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iPhoneは海水に浸かっても大丈夫?耐水性能の限界と水没後にやるべき対処法
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この記事でわかること
海辺で撮影していたiPhoneを、波にさらわれてしまった。
IP68の表示があるから平気だと思いたいところですが、iPhoneの耐水性能は真水で試験された数値であり、海水は想定されていません。
塩分は乾いたあとも結晶として内部に残り、時間をかけて金属を腐食させていきます。
この記事では最初にやるべき対処法と絶対に避けたい行為、機種別の耐水性能、修理費用の目安までを整理して解説します。

AppleはiPhoneの防沫・耐水・防塵性能についてのなかで、耐水性能は永続的に維持されるものではなく、通常の使用によって低下すると明記しています。
IP等級の試験は静止した真水で行われるため、塩分を含む海水や波の水圧は評価の対象外です。
加えて水濡れによる故障はメーカー保証の対象外となるため、修理費用は自己負担になります。
海水が真水より危険な理由は、次の3点に集約されます。

塩分を洗い流せるかどうかで、その後の結果が大きく変わります。
Apple公式の手順に沿って、次の順番で対応してください。
| 手順 | やること | 理由・ポイント |
|---|---|---|
| STEP1 | すぐに引き上げ、電源が入っていれば切る | 通電したままだとショートと腐食が進む |
| STEP2 | ケーブルやケースをすべて外す | 隙間に溜まった海水を逃がす |
| STEP3 | 水道水で塩分をやさしく洗い流す | Appleも真水以外の液体は水道水ですすぐよう案内 |
| STEP4 | コネクタを下向きにして手のひらで軽くたたく | 溜まった水分を外へ出す |
| STEP5 | 風通しのよい場所で自然乾燥させる | 充電は最低5時間、不安なら24時間待つ |
Appleの液体検出の警告が表示された場合のページでも、乾燥後に警告が再表示されるときは丸一日置くよう案内されています。
スピーカーに水が残って音がこもる場合は、iPhoneの水抜き方法の手順もあわせて試してください。

よかれと思って行った対処が、修理不能の状態を招くことがあります。
| NG行為 | 何が起きるか |
|---|---|
| 濡れたまま充電する | 端子がショートし、発熱や発火につながる |
| ドライヤーの熱風で乾かす | 水蒸気が奥へ押し込まれ、浸水範囲が広がる |
| 米や乾燥剤に埋める | 粒子や粉がコネクタに入り込み損傷させる |
| 綿棒やティッシュを差し込む | 繊維が残って接触不良と腐食の原因になる |
| 強く振る・繰り返し電源を入れる | 水が内部へ回り、通電で腐食が加速する |
米に入れる方法と熱風での乾燥は、Appleが公式に禁止している行為です。
腐食が進んだバッテリーは膨張や発熱を起こすことがあり、製品評価技術基盤機構(NITE)もリチウムイオン電池搭載製品の火災事故に注意を呼びかけています。

同じiPhoneでも、世代によって耐水性能には差があります。
| IP等級 | 耐水深度・時間 | 主な対象機種 |
|---|---|---|
| IP68 | 水深6m/最大30分 | iPhone 12以降の各シリーズ、iPhone Air |
| IP68 | 水深4m/最大30分 | iPhone 11 Pro・11 Pro Max |
| IP68 | 水深2m/最大30分 | iPhone 11、XS・XS Max |
| IP67 | 水深1m/最大30分 | iPhone SE(第2世代)、XR、X、8、7シリーズ |
いずれも新品時の試験値であり、経年劣化や落下の衝撃で密閉性は低下します。
最新機種の詳しい条件はiPhone17の防水性能と水没時の対処法で解説しています。

海水の被害は、直後に出るものと時間をかけて進むものに分かれます。
音のトラブルが残る場合はiPhoneが音割れする原因も確認してください。
海水の怖さは、その場では正常に動いていても腐食だけが静かに進む点にあります。
典型的な進行は次のようなものです。
海で使ったあとは、動作に問題がなくても数ヶ月は経過を見ておくと安心です。

水濡れはメーカー保証の対象外となるため、Apple正規では本体交換に近い費用が必要になります。
| 修理内容 | 料金目安 | 備考 |
|---|---|---|
| 水没洗浄・復旧作業 | 5,000〜15,000円 | 分解して塩分を除去する作業 |
| 部品交換(画面・バッテリーなど) | 10,000〜25,000円 | 腐食した部品ごとに追加 |
| 基板修理・データ復旧 | 20,000〜50,000円 | 難易度により変動 |
データを優先したい場合は、iPhoneのデータ復旧や復元は可能なのかで症状別の可能性を確認できます。
同じ海水水没でも、結果は初動の差で大きく変わります。
| 条件 | 復旧しやすい | 復旧が難しい |
|---|---|---|
| 通電の有無 | すぐ電源を切った | 濡れたまま操作・充電した |
| 塩分の洗浄 | 真水で洗い流した | 塩分を残したまま乾かした |
| 修理までの時間 | 当日から数日以内 | 数週間放置した |
塩分を残したまま数週間が経過したケースでは、基板の腐食が進んで復旧が難しくなります。
修理店を選ぶ際は、総務省が公表する登録修理業者に登録があるかを確認しておくと安心です。

耐水性能はあくまで不意の水濡れに備えた保険であり、海水に沈めることは想定されていません。
撮影したいときだけケースから出すのではなく、ケースに入れたまま撮る運用にしておくと水没のリスクを大きく下げられます。
iPhoneのIP68は真水での試験値であり、海水に浸かった場合は耐水性能の保証範囲外です。
浸かってしまったら、電源を切って水道水で塩分を洗い流し、充電せずに乾燥させることが最優先です。
そして見た目が乾いていても、塩分による腐食は内部で進み続けます。
数日後に充電できなくなる、数週間後にバッテリーが膨らむといった時間差の故障を防ぐには、早い段階で内部の塩分を取り除く洗浄作業が必要です。
私たちスマホレスキューゴーリペアは、ご自宅や海辺の駐車場、宿泊先までお伺いする24時間対応の出張修理サービスです。
水没は時間の経過そのものがダメージになるため、端末を預けて数日待つ必要がない点が大きな違いになります。
目の前で分解洗浄を行うので、大切な写真や連絡先を他人に預ける不安もありません。
旅行先や休日、深夜のご依頼にも対応しています。
海水に浸けてしまった端末は、乾かして様子を見るより先にご相談ください。
対応エリアやお見積もりは出張修理サービスのページから確認いただけます。
その時点で動いていても、塩分が残っていれば腐食は進行します。
数日から数ヶ月後に充電不良やバッテリー膨張が起こることがあるため、洗浄を受けておくことをおすすめします。
Appleは水以外の液体がかかった場合、その部分を水道水ですすぐよう案内しています。
塩分を残すほうがリスクが高いため、こすらずやさしく流してください。
水濡れはメーカー保証の対象外です。
AppleCare+や携帯キャリアの補償サービスに加入していれば、所定の負担額で修理や交換を受けられる場合があります。
軽い水濡れなら30分以上、海水に浸かった場合は充電まで最低5時間空けてください。
警告表示が消えない場合は、風通しのよい場所で24時間乾燥させるのが安全です。
基板が損傷していなければ取り出せる可能性があります。
ただし通電を繰り返すと復旧率が下がるため、水没時の対処法と修理費用を確認し、電源を入れずに相談してください。
株式会社GO REPAIR 代表 森井優介
5年以上スマホ修理業界に従事する中で、スマホのプロが日本全国誰の近くにもいる社会を作りたいと考え、ゴーリペア設立。
さらにスマートフォンのプロをより身近に増やすことで、修理はもちろんのこと「もっと快適に使えるように」「大きなトラブルにならないように」したいという想いから、スマホ修理資格の確立したスマホリペアアカデミーの代表も兼務しており、スマホ修理業界をけん引している。