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スマホが熱くなってしまう5つの原因とは?熱を下げるための対処方法について
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スマホを使用している時に「いつもよりスマホが熱い気がする」と思ったことはないでしょうか?
スマホを熱いまま放置していると、端末本体やバッテリーの寿命が短くなったり、保存していたデータが失われたりするかもしれません。
そこで、ここではスマホが熱くなってしまう5つの原因を解説します。
熱を下げるための対処方法についても紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
スマホが熱くなる原因は、大きく分けて5つあります。
外気温が高かったり、放電しにくいレザー製や手帳型のスマホケースを使用していると、スマホ本体が熱くなることがあります。
スマホは、SoCやCPU、バッテリー、バックライト、カメラのイメージセンサーなど、動作時に発熱するパーツを使用しているのが特徴です。
通常であれば、この熱は外気に触れることで冷やされます。
しかし、直射日光が当たる場所や気温が高い屋外で使用していると、放熱が上手くいかないためスマホ本体が熱を持ってしまうのです。
オンラインゲームや高画質での動画視聴など、スマホに負荷のかかるアプリを長時間使用することも、スマホが熱くなる原因の一つです。
また、実際の画面には表示されていなくても、バックグラウンドで作動しているアプリの中にも負荷の高いものは存在します。
スマホが熱いと感じたら、音楽ストリーミングアプリや位置情報サービスなどを使っていないか確認しましょう。
充電しながらスマホを使用していると、本体が熱くなることがあります。
スマホを充電すると、バッテリー部分が多少発熱します。
この発熱自体は異常なことではないので、心配する必要はありません。
しかし、充電しながらスマホを使う「ながら充電」をしていると、バッテリーによる発熱とスマホ利用による発熱が重なるため、必要以上にスマホが熱くなってしまいます。
スマホが熱い時には、スマホ本体やバッテリーに不具合が生じているかもしれません。
スマホを長期間使用していると、本体やバッテリーは劣化します。
これらが劣化すると、バッテリーの減りが通常よりも早くなり、結果として発熱を誘発する充電の回数が増えてしまうでしょう。
「充電したはずなのに、半日程度しか保たない」
「電池残量が70%くらいになると、一気に充電が減る」
「充電をしても、一向にバッテリーの残量が上がらない」
このような症状がある場合は、バッテリーが劣化している可能性があるため、24時間出張修理をしている「スマホレスキューゴーリペア」までお気軽にご相談ください。
「Malicious Software」とは、データの破壊や盗難を目的として、コンピュータの正常な動作を妨げたり、利用者やコンピュータに被害をもたらす不正な動作を行うソフトウェアの総称です。
スマホがこのようなソフトウェアに感染すると、スマホ内のデータが破壊されたり、個人情報が無断転送されたりします。
購入したばかりなのにもかかわらず、スマホが必要以上に熱くなっている場合は、「Malicious Software」に感染しているかもしれません。
感染が疑われる場合は、スマホのサポートセンターに相談してみましょう。
ここからは、スマホが熱くなるとどうなるのかを解説します。
スマホだけではなく、私たちにも被害が及ぶ可能性があるため注意しましょう。
まずは、スマホやバッテリーの寿命が短くなります。
特に、バッテリーに採用されているリチウムイオン電池は熱に弱いため、熱いまま放置していると気づかないうちにバッテリーが劣化するでしょう。
高温状態が続くと、スマホ内にあるデータが破損するかもしれません。
何らかの理由でスマホが高温になり、その影響で正常な動作ができなくなる状態を「熱暴走」と呼びます。
この状態になると、使用していたアプリが強制終了したり、スマホが操作不能になったりして、保存していたデータが消滅するリスクがあるのです。
熱を持ったスマホを放置していると、最悪の場合、発火するかもしれません。
実際に、2016年から2020年までの5年間で、リチウムイオン電池が発火したというデータは399件あります。
スマホの発火は命に関わるため、すぐに大量の水で鎮火を試みましょう。
それでも火が収まらない場合は、迷わずに119番通報をしてください。
続いて、スマホの熱を下げるための対処方法をお伝えします。
涼しい場所に移動させたり、スマホケースを外したりしてスマホの放熱を促進させましょう。
スマホの放熱を促す際に、うちわや扇風機を使うのも効果的です。
充電している最中にスマホが高温になった場合は、充電を一度やめましょう。
バッテリー残量が少なく充電が必要な場合は、スマホの使用をできるだけ控えて対処してください。
画面の輝度を下げると、スマホ内の発熱源を減らせます。
簡単にできるので、ぜひ試してみてください。
スマホが熱い時は、スマホアプリの使用を終了してみましょう。
iPhoneでアプリを終了する方法は、以下の通りです。
スマホが熱い場合は、再起動させるのも効果的です。
スマホの熱が下がったことを確認してから、再び電源をつけましょう。
再起動の方法は、以下の通りです。
上記の方法を試しても、一向に放熱しない場合はサポートセンターに相談しましょう。
異常な発熱が続くと発火する危険性があるので、早めに対応するのがおすすめです。
スマホが熱くなった時にやってはいけないことは、以下の3つです。
上記の方法で熱は下がりますが、急激に冷やされることでスマホ内部に結露が発生してしまいます。
防水性の高いスマホでも、結露が発生すると故障しやすくなるため注意しましょう。
スマホが熱くならないように普段からできることをお伝えします。
普段からスマホの使い方に注意することで、スマホの発熱を防げるはずです。
スマホは、充電しながら使用しないようにしましょう。
「ながら充電」をしないだけでも、スマホの発熱を大幅に防げます。
長時間の連続使用は、スマホに大きな負荷がかかります。
そのため、30分使用したらスマホを休ませるなど、適宜使用時間を調整してください。
スマホには、「省電力モード」が搭載されているのをご存知でしょうか?
このモードを使うと、バックグラウンドでの動作やディスプレイの輝度が制限されるため、消費電力を抑えられます。
省電力モードの設定方法は、以下の通りです。
万が一、ディスプレイが暗くて見づらい場合は、画面の明るさを調整してください。
定期的に、システムやアプリをアップデートすることも重要です。
古いバージョンのまま使用していると、端末への負荷がかかってしまうため、アップデートはその都度行いましょう。
アプリの自動アップデートの設定方法は、以下の通りです。
スマホに取り付けできる冷却シートや冷却ファンといった、スマホの冷却グッズを使うのもおすすめです。
自分の使い勝手が良いものを選択してください。
本記事では、スマホが熱くなってしまう5つの原因と熱を下げるための対処方法について解説しました。
スマホを熱いまま放置していると、端末やバッテリーが劣化し発火するリスクがあります。
今回紹介した対処法を試しても効果がない場合は、スマホレスキューゴーリペアまでお気軽にお問い合わせください。
株式会社GO REPAIR 代表 森井優介
5年以上スマホ修理業界に従事する中で、スマホのプロが日本全国誰の近くにもいる社会を作りたいと考え、ゴーリペア設立。
さらにスマートフォンのプロをより身近に増やすことで、修理はもちろんのこと「もっと快適に使えるように」「大きなトラブルにならないように」したいという想いから、スマホ修理資格の確立したGOリペア協会の代表も兼務しており、スマホ修理業界をけん引している。