コラム
Column
Xperiaで電源が入らない原因とは?ループ症状に陥った場合の対処法について
コラム
Column
Xperiaを長く利用していると、電源が急に入らなくなるなどの起動に関するトラブルに見舞われる事があります。
トラブルには様々な原因があるので、自身の端末がどのような状態なのか把握しておく必要があります。
ここでは、Xperiaで電源が入らなくなる原因や再起動が多発するループ症状に陥った場合の対処法について解説します。
Contents
Xperiaの起動に関するトラブルで、よくある原因は以下のようになります。
落下させて強い衝撃を本体に与えてしまった場合に、内部の基板が壊れて電源が入らなくなる事があります。
OSを更新する際に、途中で電源を切ってしまうなどのことをした時も不具合が発生します。
特に基盤の損傷は、バッテリーなどの交換とは異なり簡単に交換する事ができないので修理する必要があります。
Xperiaのバッテリーが劣化すると、バッテリーが膨張して内部の圧迫や液晶パネルを浮き上がらせるような症状が起こる事があります。
膨張したバッテリーからの圧迫により、基板や液晶画面を破損させることもあり、その結果で電源が入らなくなることも原因になります。
本体内部のストレージが不足している場合にも、「容量が不足しています」と警告表示がでて正常に起動しなくなります。
この場合には、ストレージの空き容量が確保されて保存領域不足が解消されるまで再起動を繰り返すこともあります。
必要ないデータはこまめに削除したり、SDカードなどにデータを移すなどの行為を行い、ストレージの空き容量は常にある程度確保する必要があります。
水没した場合にスマホに電源を入れた場合や、充電するためにコンセントに接続した場合などでは、基盤がショートして電源が入らなくなります。
水濡れしたスマホに、通電させる行為はXperiaを壊すことになるNG行為なので注意しましょう。
また、濡れた状態で充電すると感電のリスクもあるので取り扱いには十分に注意する必要があります。
Xperiaの通知LEDが点滅して電源が入らないケースには、3タイプの症状があります。
白点滅は、バックライトが消灯している際に不在着信や新着メッセージを知らせるものですが、電源ボタンを押しても反応しない場合には、端末がフリーズしている事が考えられます。
フリーズを解消させるためには、「電源キーと音量キーの上を同時に長押し」を行うことで強制的に再起動させる事ができます。
赤点滅は、バッテリーの残量が14%以下であることを示すサインですが、バッテリー残量がゼロのときに赤ランプが点滅して電源が入らないことがあります。
この場合は故障の可能性が高いので、修理に出す必要があります。
充電中に緑点滅するのは、電池残量が90%以上になったサインで通常に起動しているサインですが、画面が表示されないのは充電トラブルよりも画面のトラブルの可能性があります。
Xperiaの電源が入らなくなった場合には、まず以下のような対処を試してみましょう。
当たり前のことですが、充電がゼロになっていると電源は入りません。
充電しているつもりでも、充電されていない可能性も想定する必要があります。
コードが切れている可能性や、充電器が故障している場合もあるので新しい純正の充電器で再度充電してみると良いでしょう。
スマホの多くのトラブルでは、端末を再起動させてシステムをリフレッシュさせることで解消する事があります。
Xperiaの状態によっては、フリーズしている事があるのでその際には強制再起動を行うと良いでしょう。
電源が入らなくなる要因として、本体にセットしたSDカードの接続エラーもひとつの要因になります。
SDカードの金属端子部分が汚れている場合や、衝撃により接続エラーになることもあります。
一度SDカードを抜き差ししてちゃんと読み込める状態にするか、抜いてしまってから再度起動するか確認すると良いでしょう。
SDカードのスロット部分が壊れてエラーになっている場合には、修理に出すしかないので修理専門店やソニーストア、携帯キャリア店などに相談してみましょう。
どのような対処方法をおこなっても、Xperiaが起動しない場合は「Xperia Companion」というSONYがリリースするXperia専用パソコンツールで修復することが可能です。
「Xperia Companion」では、XperiaのすべてのモデルのOS修復が可能なので、最後の手段として試してみても良いかもしれません。
前述のように電源が入らなくなる症状の他にも、XperiaのロゴやAndroidのロゴが出ているにも関わらず、起動しないもしくは起動してもロゴが無限ループするといった状態が発生することがあります。
これを「ブートループ」や「ロゴループ」などと呼びますが、原因は容量過多や本体の故障のほかにOSのエラーやキャッシュが溜まりすぎている等の要因で発生します。
対処方法としては、Xperiaの再起動やOSの更新などにより解消することがあります。
また、アプリの互換性により不具合が発生しているケースでは、工場出荷時の状態でOSを立ち上げるセーフモードで起動して確認することなどもできます。
SIMカードの接続エラーなどが原因の場合もあるので、そのような場合にはSIMカードをさし直してみると良いでしょう。
ロゴループの症状が改善しない場合には、メーカーやキャリアでの修理が必要な場合があります。
メーカーやキャリアに依頼すると、修理に7日~10日程度の日数が掛かります。
時間がある場合には、正規での修理がよいかもしれませんが、翌日に出張や遠方にお出かけなどスマホが手元にないと困るシチュエーションでは早期に対応してもらえないと困りものです。
そのような際には、修理専門の業者であれば即日修理対応や、出張修理などに対応しているので安心です。
Xperiaで電源が入らなくなる原因や、ロゴループ症状に陥った場合の対処法について解説します。
Xperiaの電源が入らなくなる原因には、前述のように基盤の故障、バッテリーの劣化、ストレージ不足などさまざまな要因があります。
また、電源が入らなくなる症状のひとつにロゴループがあります。
ロゴループは、なんの前触れもなく発生することが多いので、急にループした際には再起動などをおこない対処する必要があります。
何をしても症状が改善されない場合には、修理の必要があるので修理専門店に相談してみると良いでしょう。
株式会社GO REPAIR 代表 森井優介
5年以上スマホ修理業界に従事する中で、スマホのプロが日本全国誰の近くにもいる社会を作りたいと考え、ゴーリペアを設立。
さらにスマートフォンのプロをより身近に増やすことで、修理はもちろんのこと「もっと快適に使えるように」「大きなトラブルにならないように」したいという想いから、スマホ修理資格の確立したGOリペア協会の代表も兼務しており、スマホ修理業界をけん引している。