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iPhoneの画面修理時間はどれくらい?最短の修理方法や料金相場について
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「iPhoneの画面がバキバキに割れてしまった」
「画面をタッチしても反応しない」
「ディスプレイに線が入っている」
このような症状に悩んでいる方はいませんか?
本記事では、iPhoneの画面修理時間と料金相場について解説します。
iPhoneの画面が割れたまま放置していると、症状がさらに悪化するリスクがあるため、できるだけ早く画面の修理依頼をしましょう。
Contents
まずは、iPhoneの画面修理時間を修理店ごとに解説します。
正規店の「Apple Store」でiPhoneの画面修理をすると、1時間〜4時間程度の修理時間がかかります。
ただし、Apple Storeによる修理は事前予約が必要です。
詳細は、Appleの公式ホームページを確認してください。
iPhoneの画面修理は、iPhoneを丸ごと交換する「本体交換修理」になることが多いです。
また、画面のみを交換する「画面修理」の場合は、「本体交換修理」よりも1時間〜2時間程度多く時間がかかる点を把握しておきましょう。
カメラのキタムラ、クイックガレージなどの正規代理店でiPhoneの画面修理では、1時間〜2時間程度の修理時間がかかります。
正規代理店では、iPhoneの画面割れをほとんど「本体交換修理」で行います。
そのため、Apple Storeよりも修理時間が短くなっているのです。
docomo、au、ソフトバンクなどの携帯キャリアショップでiPhoneの画面修理をすると、7日〜10日の修理時間がかかります。
Apple Storeや正規代理店よりも修理時間が長い理由は、Appleリペアセンターへ修理するiPhoneを郵送する手間があるためです。
携帯キャリアショップは、あくまでも修理の依頼窓口です。
ほとんどの店舗では店頭修理をせず郵送修理となるため、携帯キャリアショップへ修理依頼すると修理時間が長くかかる点を把握しておきましょう。
街の修理店でiPhoneの画面修理をすると、30分〜1時間程度の修理時間で済みます。
Apple Storeや正規代理店、携帯キャリアショップと異なり、修理を専業としているため、修理時間が短いのが特徴です。
ただし、修理店ごとに修理に用いるパーツの品質や修理技術は異なります。
そのため、「ただ家から近いから」という理由だけではなく、その修理店の修理実績や口コミを確認してから修理依頼するようにしましょう。
続いて、iPhoneの画面修理の料金相場を修理店ごとに解説します。
Apple StoreでiPhoneの画面修理をすると、税込21,800円〜107,800円程度かかります。
機種により修理料金は異なりますが、「本体交換修理」と「画面修理」の2つの修理方法があるため、修理料金に幅があるのが特徴です。
もし、画面修理を希望しているiPhoneに、フレームの歪みやカメラの故障など他の故障が見つかった場合は、高額な「本体交換修理」をしなければいけません。
画面修理のみを希望しても、その希望が通らないこともあるため注意しましょう。
ただし、Appleの「Apple Care+」という補償サービスに加入していると、iPhoneの修理料金が大幅に下がります。
例えば、iPhone12 Proの画面修理料金は通常税込42,800円ですが、「Apple Care+」に加入していれば税込3,700円で修理可能です。
しかし、「Apple Care+」にはさまざまな利用条件があるため注意してください。
「Apple Care+」の利用条件は、以下の通りです。
すでに「Apple Care+」に加入している方は、iPhoneの画面割れの修理料金を抑えられます。
また、Apple StoreでiPhoneの画面修理をする場合は、事前にバックアップを取っておきましょう。
もし、バックアップを取らずに修理に出すと、修理するiPhoneの中に入っていた写真やアプリは全て失われます。
iPhoneの中のデータを失いたくない方は、修理依頼前にバックアップを取っておくと安心です。
カメラのキタムラ、クイックガレージなどの正規代理店でiPhoneの画面修理をすると、税込19,400円〜56,800円程度かかります。
端末ごとの詳しい修理料金相場は以下の通りです。
端末 | 修理料金(税込) | 端末 | 修理料金(税込) |
---|---|---|---|
iPhone 16 Pro Max | 56,800円 | iPhone 11 Pro Max | 50,800円 |
iPhone 16 Pro | 50,800円 | iPhone 11 Pro | 42,800円 |
iPhone 16 Plus | 50,800円 | iPhone 11 | 28,800円 |
iPhone 16 | 42,800円 | iPhone Xs Max | 50,800円 |
iPhone 15 | 56,800円 | iPhone Xs | 42,800円 |
iPhone 15 Pro | 50,800円 | iPhone XR | 28,800円 |
iPhone 15 Plus | 50,800円 | iPhone X | 42,800円 |
iPhone 15 | 42,800円 | iPhone 8 Plus | 24,400円 |
iPhone 14 Pro Max | 56,800円 | iPhone 8 | 21,800円 |
iPhone 14 Pro | 50,800円 | iPhone 7 Plus | 24,400円 |
iPhone 14 Plus | 50,800円 | iPhone 7 | 21,800円 |
iPhone 14 | 42,800円 | iPhone 6s Plus | 24,400円 |
iPhone 13 Pro Max | 50,800円 | iPhone 6s | 21,800円 |
iPhone 13 Pro | 42,800円 | iPhone SE (3rd) | 19,400円 |
iPhone 13 | 42,800円 | iPhone SE (2nd) | 19,400円 |
iPhone 13 mini | 34,800円 | – | – |
iPhone 12 Pro Max | 50,800円 | – | – |
iPhone 12 Pro | 42,800円 | – | – |
iPhone 12 | 42,800円 | – | – |
iPhone 12 mini | 34,800円 | – | – |
一律税込3,700円
ただし、この修理料金は「画面修理」の場合の値段です。
もし、「本体交換修理」になる場合は10万円前後の料金がかかる点を把握しておきましょう。
docomo、au、ソフトバンクなどの携帯キャリアショップでiPhoneの画面修理をすると、税込19,400円〜114,800円程度かかります。
実際の修理はAppleのリペアセンターで行うため、基本的な条件はApple Storeと同様です。
携帯キャリアショップでは、「Apple Care+」をベースとした補償サービスを提供しています。
iPhoneの画面修理をする前に、補償サービスに加入しているか確かめておくと安心です。
街の修理店でiPhoneの画面修理をすると、税込10,000円〜50,000円程度で済みます。
修理料金は端末により異なりますが、Apple Storeや正規代理店、携帯キャリアショップよりも修理料金を抑えることが可能です。
即日修理に対応している修理店も多いため、「今すぐにiPhoneを修理したい」という方は街の修理店を利用しましょう。
ここからは、iPhoneの画面割れの程度と修理の必要性を解説します。
結論から言うと、上記の症状がある場合はいずれも早めに修理すべきです。
iPhone内部が見えるくらい画面が割れている場合は、今すぐに修理依頼をしましょう。
この状態の画面割れは、非常に重度です。
修理せずに放置していると、割れた部分から異物や水分が侵入し、あらゆる不具合を生じるリスクがあります。
また、重度な画面割れは、液晶/有機ELディスプレイやタッチパネルも故障している場合が多いです。
「画面に線が入る」「画面の色がおかしい」などのディスプレイ表示の不具合や、「画面が反応しない」「画面を触っていないのに勝手に動く」などのタッチ動作の不具合が生じた場合は、iPhoneを正常に使うことができません。
さらに症状が悪化するリスクがあるため、できるだけ早めに修理依頼しましょう。
少しだけ画面がひび割れている状態でも、修理依頼してください。
「この程度なら大丈夫だろう」とiPhoneの画面割れを放置していると、ガラスの破片で怪我をしたり、急にiPhoneが動かなくなったりします。
また、iPhoneを落下させたことによる画面割れは、iPhone本体のフレームが歪んでいるかもしれません。
iPhone本体のフレームが歪んでしまうと、少しの衝撃で画面が割れたり、ディスプレイ表示の不具合が生じたりします。
そのため、少しだけ画面がひび割れている状態でも、できるだけ早めに画面を修理するのがおすすめです。
液晶や有機EL製のディスプレイ部分のみ割れている場合も、画面の修理依頼をしましょう。
液晶が割れると、「画面に線が入る」「画面の一部だけ真っ黒になる」といったディスプレイ表示の不具合が生じます。
これらの不具合は、iPhoneを使用する上で非常に不便なため、修理をして早めに改善するのがおすすめです。
続いて、iPhoneの画面が割れる主な原因3つを解説します。
落下などの衝撃による画面割れは、最も一般的な原因です。
iPhoneを手から滑り落としたり、テーブルから落としたりする際に発生する急激な衝撃は、画面のガラスに大きなダメージを与えます。
特に画面の角や端に衝撃が集中すると、そこを起点にしてひび割れが放射状に広がってしまうのです。
最新のiPhoneは「セラミックシールド」という強化ガラスを採用しています。
しかし、それでも落下時の衝撃には弱く、特にコンクリートやアスファルトなどの硬い地面に落とした場合は、高い確率で画面が割れてしまうのです。
また、落下時の角度によっては、画面の一部が欠けたり、細かい傷が無数に入ったりすることもあります。
そのため、ストラップや落下防止のリングを装着するなどの工夫をして、iPhoneをできるだけ落下させないようにしましょう。
ポケットやカバン内でiPhoneに圧迫がかかると、画面割れが生じる可能性があります。
通常であれば、少しの圧力でiPhoneの画面が割れることはありません。
しかし、iPhoneを過去に落下させたことがあると、iPhone本体のフレームが歪み、少しの衝撃で画面が割れやすくなるのです。
iPhone本体のフレームが歪んでいる状態で、iPhoneを後ろポケットに入れて座ったり、満員電車の中で体重がかかったりすると、画面が割れることもあります。
また、カバンの中で鍵や硬貨などの硬い物と一緒に入れていると、それらの物との接触で画面に微細な傷が付き、その傷が蓄積されることで最終的に画面割れにつながるかもしれません。
さらに、季節による温度変化や湿度の変化も、ガラスの強度に影響を与え、圧迫によるダメージを受けやすくなります。
修理時のミスによる画面割れは、専門的な修理技術や経験が不足している場合に発生しやすい問題です。
iPhoneの画面交換作業は非常に繊細で、特に画面を取り外す際には適切な工具と技術が必要になります。
不適切な工具を使用したり、必要以上の力を加えたりすることで、iPhoneの画面にダメージを与えてしまうのです。
また、画面の取り付け時に均一な圧力をかけられなかったり、内部の配線やコネクタの接続が不完全だったりすると、使用中に突然画面が割れることもあります。
純正部品を使用していない場合や、品質の劣る代替品を使用した場合も、画面の耐久性が低下し、割れやすくなってしまうので、修理店選びは慎重に行いましょう。
最後に、画面が割れたiPhoneをそのまま使うリスクを解説します。
上記のようにさまざまな不具合が生じるため、画面が割れたiPhoneをそのまま使い続けるのは避けましょう。
ディスプレイ表示の不具合は、以下の通りです。
画面に線が入る症状は、ディスプレイの内部配線が損傷を受けた際によく見られる現象です。
縦線や横線、時には斜めの線が画面上に表示され、これらの線は常時表示されたままになることもあります。
特に画面が割れた箇所を起点として線が走ることが多く、使用を続けているうちに線の本数が増えたり、太さが変化したりするでしょう。
また、温度変化や端末の使用状況によって、線の見え方が変化することもあり、特に画面の明るさを変更した際に顕著に現れることがあります。
画面が割れた際の衝撃でディスプレイの色調を制御する部分が破損すると、画面の色がおかしくなるかもしれません
通常の表示色が突然変化し、緑がかった色合いになったり、画面全体が青みを帯びたり、特定の領域だけピンク色になったりします。
また、画面内部に浸入した異物や水分の影響で、徐々に色むらが発生することもあるでしょう。
使用環境の温度によって症状が悪化したり、一時的に改善したりするかもしれません。
しかし、修理をしなければ完全な回復は望めない点を把握しておきましょう。
画面の一部だけ真っ黒になる症状は、ディスプレイパネルの特定の領域が完全に機能を停止した状態を示します。
この状態では、影響を受けた部分が完全に表示できなくなり、真っ黒な領域として現れます。
通常、画面が割れた箇所の周辺から黒い部分が広がり始め、時間の経過とともに範囲が拡大するのが特徴です。
画面に何も表示されない症状は、最も深刻なディスプレイの不具合の一つです。
画面が完全に暗くなるか、バックライトのみが点灯する状態となり、一切の情報が表示されなくなります。
主な原因は、ディスプレイコネクタの接触不良や、ディスプレイドライバーの故障です。
画面が割れた際の衝撃で、内部の接続部分が緩んだり、完全に外れたりすることで発生します。
この症状が発生した場合、タッチ操作も認識されないことが多く、端末の操作が実質的に不可能となるでしょう。
続いて、タッチ動作の不具合について解説します。
iPhoneの画面に触れても、画面が反応しない症状が出るかもしれません。
この症状は、画面割れによりタッチセンサーを構成するパーツが損傷を受けることで発生します。
軽度の場合は一部のみが反応しなくなりますが、重度の場合は画面全体での操作が不可能となるのです。
また、画面内部に浸入した異物や水分によっても、タッチセンサーの感度が低下します。
この状態では、画面のロック解除やアプリの操作、文字入力などの基本的な操作が困難となるでしょう。
特に画面割れの位置が画面下部のホームボタン付近の場合、端末の基本操作に大きな支障をきたします。
画面を触っていないのに勝手に動く症状は、タッチパネルの「ゴーストタッチ」と呼ばれる現象です。
画面割れによりタッチセンサーが誤作動を起こし、実際には触れていない箇所でタッチ入力が検知されてしまいます。
この状態では、アプリが突然起動したり、文字が勝手に入力されたり、画面がスクロールしたりするなど、予期せぬ動作が発生するでしょう。
特に画面の割れ目に水分や汗が付着した場合、その部分で持続的な誤作動が発生するかもしれません。
また、画面の割れ目が徐々に広がることで、症状が悪化していく場合もあります。
iPhoneの画面割れによる不具合は、他にもあります。
iPhoneから異臭がする場合は、画面割れによって端末内部に問題が生じている危険な状態です。
特に画面の割れ目から水分が内部に侵入し、基板やバッテリーに接触することで、化学反応が起こり、プラスチックが焦げるような異臭を放つことがあります。
この状態は非常に危険で、バッテリーの膨張や発火につながるかもしれません。
また、画面割れによって露出した接着剤や部品が劣化することでも異臭が発生することがあり、この場合は徐々に臭いが強くなっていきます。
万が一iPhoneから異臭を感じた場合は、すぐに使用を中止し、専門店での修理をしましょう。
電波が悪くなる症状は、画面割れがiPhoneの内部アンテナに影響を与えている状態です。
iPhoneのアンテナは端末のフレーム部分や内部に配置されています。
しかし、画面割れによってiPhoneのフレームが歪むことで、アンテナの性能が低下するのです。
その結果、通話品質の低下や通信速度の低下、GPS精度の悪化などが発生します。
また、画面割れの隙間から入り込んだ水分や金属片が電波を遮断したり、干渉を起こしたりすることもあります。
特に画面上部や側面の割れは、アンテナ性能に大きな影響を与えるでしょう。
画面割れによりゴーストタッチが起こり、パスコードロックの誤入力を繰り返すかもしれません。
パスコードロックの誤入力を繰り返すと、一定時間iPhoneを操作できなくなります。
また、画面割れにより水分センサーが反応した場合も、端末を保護するために自動的にロックがかかることがあるのです。
特に、画面の割れ目が大きい場合や、水没の危険がある場合に発生しやすいと言われています。
端末の保護という観点からは正常な動作ですが、日常的な使用に支障をきたすため、できるだけ早くiPhoneを修理してください。
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iPhoneの画面修理時間と料金相場について解説しました。
iPhoneの画面修理時間と料金相場は、iPhoneをどこで修理するかで異なります。
それぞれの修理時間と料金相場は以下の通りです。
修理場所 | 修理時間 | 修理料金相場(税込) |
---|---|---|
Apple Store | 1時間〜4時間程度 | 21,800円〜107,800円程度 |
正規代理店 | 1時間〜2時間程度 | 19,400円〜56,800円程度 |
携帯キャリアショップ | 7日〜10日程度 | 19,400円〜114,800円程度 |
街の修理店 | 30分〜1時間程度 | 10,000円〜50,000円程度 |
Apple Storeや正規代理店、携帯キャリアショップでは、修理時間や修理料金が多くかかります。
できるだけ安価に今すぐiPhoneの画面を修理したい場合は、「スマホレスキューゴーリペア」をはじめとした街の修理店へ修理依頼をしましょう。
株式会社GO REPAIR 代表 森井優介
5年以上スマホ修理業界に従事する中で、スマホのプロが日本全国誰の近くにもいる社会を作りたいと考え、ゴーリペア設立。
さらにスマートフォンのプロをより身近に増やすことで、修理はもちろんのこと「もっと快適に使えるように」「大きなトラブルにならないように」したいという想いから、スマホ修理資格の確立したGOリペア協会の代表も兼務しており、スマホ修理業界をけん引している。