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スマホが熱い原因と対処法|放置すると故障する?やってはいけないNG行動も解説
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この記事でわかること
充電中やゲームの途中、ふと気づいたらスマホがかなり熱くなっていた、という経験はありませんか。
スマホが熱い状態を放置すると、バッテリーの劣化や内部部品の損傷につながる可能性があります。
「冷やせばいいだけでしょ」と思いがちですが、間違った冷やし方がかえって故障を招くこともあるため注意が必要です。
この記事では、スマホが熱くなる原因から正しい対処法、絶対にやってはいけないNG行動までをわかりやすく解説します。
スマホの熱トラブルに悩んでいる方は、ぜひ最後まで読んでみてください。
Contents
スマホが熱くなるのは、必ずしも故障のサインではありません。
ほとんどの場合、使い方や環境に原因があります。
CPUへの高負荷、充電中の使用、電波の弱い環境での通信、直射日光などが代表的な要因です。
なかでも「充電しながら動画やゲームを長時間使う」行為は、発熱の原因として特に多いと考えられます。
使い方を少し見直すだけで、発熱を大幅に抑えられるケースも少なくありません。
スマホが熱を持つのは、内部のプロセッサ(CPU・GPU)が動作する際に、電気エネルギーの一部が熱に変換されるためです。
パソコンと同じ現象が、手のひらサイズの筐体の中で起きています。
| 部品名 | 役割 | 発熱しやすい状況 |
| CPU(プロセッサ) | アプリの演算処理 | 高負荷なアプリ使用時 |
| GPU | 映像・グラフィック処理 | 3Dゲームや動画再生時 |
| バッテリー | 電力の供給・蓄電 | 充電中・急速充電時 |
| 通信モジュール | Wi-Fi・モバイル通信 | 電波が弱い場所での通信時 |
スマホはパソコンのような冷却ファンを持たないため、発生した熱を外部に逃がしにくい構造になっています。
これが、他のデバイスに比べて熱がこもりやすい主な理由です。
AppleやGoogleなどが公開する情報によると、スマートフォンの動作保証温度はおおむね0〜35℃とされています。
表面温度が40℃を超えると端末が警告を表示することがあり、45℃以上になると部品やバッテリーへのダメージが現実的なリスクになります。
| 表面温度の目安 | 状態 | 対応 |
| 〜35℃ | 正常範囲内 | そのまま使用可能 |
| 36〜40℃ | やや熱い・注意レベル | アプリを閉じるなど負荷を下げる |
| 41〜45℃ | かなり熱い・警告レベル | 使用を中断し冷却する |
| 46℃以上 | 危険レベル | 直ちに使用を停止し安全な場所に置く |
リチウムイオン電池は高温に弱く、継続的に高温にさらされると劣化が急速に進みます。
動作・保管に適した温度の詳細は、iPhoneやiPadが高温または低温になりすぎた場合(Apple)で確認できます(保管時は-20〜45℃が目安です)。

「しばらくしたら冷めるだろう」と放置してしまう方は少なくありません。
しかし、発熱を繰り返すたびに、スマホの内部にはじわじわとダメージが蓄積されています。
| トラブルの種類 | 具体的な影響 |
| バッテリーの劣化 | 充電の持ちが短くなる・膨張するリスクがある |
| CPU・基板へのダメージ | 動作が不安定になる・突然シャットダウンする |
| 液晶・ディスプレイの損傷 | 画面の焼き付きや色ムラが発生する |
| カメラや接続部品の不具合 | カメラが起動しない・充電できなくなる |
特にバッテリーへのダメージは深刻で、高温が続くとリチウムイオン電池の化学反応が乱れ、最悪の場合は膨張・発火につながることもあります。
スマホが熱い状態が続くと、真っ先に影響を受けるのがバッテリーです。
充電中に高温が続くと電池内部の化学反応が乱れ、劣化のスピードが一気に加速します。
「最近、充電の減りが早くなった」と感じる場合、発熱による劣化が原因である可能性が高いです。
さらに深刻なのが、内部でガスが発生して膨らむバッテリーの膨張で、最悪の場合は液漏れや発火に至ります。
バッテリーが膨張しているスマホは、すぐに使用を中止するのが正解です。
自己判断で取り出すのは大変危険なため、スマホのバッテリーが膨張する原因と対処法も参考に、メーカーや専門の修理店へ相談してください。
内部温度が一定のラインを超えると、端末が自らを守るために処理速度を意図的に落とす「サーマルスロットリング」という仕組みが働きます。
これが行き過ぎた状態が、いわゆる熱暴走です。
Appleも、iPhoneの熱による充電制限についての中で、高温時には充電の停止や画面輝度の低下などが自動で行われると説明しています。
発熱による動作不良の症状は、スマホの熱中症の症状と対処法でも詳しく解説しています。
本体が高温になると、保存されている写真や連絡先、アプリのデータにも深刻な影響が及ぶことがあります。
熱でストレージが不安定になると、ファイルの読み書きにエラーが発生し、気づかないうちにデータが壊れることがあります。
特に撮影中や保存中の発熱では、写真や動画ファイルが破損して開けなくなるリスクが高まります。
発熱が続く場合は、まずクラウドや外部ストレージへのバックアップを取ることを優先してください。
スマホ内部には、CPUや通信モジュール、センサーなど精密な部品が基板上にぎっしりと搭載されています。
これらは高温に弱く、熱が続くと正常な動作を保てなくなります。
特に深刻なのが「はんだクラック」で、高温と冷却の繰り返しで基板上のはんだ接合部が割れ、接触不良を引き起こします。
こうなると外見上は正常でも内部で回路が断線している状態となり、メーカー修理でも対応不可と判断されることがあるため、発熱を軽視しないことが大切です。
スマホの発熱が引き起こす最も危険な事態のひとつが、バッテリーの発煙・発火です。
就寝中に枕元で充電していたスマホが発火し、寝具が焦げたといった事故も報告されています。
発煙・発火が起きやすい状況は次の通りです。
消費者庁もリチウムイオン電池使用製品による発火事故への注意を呼びかけており、バッテリーが膨張しているスマホはすでに危険な状態と考えてください。

スマホが熱くなる背景には、いくつかのはっきりとした理由があります。
仕組みを理解しておくと、日常の使い方を見直すだけで改善できることが多いです。
| 原因 | 具体的な状況 |
| CPUへの高負荷 | ゲームや動画のストリーミングを長時間行う |
| 充電中の使用 | 充電しながら動画視聴やゲームをする |
| アプリのバックグラウンド動作 | 使っていないアプリが裏で通信・処理を続けている |
| 直射日光・高温環境 | 夏の車内や屋外での長時間使用 |
| 電波が弱い環境 | 圏外に近い場所では通信モジュールが高出力で稼働する |
| OSやアプリの不具合 | アップデート後に特定の処理が暴走することがある |
CPUへの負荷と充電の組み合わせが、最も発熱しやすいパターンです。
「充電しながらゲームをする」行為は、バッテリーにもプロセッサにも同時に大きな負担をかけるため、特に注意が必要です。
スマホのCPUは、処理量が増えるほど発熱量も比例して大きくなります。
動画のリアルタイムデコードや3Dゲームのレンダリングは、CPUとGPUを同時にフル稼働させるため、内部温度が急上昇しやすくなります。
30分以上の連続使用で温度が急上昇するケースが多く、1時間を超えると端末保護のため自動的にパフォーマンスが制限されることもあります。
長時間の利用が避けられない場合は、画面の輝度を下げるだけでも発熱を抑える効果が期待できます。
画面上で使っていないアプリでも、バックグラウンドで通知の受信やデータ同期、位置情報の取得を続けていることがあります。
その分だけCPUとバッテリーに継続的な負荷がかかります。
アプリを「閉じているつもり」でも実際には動き続けていることが、発熱の見えない原因になっています。
使い方に心当たりがないのに突然熱くなる場合は、OSやアプリ側の問題が原因かもしれません。
アップデート中は内部で大量のデータ処理が走るため、CPU使用率が一時的に急上昇します。
特にメジャーアップデート直後は、インデックスの再構築やデータ移行が裏で動き続け、触っていないのに熱くなる現象が起きやすいです。
バッテリー使用状況の画面から、消費量が異常に多いアプリを特定するのが、最初の対処として最も効果的です。
見過ごされやすいのが、通信機能の継続使用です。
モバイル通信・テザリング・GPSはいずれも、稼働中はハードウェアが動き続けるため、使用時間が長いほど発熱しやすくなります。
特にテザリングは、複数の端末に電波を供給しながら自身も通信処理を行うため、3つの中で最も発熱しやすい機能といえます。
夏の炎天下に置かれた車内は、短時間で60℃を超えることがあります。
外部の熱にさらされると、使用していなくても内部温度が急上昇するため、これは「使いすぎ」とは全く異なる発熱です。
高温環境での放置はバッテリーの膨張や寿命低下を招くため、車内ではグローブボックスなど直射日光の当たらない場所に保管しましょう。
スマホ本体は使用中の熱を背面や側面から外部へ逃がす設計ですが、ケースで覆うとその放熱経路が遮断されてしまいます。
特にシリコン素材や厚みのあるケースは断熱性が高く、熱がこもりやすい傾向があります。
| ケースの素材 | 放熱への影響 |
| シリコン・TPU | 熱がこもりやすく発熱時のリスクが高い |
| プラスチック(ハード) | やや熱がこもりやすい |
| アルミ・金属系 | 熱伝導率が高く放熱しやすい |
| 薄型ケース | 比較的放熱の妨げになりにくい |
熱くなっていると感じたら、一度ケースを外してみるだけで本体温度が下がるケースは少なくありません。
心当たりがないのに熱くなる場合、ウイルスやマルウェアが原因の可能性があります。
悪意あるソフトがバックグラウンドで密かに動き続け、CPUやバッテリーに常に負荷をかけ、発熱が止まらない状態になることがあります。
マルウェア感染は、個人情報の流出やネットバンキングの不正利用につながるリスクもあります。
発熱が長引く場合は、セキュリティアプリでのスキャンを実施しましょう。
使い続けるほど、バッテリーの性能は少しずつ低下していきます。
容量が減ると、同じ処理をするのにバッテリーがより高い負荷で動作しなければならず、結果として発熱しやすくなります。
Appleの公式情報によれば、iPhoneのバッテリーは通常の条件下で約500回の充放電サイクルを経ると、最大容量が元の80%程度まで低下するとされています(なぜリチウムイオンなのか(Apple))。
iPhoneなら「設定」→「バッテリー」→「バッテリーの状態と充電」から最大容量を確認できます。
最大容量が80%を下回っている場合は交換を検討するタイミングで、交換目安はiPhoneのバッテリー劣化による交換の目安でも解説しています。
水に濡れたり落下などの衝撃を受けた後に急激に熱くなる場合は、内部で深刻なトラブルが起きている可能性があります。
通常の発熱と異なり、水没や内部故障による異常発熱は、バッテリーの膨張や発火につながるリスクがあるため、放置は絶対に避けてください。
これらの症状が出た場合は、すぐに電源を切り、メーカーや専門店に相談することを強くおすすめします。

充電しながら使っていると、本体がじんわり、あるいはかなり熱くなることがあります。
これは単なる仕様ではなく、いくつかの明確な原因があります。
特に充電しながら使う行為は、バッテリーへの充電と放電が同時に発生するため、発熱が大きくなりやすいです。
純正品や認定品を使い、充電中はできるだけ操作を控えることが、発熱を抑える基本的な対策です。
充電ケーブルを挿したまま動画を見たりゲームをしたりする「ながら充電」は、スマホが熱くなる大きな原因のひとつです。
充電中はバッテリーに電気を蓄える動作が続いており、その状態でアプリ処理が走ると、充電による発熱とアプリ処理による発熱が同時に発生します。
ながら充電をする機会が多い方は、カバーを外して充電するだけでも温度上昇を和らげる効果が期待できます。
純正品やMFi認証(Apple公認)を受けていない充電器は、電圧や電流が不安定になりやすく、バッテリーに過剰な負荷をかける原因になります。
規格外の電力が流れ続けると、充電中の異常発熱だけでなく、最悪の場合は発火につながるケースも報告されています。
| 項目 | 純正・認証品 | 非認証品 |
| 電圧・電流の安定性 | 高い | 低い(不安定) |
| 過電流保護回路 | あり | ない場合が多い |
| 発熱リスク | 低い | 高い |
「安ければいい」ではなく、認証済みの製品を選ぶことが、発熱トラブルを防ぐ確実な方法です。
毎日使い続けることで、充電ケーブルは少しずつ消耗していきます。
特に付け根は曲げ伸ばしの負荷が集中しやすく、外から見えなくても内部で断線していることがあります。
劣化・断線したケーブルを使い続けると、正常に電流が流れず、本体や充電器に不要な負荷がかかって発熱の原因になります。
少しでも異常を感じたら、早めにメーカー純正または認定品への交換を検討してください。
充電速度が上がるほどバッテリーへの負荷も増える、これが発熱の基本的なメカニズムです。
| 充電方式 | 特徴 | 発熱リスク |
| 通常充電 | 低ワット数でゆっくり充電 | 低い |
| 急速充電 | 高ワット数で短時間に充電 | 高い |
| ワイヤレス充電 | 電磁誘導で非接触充電 | 中〜高い |
特にワイヤレス充電は、エネルギーの変換効率が低いため、余剰エネルギーが熱として放出されやすいという特性があります。
ワイヤレス充電中にケースを装着したままだと熱がこもりやすいため、充電時はケースを外すのがおすすめです。

スマホが熱くなったとき、まず最初にやるべきことはスマホへの負荷を減らすことです。
アプリを閉じ、画面の明るさを下げ、充電中ならケーブルを抜くだけでも、発熱はかなり抑えられます。
次に、風通しのよい場所に置いて自然に冷ますのが最も安全な方法です。
| 対処法 | ポイント |
| アプリを終了する | バックグラウンドのアプリも含めてすべて閉じる |
| 充電を一時停止する | 充電しながらの操作は発熱を加速させる |
| ケースを外す | 熱がこもりやすいケースは一時的に取り外す |
| 風通しのよい場所に置く | 直射日光や密閉空間は避ける |
| 機内モードにする | 通信処理を止めてCPUへの負荷を下げる |
熱が10分以上引かない場合や、異臭・変形が見られる場合は、すぐに使用を中止してメーカーサポートへ相談しましょう。
発熱の一因が、バックグラウンドで動き続けているアプリです。
画面を閉じても完全に終了していないアプリは、CPUやメモリを消費し続けるため発熱につながります。
画面下部のタスク画面からすべてのアプリを一括終了するのが効率的です。
熱が気になったら、まずタスク画面を開いてアプリをすべて閉じることを習慣にしましょう。
熱を帯びてきたら、最初に見直したいのが「充電」と「電源」です。
発熱したまま充電を続けると、バッテリーの劣化を加速させてしまいます。
充電ケーブルを抜いてケースを外し、5〜10分ほど風通しのよい場所に置くだけでも、表面温度ははっきり下がります。
電源を切れば、CPUやディスプレイへの負荷がゼロになり、自然冷却がさらに進みます。
熱くなったとき、真っ先に試してほしいのがケースやカバーを取り外すことです。
ケースを装着したままでは放熱が妨げられ、内部に熱がこもりやすくなります。
ケースを外して風通しのよい場所に置くだけで、温度が数分以内に下がることも少なくありません。
熱くなったスマホは、急に冷やすのではなく、常温でゆっくり放熱させるのが正解です。
直射日光や密閉された場所を避け、風通しのよい日陰に置いて自然に冷ましましょう。
扇風機やうちわの常温の風を当てるのは問題ありません。
常温の風で空気の流れを作ると、自然放熱が早まり、結露のリスクもありません。
一方で、冷蔵庫・保冷剤・氷など急激に冷やす方法は、結露によって故障を招くため避けてください。
通信機能によるCPUへの負荷も、発熱の一因です。
Wi-Fiが使える環境なら、モバイルデータ通信からWi-Fiへ切り替えるだけで発熱を抑える効果が期待できます。
また、使っていないBluetooth・GPS・テザリングはオフにすることが基本です。
これらはオンにしているだけで常にバックグラウンドで動作し、バッテリー消費と発熱を招きます。
古いバージョンのままだと、CPUに余計な負荷がかかり続けることがあります。
アップデートにはバッテリー消費や発熱に関する不具合の修正が含まれることが多く、更新するだけで改善するケースもあります。
空き容量が少ないスマホは、処理速度が落ちるだけでなく発熱しやすくなります。
データが圧迫された状態ではCPUが常にフル稼働に近くなり、本体温度が上がりやすくなるためです。
ストレージの空き容量は全体の20〜30%以上を目安に確保すると、発熱の予防にも動作改善にもつながります。
アプリの不具合や競合が原因の場合、標準アプリのみで起動するセーフモードでの診断が有効です。
サードパーティ製アプリが原因かどうかを切り分けるのに役立ちます。
セーフモードで改善しない場合は、OSやシステムファイル自体に問題がある可能性があり、初期化が最終手段になります。
初期化前のバックアップ手順は、Android ヘルプで確認できます。

「早く冷やさなければ」と焦った行動が、かえってスマホを傷める原因になることがあります。
| NG行動 | なぜダメなのか |
| 冷蔵庫・冷凍庫で冷やす | 急激な温度変化で結露が起き、内部基板が腐食・ショートする恐れがある |
| 保冷剤・氷を直接当てる | 結露が発生しやすく、水没と同じダメージを与える可能性がある |
| 熱いまま充電を続ける | 発熱中の充電はバッテリーへの負荷が増大し、膨張・劣化を加速させる |
| ケースを付けたまま放置する | 熱がケース内にこもり、放熱の妨げになる |
| 扇風機で強風を当て続ける | 急冷による結露リスクやホコリの侵入口になりうる |
「とにかく早く冷やす」のではなく、ゆっくり常温に戻すことが正しい対処の基本です。
「早く冷やしたい」と冷蔵庫や冷凍庫に入れるのは、絶対に避けるべき行動です。
冷気にさらされると内部で急激な温度差が生じ、水滴(結露)が発生して水没と同等のダメージを与える可能性があります。
正しい対処法は、ケースを外して風通しのよい室内に置き、自然に常温へ戻すことです。
熱くなったスマホに保冷剤や氷を直接当てるのも、非常に危険な行為です。
冷たいものを当てると表面や内部で空気中の水分が水滴に変わり、精密な電子部品を濡らして水没と同じダメージを与えます。
急激な温度変化はリチウムイオン電池の劣化や発火リスクも高めます。
熱いと感じたら、保冷剤や氷に頼らず、風通しのよい場所で自然に冷ますのが最も安全です。
「水で冷やせば早く冷める」と考えるのも、絶対に避けるべき行動です。
防水はあくまで「一定条件下での水の浸入を防ぐ」ものであり、水につけて冷やすことを想定した設計ではありません。
特に熱膨張した状態のスマホは、内部のパッキンや接合部に隙間が生まれやすく、通常より水が侵入しやすくなっています。
濡らしたタオルで包んだ翌日から画面が映らなくなる、といった時間差の不具合も起こり得ます。
水を使わず、風通しのよい場所で自然に冷ますのが、最も負担をかけない方法です。
ドライヤーの風は、温風・冷風にかかわらず至近距離で当てると危険です。
| 種類 | 主なリスク |
| 温風 | 60℃を超える熱風がバッテリーや内部基板にダメージを与える |
| 冷風 | 急激な温度変化で結露が発生し、水没と同様の状態になりうる |
| 共通 | 強い風圧でスピーカーや充電口にホコリ・異物が侵入する |
ドライヤーを使った冷却は、温風・冷風を問わず避けるべきです。
発熱中の「ながら充電」や高負荷アプリの継続使用は、バッテリーにとって最もダメージが大きい使い方のひとつです。
発熱中に充電を続けると、バッテリー内部の化学反応が不安定になり、劣化スピードが急激に上がります。
自動制御機能(サーマルスロットリング)が働いても熱が下がらない状況が続けば、シャットダウンや部品の永続的な損傷につながります。
発熱を感じたら、まず充電ケーブルを抜き、アプリを閉じて本体を休ませることが先決です。

トラブルが起きてから対処するより、日頃の使い方を少し見直すだけで発熱は大幅に防げます。
| 予防策 | 具体的な方法 |
| アプリの管理 | 使っていないアプリはこまめに終了・削除する |
| 画面の明るさ | 自動輝度調整をオンにして必要以上に明るくしない |
| 充電のタイミング | ながら充電を避ける |
| 通信設定 | 不要なWi-FiやBluetoothはオフにする |
| ケースの見直し | 熱がこもりやすい厚手ケースは取り外す |
毎日のちょっとした習慣の積み重ねが、スマホを長く快適に使うための最善策です。
バッテリーへの充電とアプリ処理が同時に行われると、発熱量が急増します。
バッテリーの温度が45℃を超えると劣化が急速に進むとされており、日常的なながら充電は寿命を大幅に縮めます。
長時間使用する場合は、30〜60分に一度スマホを休ませるだけでも発熱を大きく抑えられます。
省電力モードをオンにすると、CPUの動作速度が抑えられ、バックグラウンドの処理も制限されます。
発熱の主な原因となるプロセッサへの負荷が軽減され、全体の温度が下がりやすくなります。
| 機種 | 設定場所 |
| iPhone | 「設定」→「バッテリー」→「低電力モード」をオン |
| Android | 「設定」→「バッテリー」→「省電力モード」をオン |
省電力モードはバッテリー節約だけでなく、発熱対策としても有効です。
ストレージがいっぱいに近い状態は、端末に常に負荷をかけ続ける原因になります。
空き容量を全体の20〜30%程度確保しておくと、端末への負荷が軽減され、発熱しにくい状態を保てます。
OSやアプリの更新には、バグ修正や処理効率の改善が含まれていることが多いです。
古いバージョンのまま使い続けると、無駄な処理が増えてCPUに負荷がかかり、発熱につながることがあります。
更新は、充電中かつWi-Fi接続時に行うのが理想的です。
真夏の車内や直射日光が当たる場所は、気温が60℃を超えることもあります。
AppleはiPhoneの使用に適した環境温度を0℃〜35℃と明記しており、これを超える環境での使用や保管は性能低下や故障の原因になると警告しています。
ケースの素材や形状は、放熱のしやすさに大きく影響します。
熱がこもりやすい手帳型や厚手のシリコン製ケースは、発熱時には一度取り外すのが効果的です。
ケース選びの段階から放熱性を意識することが、発熱トラブルを未然に防ぐ近道です。
動作が遅くなったり充電の減りが早くなったりしているなら、バッテリーの劣化が原因かもしれません。
iPhoneは「設定」→「バッテリー」→「バッテリーの状態と充電」から最大容量を確認できます。
Appleは最大容量が80%を下回ったタイミングでのバッテリー交換を推奨しており、それ以下になると発熱や突然のシャットダウンが起きやすくなります。
バッテリーの状態を3〜6ヶ月に一度チェックする習慣をつけると、発熱トラブルの早期発見につながります。

対処法を試しても発熱が収まらない場合、本体に深刻なトラブルが生じているサインかもしれません。
バッテリーの膨張や内部回路の損傷が起きていると、自分では解決できないケースがほとんどです。
| 状況 | 推奨される対応 |
| 特定のアプリ使用時のみ熱い | 修理または初期化 |
| バッテリーが膨張している | 早急に修理 |
| 端末が古く全体的に動作が重い | 買い替えを検討 |
| 水没や落下後から発熱が続く | 修理または買い替え |
端末購入から3年以上が経過している場合は、修理費用と新機種の価格を比較して判断するのが最もコストパフォーマンスの高い選択です。
充電の持ちが急に悪くなった、背面がわずかに膨らんでいると感じたら、バッテリーが限界を迎えているサインかもしれません。
特にバッテリーの膨張は非常に危険で、放置すると破裂や発火につながるリスクがあります。
気づいた時点で速やかに使用を中止し、専門店へ相談することを強くおすすめします。
落下や水濡れの後から動作がおかしくなった場合、基板や内部回路にダメージが及んでいる可能性があります。
特に水没は、乾いて見えても内部に水分が残っていることがあり、時間の経過とともに基板の腐食が進むため、症状が軽くても早めに専門店へ持ち込む判断が必要です。
修理を依頼する際、大きく分けて「メーカー修理」と「街の修理店(非正規修理店)」の2つの選択肢があります。
| 比較項目 | メーカー修理 | 街の修理店 |
| データ保持 | 初期化される場合が多い | 保持したまま修理できる場合が多い |
| 修理スピード | 数日〜1週間以上かかることも | 最短即日〜数時間で完了 |
| 修理品質 | 純正部品使用で安心 | 店舗によって品質にばらつき |
| 保証 | メーカー保証が適用される | 独自保証のみの場合が多い |
メーカー修理は品質と保証の面で信頼性が高い一方、修理中にデータが消えるリスクがあります。
街の修理店はスピードとデータ保持に優れますが、技術力に差があるため、口コミや実績を事前に調べてから依頼しましょう。
修理に出す前に費用の目安を知っておくと、後から想定外の出費に驚かずに済みます。
| 修理内容 | 費用目安 |
| バッテリー交換 | 3,000円〜12,000円前後 |
| 基板修理 | 15,000円〜30,000円以上 |
| 水没修理 | 10,000円〜25,000円前後 |
Appleの正規修理料金はAppleによるiPhoneの修理で機種別に確認できます。
バッテリー交換の費用相場や流れは、スマホのバッテリー交換のタイミングと費用相場もあわせてご確認ください。
修理店選びで後悔しないためには、いくつかの重要なポイントを事前に確認することが大切です。
「安さだけ」で選ぶのは最も避けるべき判断基準です。
修理に出す前には必ずバックアップを取り、見積もりを複数店舗で比較することをおすすめします。
長く使っていると、修理で直すよりも新しい端末に切り替えた方が賢明なタイミングが訪れます。
特にOSサポートが終了した端末はセキュリティリスクが高まるため、発熱の有無にかかわらず早めの買い替えが推奨されます。
スマホが熱いと感じたとき、それは本体からの「異常サイン」かもしれません。
原因は充電中の使用、高負荷なアプリ、直射日光など多岐にわたりますが、適切な対処を取れば多くの場合は熱を落ち着かせられます。
ただし、冷凍庫に入れたり水で冷やしたりするNG行動は、内部結露や基板損傷を引き起こすリスクがあるため、絶対に避けてください。
対処しても改善しない、熱と同時に動作が不安定になるといった場合は、内部パーツに問題が生じている可能性があります。
そのようなときは、スマホレスキューゴーリペアにご相談ください。
24時間対応・最短即日で、お客様のもとへ直接伺う出張修理サービスのため、お持ち込み不要で素早く対応いたします。
バッテリー交換や基板修理など、発熱トラブルの原因に合わせて、データをできるだけ残したまま修理できるケースも多くあります。
修理前に費用のお見積りを提示するので、「熱が下がらない」「バッテリーが膨らんできた」とお困りの際は、まずはお気軽にご相談ください。
AppleやGoogleなどが公開する情報によると、スマートフォンの動作保証温度はおおむね0〜35℃とされています。
表面温度の目安ごとの状態と対応は、次のとおりです。
高温の状態を放置すると、バッテリーの劣化・膨張、CPUや基板へのダメージ、データの破損などにつながります。
特にリチウムイオン電池は高温に弱く、最悪の場合は膨張・発火に至ることもあるため、早めの対処が大切です。
まず最初にやるべきことは、スマホへの負荷を減らすことです。
アプリを閉じ、画面の明るさを下げ、充電中ならケーブルを抜くだけでも発熱はかなり抑えられます。
具体的な対処の手順は、次のとおりです。
なお、扇風機やうちわの常温の風を当てるのは問題ありません。
熱が10分以上引かない場合や、異臭・変形が見られる場合は、すぐに使用を中止してメーカーサポートへ相談しましょう。
「早く冷やさなければ」と焦った行動が、かえってスマホを傷める原因になることがあります。
特に避けるべきNG行動は、次のとおりです。
「とにかく早く冷やす」のではなく、ゆっくり常温に戻すことが正しい対処の基本です。
株式会社GO REPAIR 代表 森井優介
5年以上スマホ修理業界に従事する中で、スマホのプロが日本全国誰の近くにもいる社会を作りたいと考え、ゴーリペア設立。
さらにスマートフォンのプロをより身近に増やすことで、修理はもちろんのこと「もっと快適に使えるように」「大きなトラブルにならないように」したいという想いから、スマホ修理資格の確立したスマホリペアアカデミーの代表も兼務しており、スマホ修理業界をけん引している。