年劣化や破損、誤った使い方のせいで、スマホが濡れてしまう可能性があるのです。
さらに、プールではスマホの紛失や盗難事故も発生しやすいです。
スマホをプールに持ち込みたいと考えている方は、このようなリスクも考えた上で適切な準備・対策をしておきましょう。
株式会社GO REPAIR 代表 森井優介
5年以上スマホ修理業界に従事する中で、スマホのプロが日本全国誰の近くにもいる社会を作りたいと考え、ゴーリペアを設立。
さらにスマートフォンのプロをより身近に増やすことで、修理はもちろんのこと「もっと快適に使えるように」「大きなトラブルにならないように」したいという想いから、スマホ修理資格の確立したスマホリペアアカデミーの代表も兼務しており、スマホ修理業界をけん引している。