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スマホ保険でバッテリー交換はできる?補償対象になる条件と使える3つの制度
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この記事でわかること
毎月の保険料を払っているのに、バッテリーの持ちが悪くなったときに使えるのか分からない。
そんな疑問を抱えたまま、有償修理を選んでしまう方は少なくありません。
結論から言えば、経年劣化によるバッテリー交換は、キャリア補償・民間のスマホ保険を問わず、ほぼすべてのプランで補償対象外です。
ただし「保険では無理」と諦める必要はありません。
補償とは別枠で、バッテリー交換の費用を実質的に軽減できる制度が3つ用意されています。
この記事では補償対象と対象外の線引きを整理したうえで、実際に使える制度と費用相場までまとめて解説します。

スマホ保険や補償サービスは「偶発的な事故」を補償する仕組みであり、使うほど性能が落ちるバッテリーは「消耗品」として補償の対象から除外されています。
自動車保険でタイヤの摩耗が補償されないのと同じ考え方です。
一方で各社は、補償とは別の仕組みでバッテリー交換を支援する制度を用意しています。
バッテリー交換に実質的に使える制度は次の3つです。
| 制度 | 対象 | 内容 |
|---|---|---|
| AppleCare+ | iPhone・iPad | 最大容量80%未満で無償交換 |
| ソフトバンク 内蔵型バッテリー交換修理割引 | あんしん保証パックプラス加入者 | 交換代金を一律3,300円割引 |
| ドコモ 電池パック安心サポート | Android・ドコモケータイ(iPhone/iPadは対象外) | dポイント1,000〜2,000ptで電池パック提供 |
いずれも「保険金が支払われる」のではなく、無償交換や割引という形で費用負担が軽くなる仕組みです。

同じ「バッテリーが使えない」という状態でも、原因によって補償の判断は正反対に分かれます。
判断の軸は「経年劣化か、事故か」の一点です。
落下の衝撃でバッテリーが変形した、水没で内部が腐食して電源が落ちるようになった。
こうした外部要因による破損は「偶発的な事故」に該当し、多くのプランで補償対象として扱われます。
補償対象になりやすいのは次のようなケースです。
申請時は原因が事故であることを示す必要があるため、症状に気づいた時点で写真を残しておくと手続きが進みやすくなります。
リチウムイオン電池は充放電を繰り返すことで化学的に劣化し、蓄えられる電力が少しずつ減っていきます。
これは故障ではなく想定された性能低下であるため、約款上あらかじめ除外されています。
実際にドコモのsmartあんしん補償はバッテリー消耗を対象外と明記しており、auの故障紛失サポートも「電池パックの消耗に起因する不具合は対象外」と定めています。
次のような症状は、劣化とみなされる可能性が高いものです。
自分のケースがどちらに当たるか分からない、という場面は珍しくありません。
判断の手がかりになるのは、症状が現れるまでの時間の長さです。
| 症状の現れ方 | 判定されやすい区分 | 補償の可否 |
|---|---|---|
| 数か月かけて徐々に持ちが悪くなった | 経年劣化 | 対象外 |
| 落下や水濡れの直後に急変した | 事故 | 対象になりやすい |
| 購入から数か月で異常な発熱・膨張 | 初期不良 | メーカー保証で対応可 |
急激な変化には必ずきっかけがあります。
落とした日付や水に濡れた状況を覚えている場合は、その事実を保険会社へ伝えることで判定が変わる可能性があります。
補償の前提は「加入後に起きた事故」です。
加入時点ですでに膨張や充電不良があった場合は、既往症のような扱いとなり補償されません。
自分で分解して悪化させた場合も、契約者の過失と判断されます。
また非正規の部品で交換するとメーカー保証が失効することもあるため、自力での分解は避けるのが安全です。
膨張したバッテリーは発火の危険もあり、製品評価技術基盤機構(NITE)もリチウムイオン電池搭載製品の火災事故について注意喚起を行っています。

「スマホ保険」と一口に言っても、提供元によって月額料金も補償の枠組みも異なります。
バッテリーの扱いを軸に整理すると、次のように分かれます。
| 種類 | 月額料金の目安 | バッテリー経年劣化 | バッテリー向けの救済策 |
|---|---|---|---|
| メーカー保証(標準) | 無料(購入から1年) | 対象外 | なし |
| AppleCare+ | 機種により異なる | 対象外 | 最大容量80%未満で無償交換 |
| ドコモ smartあんしん補償 | 330〜1,720円 | 対象外 | 電池パック安心サポート(Androidのみ) |
| au 故障紛失サポート | 機種により異なる | 対象外 | なし |
| ソフトバンク あんしん保証パックプラス | 715円 | 対象外 | 交換代金を一律3,300円割引 |
| 民間のスマホ保険(モバイル保険など) | 700円前後 | 対象外 | なし |
共通しているのは、どの種類でも経年劣化そのものは補償されないという点です。
端末を購入すると自動的に付くのが、メーカーの標準保証です。
期間は購入から1年間で、対象は製造上の欠陥による自然故障に限られます。
AppleもAndroid各メーカーも、通常使用の範囲でバッテリーが劣化した場合は保証の対象外としています。
標準保証で無償交換が認められるのは、購入直後から極端に充電が持たない、明らかな初期不良と判断できるケースです。
購入から半年以内に異常を感じた場合は、まずメーカー窓口へ相談するほうが費用を抑えられます。
キャリア補償は購入時に申し込めるため手続きが簡単で、端末交換まで含めた手厚い対応が受けられます。
一方で民間のスマホ保険は月額が安く、免責額なしの商品もある点が強みです。
どちらもバッテリーの経年劣化はカバーしないため、その点を選定基準に入れる意味はありません。
民間のスマホ保険はキャリアを問わず加入できるため、格安SIMや中古スマホのユーザーでも契約しやすい点が特徴です。
複数端末をまとめて補償できる商品もあり、月額700円前後で3台までカバーできるプランが代表例です。
クレジットカード付帯の補償サービスも選択肢になりますが、補償金額の上限が低めに設定されている傾向があります。
楽天モバイルのスマホ交換保証プラスのように、キャリアごとに独自の補償プランが用意されているケースもあるため、加入中のサービス名で条件を確認してください。

補償対象外であっても、条件を満たせば交換費用を大きく下げられます。
加入中のサービスに該当するものがないか確認してみてください。
AppleCare+に加入していれば、バッテリーの蓄電容量が本来の80%未満に劣化した時点で無償交換の対象になります。
最大容量は「設定」→「バッテリー」→「バッテリーの状態と充電」の順に開くと確認できます。
Android端末の場合はメーカーによって表示場所が異なり、診断アプリや「デバイスケア」などの項目から状態を確認する機種が一般的です。
最大容量の数値が表示されない機種では、充電の持ち時間や発熱の変化から判断することになります。
注意点は加入期限です。
AppleCare+への加入は原則として端末購入後30日以内に限られるため、後から思い立って加入することはできません。
対象機種や保証外の料金はAppleのサービスと修理ページで公開されています。
月額715円のあんしん保証パックプラスには、消耗した内蔵型バッテリーの交換代金を割引する特典が付いています。
割引額は一律3,300円で、通常4,950〜8,250円の交換代金が1,650〜4,950円になります。
利用するには次の条件を満たす必要があります。
適用条件の詳細はソフトバンク公式のよくあるご質問に記載されています。
電池パック安心サポートは、smartあんしん補償またはケータイ補償サービスの契約者が、電池パックをdポイントと交換できる特典です。
交換に必要なポイントは、スマートフォン向け電池パックで1,000〜2,000ポイントです。
ただしiPhone・iPad・dtabは対象外で、電池パックが取り外せるAndroid端末やドコモケータイが対象となります。
最後に機種を購入してから1年以上経過していることも条件です。

どの制度にも当てはまらない場合は、実費での交換になります。
費用は依頼先によって大きく変わるため、相場を把握してから選ぶことが大切です。
iPhoneの保証外バッテリー交換は、機種が新しくなるほど高額になります。
| 機種 | バッテリー交換費用(税込) |
|---|---|
| iPhone 18 Pro / 18 Pro Max | 22,800円 |
| iPhone Air / 17 Pro / 16 Pro シリーズ | 21,000円 |
| iPhone 17 / 16 シリーズ | 17,200円 |
| iPhone X 〜 13 Pro Max | 15,600円 |
| iPhone 6s 〜 8 Plus | 12,000円 |
かつて1万円前後といわれた時代と比べ、相場は明確に上がっています。
正規ルートは純正部品と保証継続という安心感がある一方、部品在庫や予約の関係で数日かかることもあります。
街の修理店は正規ルートより費用を抑えやすく、即日対応が可能な点が強みです。
| 依頼先 | 費用目安 | 所要時間 |
|---|---|---|
| Apple正規サービス | 12,000〜22,800円 | 数日かかる場合あり |
| キャリアショップ | 4,950〜8,250円(機種による) | 在庫次第で数日 |
| 修理専門店・出張修理 | 5,000〜15,000円 | 最短30分〜即日 |
依頼先ごとの違いはスマホのバッテリー交換はどこで?費用相場と最適な依頼先で詳しく整理しています。
なお交換しても改善しないケースもあるため、バッテリー交換で効果が出ない原因もあわせて確認しておくと判断を誤りません。

事故が原因で補償対象になりそうな場合は、手順を守ることが承認の前提になります。
修理を先に済ませてしまうと補償対象外になるため、必ず連絡を先に行ってください。
| 手順 | やること | ポイント |
|---|---|---|
| STEP1 | 加入中の保険・補償サービスを確認 | 約款で経年劣化の扱いを確認する |
| STEP2 | 保険会社・キャリアへ連絡 | 修理前の事前連絡が必須のことが多い |
| STEP3 | 症状を写真で記録 | 膨張や変形は必ず撮影しておく |
| STEP4 | 指定された修理先へ依頼 | 提携店以外だと対象外になる場合あり |
| STEP5 | 領収書・書類を提出して請求 | 修理内容が明記された領収書を用意 |
領収書の但し書きが「修理代」だけでは審査が長引くことがあります。
交換した部品名まで記載してもらうと、手続きがスムーズに進みます。
請求時に求められる書類は、おおむね次のとおりです。
修理に出す前には必ずバックアップを取り、画面ロックやアカウント認証も解除しておきましょう。
契約トラブルに不安がある場合は、国民生活センターの相談窓口も利用できます。

月額料金の安さだけで選ぶと、いざというときの自己負担が想定を超えることがあります。
比較すべき数字は次の4つです。
| 確認項目 | 見るべきポイント |
|---|---|
| 月額料金 | 300〜1,500円程度/安いプランは免責額が高い傾向 |
| 免責額(自己負担額) | 0円〜15,000円/修理1回ごとに発生するか確認 |
| 年間補償限度額 | 3万〜15万円程度/上限を超えた分は自己負担 |
| 年間利用回数 | 1〜3回程度/回数制限を超えると全額自己負担 |
月額700円前後で免責額なし・年間15万円まで補償という商品もあるため、月額と免責額はセットで比較してください。
また、バッテリーだけを基準に選ぶのは得策ではありません。
実際のトラブルで最も多いのは画面割れと水濡れであり、補償の主戦場もそこにあります。
画面割れ・水没・盗難紛失まで含めた総合的な補償バランスで判断するほうが、長期的な安心につながります。
中古端末や家族名義の端末は加入条件から外れる場合もあるため、申込前に対象範囲を確認しておきましょう。
月額700円のプランを3年間続ければ、支払総額は約25,000円になります。
一度も使わなければ保険料は戻らないため、故障リスクとのバランスで判断する必要があります。
加入を検討したいのは、次のようなケースです。
反対に、端末価格が数万円台で、ケースやフィルムで十分に保護している場合は、修理費用を自己負担する前提でも大きな損にはなりません。
修理費用の相場を把握しておけば、保険料の総額と実費を比べて合理的に判断できます。

交換のタイミングを見極めれば、突然使えなくなる事態を避けられます。
以下の症状が複数当てはまる場合は、交換時期が近いと判断できます。
とくに本体の浮きや膨らみは発火リスクを伴う危険なサインです。
使用を中止して、早めに修理を依頼してください。
機種別の判断基準はiPhoneのバッテリー劣化による交換の目安でも解説しています。
リチウムイオン電池は高温と過充電に弱い性質を持っています。
日常の使い方を少し変えるだけでも、交換時期を後ろにずらせます。
交換の手順や適切なタイミングはスマホのバッテリー交換のタイミングにまとめています。
スマホ保険や補償サービスでは、経年劣化によるバッテリー交換はほぼすべてのプランで補償対象外です。
一方で落下や水没が原因の損傷であれば補償対象となり、AppleCare+・ソフトバンクの割引特典・ドコモの電池パック安心サポートという3つの制度を使えば、実費を大きく抑えられます。
まずは加入中のサービス名で、バッテリーの扱いと免責額を確認することから始めてください。
そして「補償対象外だった」「正規修理の費用が想定より高かった」という場面で現実的な選択肢になるのが、出張修理です。
私たちスマホレスキューゴーリペアは、ご自宅やオフィス、外出先までお伺いしてバッテリー交換を行う24時間対応の出張修理サービスです。
店舗まで足を運ぶ必要も、端末を預けて数日待つ必要もありません。
目の前で交換作業を行うため、データを預けることへの不安もなく、最短30分での対応が可能です。
iPhoneからAndroidまで幅広い機種に対応しており、深夜や早朝のご依頼も受け付けています。
バッテリーの膨張や急な電源落ちは放置すると危険です。
料金や対応エリアのご確認、お見積もりは出張修理サービスのページから承っておりますので、まずはお気軽にご相談ください。
経年劣化による交換は、ほぼすべてのスマホ保険・キャリア補償で対象外です。
無償交換が可能なのはAppleCare+に加入し、最大容量が80%未満になった場合に限られます。
落下や水没など事故が原因の膨張であれば、補償対象と認められる可能性があります。
自然な劣化による膨張は対象外となるため、原因が分かる写真や記録を残しておくことが重要です。
加入は原則として端末購入後30日以内です。
期限を過ぎた場合は、キャリアの補償サービスや民間のスマホ保険が代替の選択肢になります。
民間のスマホ保険はキャリアを問わず加入できるため、格安SIMのユーザーでも契約可能です。
ただし中古端末は購入経路や経過年数によって加入不可となる場合があるため、申込前に条件を確認してください。
バッテリー以外に不具合がなければ、5,000〜22,800円程度で済む交換のほうが割安です。
本体の動作が重い、カメラや充電端子にも不調があるといった場合は、買い替えを検討する価値があります。
多くの保険・補償サービスでは、修理前の事前連絡が補償の条件として定められています。
先に修理を済ませてしまうと、事故の原因を確認できないという理由で対象外と判断されることがあるため、必ず連絡を先に行ってください。
保険会社が修理先を指定している場合、指定外の店舗で交換すると補償を受けられないことがあります。
また非正規部品での交換はメーカー保証が失効する可能性もあるため、補償を使う予定があるなら依頼先を先に確認しておくことが大切です。
株式会社GO REPAIR 代表 森井優介
5年以上スマホ修理業界に従事する中で、スマホのプロが日本全国誰の近くにもいる社会を作りたいと考え、ゴーリペアを設立。
さらにスマートフォンのプロをより身近に増やすことで、修理はもちろんのこと「もっと快適に使えるように」「大きなトラブルにならないように」したいという想いから、スマホ修理資格の確立したスマホリペアアカデミーの代表も兼務しており、スマホ修理業界をけん引している。