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iPadのバッテリー(電池)の減りが早い原因とは?対処法や長持ちさせる方法について
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iPadは仕事や学習、エンターテイメントなど幅広い用途で活躍する便利なデバイスです。
しかし、使っている中で「バッテリーの減りが早くなってきたな…」と感じることはありませんか?
そこで、ここではiPadのバッテリーの減りが早くなる原因やその対処法を紹介します。
記事の後半ではバッテリーを長持ちさせるためのテクニックも紹介するので、バッテリーの減りが気になってきた方はぜひ参考にしてみてください。
Contents
iPadのバッテリーは経年劣化する消耗品なので、使っているうちに減りが早くなってきますが、使い方によってバッテリーの消費量が変わってきます。
ここではiPadのバッテリーの減りが早くなってしまう原因とその対処法を解説します。
iPadで複数のアプリを同時に開いていると、それぞれのアプリがバッテリーを消費するため、バッテリーの消耗が激しくなってしまいます。
画面に出ていないところでアプリが開かれているバックグラウンド再生の状態でも、バッテリーは消費されるので注意が必要です。
使用していないアプリはこまめにオフにしましょう。
バックグラウンドで再生されている不要なアプリもオフにしておくことが大切です。
<バックグラウンドで再生されているアプリをオフにする方法>
<バッテリーの消費量が多いアプリ>
このようなアプリはバッテリーの消費が激しいので、使わない時はオフにするか、あまり使わないアプリはアンインストールしましょう。
アプリが自動更新する設定になっている場合は、バッテリーの消耗が激しくなることがあります。
多くのアプリは初期設定で自動更新する設定になっているので、インストールした時に確認しましょう。
アプリの自動更新をオフにしましょう。
<アプリの自動更新をオフにする方法>
位置情報がオンになっているとバッテリーを大量に消費してしまいます。
アプリが起動していなくてもバックグラウンドで位置情報がオンになっていると、バッテリーを消耗するので注意しましょう。
位置情報を使用していない時は位置情報サービスをオフにしましょう。
アプリごとに位置情報の使用制限をかけておくとバッテリー消耗を少なくできます。
<アプリごとに位置情報の使用制限をかける方法>
画面の明るさはバッテリー消費に大きく影響します。
明るければ明るいほど消費が大きくなると思っておきましょう。
必要以上に画面を明るくしないようにしましょう。
明るさの自動調節機能をオフにしておくと効果的です。
<「明るさの自動調節機能」をオフにする方法>
iPadを長期間使用しているとバッテリー自体が劣化して、バッテリーの持ちが悪くなることがあります。
バッテリーの状態を確認して、劣化が進んでいることが分かった場合は、バッテリー交換をしましょう。
<バッテリーの状態を確認する方法>
※バッテリーの最大容量が80%より少ない場合は、交換するのがおすすめです。
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iPadは高温、もしくは低温の環境下でバッテリーの消耗が激しくなります。
ちなみに、iPadを使うのに最適な温度は0℃~35℃とされています。
直射日光が当たる場所、車内、冷暖房機器の前など極端な温度の環境を避けて使用しましょう。
iOSのバージョンが古いままだとバージョンの消費が早くなることがあります。
常に最新の状態にアップデートしておきましょう。
<iOSのアップデートの方法>
iOSの不具合が起こってもバッテリーの減りが早くなることがあります。
システムを修復するソフトを使ってみましょう。
<iOS修復ソフト>
ここでは、iPadのバッテリーを長持ちさせるためのテクニックを紹介します。
バッテリーの消耗を抑えて少しでも寿命を延ばすために以下の方法を試してみましょう。
使っていないアプリが起動しているとバッテリーが消費されます。
画面に出ていないバックグラウンドで起動しているだけでもバッテリー消費につながるので、使っていないアプリはオフにしておきましょう。
アプリによってバッテリーの消費量が異なります。
あまり使わないのにバッテリーの消費量が多いアプリは、思い切ってアンインストールしてみましょう。
ちなみに、アプリのバッテリー消費量は「バッテリーの使用状況」で確認可能です。
アプリの自動更新は便利な機能ですが、外出中や意図していないタイミングで自動更新が始まるとバッテリーを大量に消費してしまいます。
アプリをインストールした時に、自動更新の設定をオフにしておきましょう。
iPadは極端に暑いところや寒いところで使用するのは向いていません。
0℃~35℃の気温内で使用しましょう。
適度な温度で使用することによってバッテリー自体の寿命も保つことができます。
iPadを適切な温度に保つために、充電中はケースから外すようにしましょう。
どうしても充電中は本体が熱くなってしまうため、ケースに入れたまま充電すると本体が熱くなってしまうことがあります。
特に非正規品の場合、温度が高くなりやすいので、充電中はケースから外しましょう。
バッテリーは消耗品なので、充電を繰り返すことによって性能が低下していきます。
自宅で使用する時などいつでも充電できる場合は、50%程の充電を保つのが効率的です。
毎回100%のフル充電にするのではなく、外出前など必要な時だけフル充電をして使いましょう。
画面が明るくなればなるほどバッテリーを消耗するので、適度な明るさを保ちましょう。
画面の明るさの自動調節機能は便利ですが、必要以上の明るさに設定することも多いので、自動機能をオフにするのもおすすめです。
低電力モードや機内モードを使用すると、使用できる機能が制限されるため、バッテリー消費を抑えることができます。
外出先でバッテリーが減ってきた時は、これらのモードを使うのもおすすめです。
<低電力モードで制限される機能>
<機内モードで制限される機能>
このような機能は使っていなくてもバックグラウンドでオンになっているだけでバッテリーを消耗します。
使わない時は、オフにしておきましょう。
外出先やなかなか充電できないタイミングは、オフにするだけでバッテリーの持ちが良くなります。
自動ロックとは、使っていない時に画面をオフにする機能です。
自動ロックの時間を短い時間にすれば、使っていない時間にすばやく画面を切ることができるので、バッテリーの消耗を防ぐことができます。
自動ロックまでの時間を2分以下にするのがおすすめです。
「視差効果を減らす」という機能は、画面を見やすくするための機能です。
画面を見やすくするという点では有効ですが、オンにしているとバッテリー消費を増やしてしまいます。
バッテリー消費を抑えたい場合は、この機能をオフにしましょう。
頻繁に通知が来ると、そのたびに画面が点灯して音がなるなど、バッテリーを消費してしまいます。
大事なアプリの通知のみを有効にし、それ以外は制限をかけましょう。
<通知制限をかける方法>
上のような対処法や対策を試してもバッテリーの減りが早い時は、バッテリーが劣化している可能性があります。
バッテリーが劣化している場合は、交換するのがおすすめです。
バッテリー交換は店舗もしくは自分でも行うことが可能です。
バッテリー交換をしたいと思ったら、どこで交換すればよいでしょうか。
ここでは、バッテリー交換をする方法を解説します。
Apple公式ストアはAppleストア、もしくはビックカメラ、カメラのキタムラなどの正規サービスプロバイダのことです。
Apple独自の保証サービス(AppleCare+)に加入している方は無料でバッテリー交換ができます。
docomo・au・ソフトバンクなどのキャリアでもバッテリー交換が可能です。
バッテリー交換にかかる費用は、公式ストアと同じですが、各キャリアの保証サービスに加入している場合は1万円未満で交換できます。
Apple、各キャリアの保証サービスや保険などの加入していない場合は、修理業者によるバッテリー交換をするのもおすすめです。
公式店で交換するよりも費用を抑えることができます。
インターネットなどでバッテリーを購入して自分で交換することも可能です。
しかし、自分でバッテリー交換をすると本体を壊してしまう可能性もあるので、できるだけ業者に依頼するようにしましょう。
バッテリー寿命は3年程度です。
充電回数にすると1,000回程度だと言われています。
充電すればするほど寿命も短くなっていくので、適度な充電をすると長持ちさせることができます。
バッテリー交換の目安となる症状はいくつかありますが、主な症状は以下の通りです。
バッテリーの減りが明らかに早くなった時は、バッテリー容量が低下している可能性があります。
上で紹介した方法を試しても改善されなかった場合は、バッテリー交換を検討しましょう。
多くのバッテリーは充電・放電のサイクルが増えるにつれて性能が低下していきます。
使い始めてから2年以上経過したバッテリーは性能が低下していくため、バッテリー交換をおすすめします。
バッテリーが正常に充電されない、いつも以上に充電に時間がかかる、といいう場合には、バッテリーの劣化が進んでいる可能性があります。
このような症状が現れたらバッテリー交換を検討しましょう。
バッテリーの劣化が進むと、電圧が保てなくなり急にシャットダウンすることがあります。
このような症状が続いたら交換を検討しましょう。
Appleや各キャリアの保証サービスに加入していない場合は、非正規店の方がバッテリー交換にかかる費用を抑えられることが多いです。
保証サービスに加入していない場合は、非正規店での修理を検討しましょう。
バッテリーは経年劣化していくものなので、使っていく中で機能が低下していくのは仕方ありません。
しかし、使い方によってバッテリー消費量が変わるので、バッテリーを長持ちさせることができます。
不要なアプリを削除して必要な機能のみを使う、充電回数をできるだけ少なくする、など無理のない範囲でバッテリーの消耗を抑えられる使い方を選択しましょう。
いろいろ試してみてもバッテリーの消耗が早い場合は、交換時期が来ている可能性が高いので、一度修理店で確認してみるのもおすすめです。
株式会社GO REPAIR 代表 森井優介
5年以上スマホ修理業界に従事する中で、スマホのプロが日本全国誰の近くにもいる社会を作りたいと考え、ゴーリペア設立。
さらにスマートフォンのプロをより身近に増やすことで、修理はもちろんのこと「もっと快適に使えるように」「大きなトラブルにならないように」したいという想いから、スマホ修理資格の確立したGOリペア協会の代表も兼務しており、スマホ修理業界をけん引している。