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Google Pixelの防水性能とは?お風呂での使用や注意するべきポイントについて
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近年、防水性能がついたスマートフォンが増えています。
Google Pixelにも、防水性能が備わっていますが、実際にはどれくらいの水漏れを防いでくれるのでしょうか?
本記事では、Google Pixelの防水性能について詳しく解説します。
お風呂での使用の際の注意点も併せて紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
Contents
まずは、Google Pixel7と8のスペックについてまとめました。
項目 | Google Pixel7 | Google Pixel8 |
---|---|---|
プロセッサ | Google Tensor G2 | Google Tensor G3 |
ディスプレイ | 6.3 インチ | 6.2 インチ |
スムーズディスプレイ | 最大 90Hz | 60〜120Hz |
背面カメラh | 広角・ウルトラワイド | 広角・ウルトラワイド |
マクロ撮影 | × | ◯ |
バッテリー | 4.355mAh5 | 4.575mAh5 |
重量 | 197g | 187g |
防水性能 | IP68 | IP68 |
Google Pixel8は、Google Pixel7よりも、ややサイズが小さくなっています。
そして、どちらにもIP68という防水性能が付いているのが特徴です。
IP68に関しては、次で詳しく解説します。
防水性能には、0〜8までの9段階の等級があり、IPに続く前の数字が「防塵性能」の等級を、後ろの数字が「防水性能」の等級を表します。
つまり、Google PixelのIP68とは、最高レベルの防水性能「8」ということになり、真水の中で1.5mの深さに約30分沈めても、内部に水が入りません。
0〜8までの防水性能のレベルの詳細は、以下の通りです。
レベル | 防水性能 |
---|---|
0 | 保護されていない |
1 | 垂直に落ちてくる水滴がデバイス内に入らない |
2 | 垂直〜15度の角度で落ちてくる水滴がデバイス内に入らない |
3 | 垂直〜両側に60度までの角度で噴霧した水によってデバイスが影響を受けない |
4 | あらゆる方向からの水の飛沫によってデバイスが影響を受けない |
5 | あらゆる方向からのノズルによる噴流水によってデバイスが影響を受けない |
6 | あらゆる方向からの強力なジェット噴流水によってデバイスが影響を受けない |
7 | 一時的に水中に沈めた場合でもデバイスが影響を受けない |
8 | 継続的に水中に沈めた場合でもデバイスが影響を受けない |
防水性能8レベルの場合は、水面下での使用が可能ということになります。
ここで、Google Pixelの仕様詳細の注意書きをご紹介します。
デバイスは工場出荷時点で、IEC規格60529のIP68の防水および防塵性能に準拠するよう設計されていますが、完全な防水または防塵ではありません。 アクセサリは防水、防塵ではありません。 防水および防塵性能は永久的には持続せず、時間の経過に伴って、通常の使用による摩耗、デバイスの修理、分解、損傷によって徐々に低下または消失します。 デバイスを落下させると防塵および防水性能が失われる場合があります。 液体による損傷の場合、保証が無効になります。 |
このように、高い防水性能は備わっていますが、完全防水ではないことを把握しておきましょう。
お風呂でのGoogle Pixelの使用は、自己責任となります。
IP68の防水性能があれば、少し水に濡れた程度では、端末内に水が侵入する可能性は低いでしょう。
しかし、デバイスを落下させるなど衝撃が加わると、防水性能が失われる場合があります。
さらに、防水性能が最高レベルのIP68であっても、高圧の噴流水や強い勢いの水流は、想定されていません。
そのため、シャワーの強い水流が当たる可能性があるお風呂で使用する際は、念の為「防水スマホケース」の中に入れて持ち込むのがおすすめです。
ただし、水漏れ判定になるとGoogleの保証対象外になるため注意しましょう。
Google Pixelは防水性能が備わっていますが、長く使い続けるために水漏れを防ぎましょう。
Google Pixelを水漏れから防ぐ方法は、以下の通りです。
・スマートフォンをプールや水場に持ち込まないでください
【参考】Google Pixel ヘルプ
水や蒸気の近くで音楽鑑賞をする際には、Bluetoothスピーカーなどを使用して、スマートフォン本体は遠ざけるようにしましょう。
万が一、Google Pixelが水没した場合は、以下の手順で対処しましょう。
スマートフォンを早く乾かそうと、ドライヤーを使うのは厳禁です。
熱風により端末が故障する場合があるため、サーキュレーターなどを置き、室温で乾かすようにしましょう。
水漏れによる故障は、Googleの保証対象外となります。
詳しくは、Googleの保証範囲についての説明をご覧ください。
本記事では、Google Pixelの防水性能とお風呂での使用の際の注意点を解説しました。
Google Pixelは、高い防水性能を備えていますが、完全防水ではありません。
お風呂での使用は自己責任とし、使用する際は、念の為「防水スマホケース」の中に入れて持ち込みましょう。
ただし、水漏れ判定になるとGoogleの保証対象外になるため注意してください。
スマホレスキューゴーリぺアでは、水没したGoogle Pixelの修理を承っております。
24時間出張修理に対応していますので、スマートフォンが水没した場合は、当店までお気軽にお問い合わせください。
株式会社GO REPAIR 代表 森井優介
5年以上スマホ修理業界に従事する中で、スマホのプロが日本全国誰の近くにもいる社会を作りたいと考え、ゴーリペア設立。
さらにスマートフォンのプロをより身近に増やすことで、修理はもちろんのこと「もっと快適に使えるように」「大きなトラブルにならないように」したいという想いから、スマホ修理資格の確立したGOリペア協会の代表も兼務しており、スマホ修理業界をけん引している。