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スマホ修理で代替機が無い?借りられない時の対処法や他の手段について
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年代を問わず現代の生活環境において、スマホはなくてはならないものです。
通勤から休み時間まで毎日頻繁に利用するので、経年劣化に伴う故障や落下などによる画面破損トラブルなどの危険性がよくあります。
スマホを修理する際には、早くても1週間程度時間を要するので代替機など無いと不便で仕方ありません。
そこでここでは、スマホ修理の際に代替機は借りれるのか、代替機を借りる際の注意点、代替機がない場合の対処方法などを解説します。
Contents
スマホを壊したり故障させたりした際には、一般的にキャリアやメーカーに修理をお願いします。
店舗に持ち込んでの修理や、直接修理の窓口に送付するため一時的にスマホを預けての修理になることが多くなります。
修理には早くても1週間から10日かかるので、その期間スマホが利用できない事になります。
この期間に、今まで通り不自由なくスマホを利用できるように借りられる機種のことを代替機と呼びます。
代替機の貸出の際には、現在利用している電話番号やアドレス帳などを移行するので、不自由なく利用できるのが特徴です。
スマホを修理する際に、格安SIMなどでは郵送での対応が主になるので、一般的に代替機が借りれない事がほとんどです。
UQモバイルなど一部の格安SIMでは、有料で対応してもらえますが借りれない事が多いことは認識しておきましょう。
キャリアと呼ばれるdocomo、au、SoftBankでは、スマホの修理の際に代替機を借りることができます。
docomoに関しては、「ahamo」「irumo」の契約をしている方は補償サービス加入時で2,200円、未加入の場合は5,500円の費用が発生するので注意が必要です。
近年キャリアに仲間入りした楽天モバイルでは、携帯修理の際に代替機は借りられません。
大手キャリアで契約をしている人は、故障の際にまず店舗に行って代替機の在庫があるか確認をしましょう。
代替機の在庫には限りがあるので、事前に連絡して在庫がある店舗に訪問すると良いかもしれません。
各キャリアにおける代替機の貸出条件は、以下の通りです。
キャリア名 | 貸出条件 | 注意事項 |
---|---|---|
docomo | 特に無し | 修理完了から30日以内に返却が必要 |
au | 故障紛失サポートに加入している場合には無料で貸し出しサービスあり | ・月額639円〜726円のサービス加入料金発生 ・修理後14日以内の返却が必要 |
SoftBank | SoftBank回線契約者のみ無料での貸出あり | 修理完了から20日以内に返却が必要 |
代替機を借りる際には、次のようなことに注意しておく必要があります。
スマホの代替機を借りる際には、現在のスマホに保存してある大切なデータを全てバックアップしておきましょう。
スマホを修理する際には、基本的にストレージに保存してあるデータのすべてが初期化されて返却されるので、バックアップを取らずに手配すると大変なデータを損失することになります。
また、代替機でスマホを利用する際に、修理する携帯からLINEやゲームなどのアカウントデータを移行することで代替機でも今まで通りに快適にスマホを利用する事ができます。
スマホの機能でおサイフケータイを利用している場合にも、データの預け入れなどをおこなわないと代替機で利用する事ができないので注意が必要です。
代替機の返却時には、基本的に各キャリアの担当者などが初期化を行いますが、大切なデータなどもあるので流出防止の観点からもご自身で初期化して管理しましょう。
うっかり大切な情報などが流出してしまうと責任問題にもなりかねません。
また、スマホの代替品を借りた際には、前に使用した方のデータが残っていないかの確認もしましょう。
代替機は型落ちの製品を流用しているケースなどがあり、今使用している最新モデルなどと比べると使用感は劣ります。
とはいえ、代替機でも壊してしまうと補償問題になるので修理のための費用請求を受けることがあります。
型落ち製品であるからといって雑な使用をしてしまうと、後々に費用請求がある可能性があるので注意して使用しましょう。
キャリア名 | 費用請求額 |
---|---|
docomo | 破損させた場合に、代替機の機種によって異なる負担金が発生する |
au | 代替機の返却がない場合44,000円の違約金が発生 |
SoftBank | ・代替機本体の盗難、紛失、全損、水濡れによる損害の場合20,000円 ・代替機本体の部分損傷の場合10,000円 アンテナ破損の場合1,000円 ・代替機付属品の破損、盗難、紛失の場合1,000円 |
スマホを修理する際に、代替機がない場合はどうすれば良いのでしょうか?
代表的な対処法は、以下のような方法があります。
代替機がない場合の対処方法としては、過去に使用しており手元に置いてある機種変前の端末を利用するのも手です。
近年では、スマホを新しい端末に乗り換える際に下取りに出して手元にスマホ端末を残さない選択肢が多いようですが、家に使用してない端末がある場合には一時的に使用して修理を待つと良いでしょう。
レンタルCDなどを展開するゲオや、一部のレンタルモバイル専門店などでもスマホを借りる事ができます。
レンタルモバイル専門店に関しましては、あまり店舗数が多くないので、もしもの際に近隣に店舗がない場合には借りる事が困難な場合もあります。
比較的新しいスマホのモデルの場合には、液晶画面の割れ程度であれば修理専門店に持ち込む事で最短当日に修理する事が可能です。
修理専門店では、内部ストレージを初期化せずに修理してもらえるので、煩わしいデータバックアップやアカウント移行などせずに元通りにする事ができます。
スマホ修理の際に借りられると便利な代替機のことや、代替機を借りる際の注意点、そして代替機がない場合の対処方法などを解説しました。
大手キャリアは代替機を借りることができますが、格安SIMの殆どは代替機を借りる事ができないので修理の際にはバックアップを忘れないように行いましょう。
キャリアやレンタルモバイル専門店では、代替機の在庫がない場合には借りる事ができません。
急に故障などして使用できない場合にとても不便なので、そのような場合にはスマホ修理専門店に持ち込んで修理してもらうと良いでしょう。
人気の機種や比較的新しい機種の修理などは、当日に修理できるので困った時に安心です。
スマホ修理の際には、修理専門店に一度見積もりだけでもしてはいかがでしょうか。
株式会社GO REPAIR 代表 森井優介
5年以上スマホ修理業界に従事する中で、スマホのプロが日本全国誰の近くにもいる社会を作りたいと考え、ゴーリペアを設立。
さらにスマートフォンのプロをより身近に増やすことで、修理はもちろんのこと「もっと快適に使えるように」「大きなトラブルにならないように」したいという想いから、スマホ修理資格の確立したGOリペア協会の代表も兼務しており、スマホ修理業界をけん引している。