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中古スマホが使えない原因は?赤ロム・SIMロックなど5つの理由と対処法

中古スマホが使えない原因は?赤ロム・SIMロックなど5つの理由と対処法

この記事でわかること

  • 症状から原因を切り分ける方法
  • 赤ロム(ネットワーク利用制限)の判定記号と制限の範囲
  • 赤ロムになった端末で使えるもの・使えないもの
  • 中古iPhone特有のアクティベーションロック
  • 対応バンドが合わず圏外になるケース
  • 購入前に確認しておきたい5項目

安く手に入れた中古スマホが、届いてみると通信できない。

このトラブルは珍しいものではなく、原因もいくつかに分かれます。

重要なのは、自分で解決できる原因と、どうしても解決できない原因があることです。

設定の問題なら数分で直りますが、赤ロムは買い手側では解除できません。

この記事では症状から原因を切り分け、それぞれの対処法と購入前の確認方法を解説します。

結論|まず症状から原因を切り分ける

結論|まず症状から原因を切り分ける

原因によって対処がまったく違うため、むやみに設定を触る前に症状を確認してください。

症状考えられる原因自分で解決できるか
通話もデータ通信もできない/圏外のまま赤ロム、SIMロック、対応バンド不一致赤ロムは不可
「SIMが無効です」と表示されるSIMロックが残っている解除手続きで可能
通話はできるがネットだけ使えないAPN設定の未了可能
「所有者にロックされています」と表示されるアクティベーションロック前所有者の解除が必要
電源が入らない/すぐ落ちるバッテリーや本体の故障修理が必要

Wi-Fiでは問題なく使えるのに通信だけできない場合、本体の故障ではなくモバイル通信側に原因があります。

Wi-Fiにもつながらない場合はWi-Fiがつながらないときの症状と対処もあわせて確認してください。

中古スマホが使えない5つの原因

中古スマホが使えない5つの原因

① 赤ロム(ネットワーク利用制限)がかかっている

前の所有者が端末代金を支払わなかった場合などに、キャリアがその端末の回線利用を止める措置です。

判定はIMEI(製造番号)を各社の確認ページに入力することで調べられます。

判定意味使用の可否
○支払いが完了している問題なく使える
△分割払いの支払いが継続中現時点では使えるが×になる可能性がある
×利用制限がかかっている(赤ロム)そのキャリアの回線では使えない
-キャリアが情報を保有していない判定できないため確認が必要

最も注意したいのは×になった端末の制限は解除されないという点です。

ソフトバンクのネットワーク利用制限の案内にも、利用制限が実施された端末は解除されないと明記されています。

買い手が後から手続きで直せるものではないため、購入前の確認が唯一の防衛策になります。

ドコモの場合は製造番号等の確認サイトから調べられます。

白ロム・黒ロムとの違い

中古端末の説明で使われる「ロム」の呼び分けは、回線の契約状態を指す業界用語です。

呼び方意味
白ロム契約情報が入っていない通常の中古端末。問題なく使える
赤ロムネットワーク利用制限がかかり、その回線で使えない端末
黒ロム契約情報が残った状態の端末を指す呼び方

中古ショップで販売されている端末は、基本的に白ロムです。

白ロムとして買ったつもりの端末が、後から赤ロム化することがあるのが△の判定が怖い理由です。

IMEIの確認方法

判定を調べるには、端末ごとに割り振られたIMEIが必要です。

IMEIは「35」で始まる15桁の数字で、次の方法で確認できます。

  • 電話アプリで「*#06#」を入力すると画面に表示される
  • 設定アプリの「情報」や「端末情報」から確認できる
  • 化粧箱の側面や裏面に記載されている場合がある

購入前であれば、販売ページにIMEIが記載されているか、出品者に確認できるかが判断材料になります。

IMEIを教えてもらえない取引は、リスクが高いと考えたほうが無難です。

赤ロムでも使えるもの・使えないもの

赤ロムは「端末が完全に使えなくなる」状態と誤解されがちですが、制限の範囲は限定的です。

制限がかかるのは、その端末に紐づいたキャリアの回線に対してだけです。

できることできないこと
Wi-Fi経由のインターネット接続制限をかけたキャリアの回線での通話・データ通信
SIMロックが解除済みなら他社回線での利用同じ回線系列の格安SIMでの利用
アプリやカメラなど本体機能の利用電話番号を使うSMS認証

例えばドコモで制限された端末は、ドコモ系のahamoやIIJmioでも使えません。

一方でSIMロックが解除済みであれば、au系やソフトバンク系の回線なら使える場合があります。

なお総務省は、分割払いの未払いを理由とする利用制限を原則禁止する方針を示しており、制度は見直しが進んでいる領域です。

購入時点での各社の扱いを確認しておくと確実です。

② SIMロックが解除されていない

特定のキャリアのSIMカードしか使えないよう端末に施された制限です。

SIMを挿しても「SIMが無効です」と表示される場合は、これが原因の可能性があります。

総務省のガイドライン改正により、2021年10月1日以降に発売された端末はSIMロックが原則禁止となりました。

それ以前の端末についても、総務省の資料では2023年10月1日以降は申出に応じていつでも無料で解除されるとされています。

比較的新しい端末であれば、SIMロックが原因である可能性は低いと考えてよいでしょう。

iPhoneは「設定」から「一般」「情報」と進み、SIMロックの状態を確認できます。

③ アクティベーションロックがかかっている(iPhone)

中古iPhoneで見落とされやすいのがこのロックです。

前の所有者が「探す」を有効にしたまま手放すと、初期化しても前の所有者のApple Accountとパスワードがないとアクティベートできません。

画面に「このiPhoneは所有者にロックされています」と表示されるのが特徴です。

解除できるのは前の所有者だけで、Appleや修理店が代わりに解除することはできません。

詳しい仕組みはAppleのアクティベーションロックの説明で確認できます。

購入前に、初期化済みで設定画面から進める状態かを確認しておくことが重要です。

④ SIM・APN・eSIMの設定が済んでいない

本体に問題がなくても、設定が未了だと通信できません。

通話はできるのにインターネットだけ使えない場合は、ほぼこれが原因です。

  • SIMカードが正しく挿入されていない、または接触不良
  • SIMのサイズが合っていない(標準・micro・nano)
  • APN(アクセスポイント名)が未設定または誤入力
  • eSIMの開通手続きや回線切替が終わっていない

APN情報は契約先によって異なるため、公式サイトで正確な値を確認してください。

SIMが認識されない場合の切り分けはiPhoneがSIMを読み込まない時の対処法で解説しています。

⑤ 対応する周波数帯(バンド)が合っていない

端末が契約先の使う電波に対応していないと、設定が正しくても圏外のままになります。

海外で購入した端末や、他キャリア向けの端末を別の回線で使う場合に起こりやすい問題です。

回線主な対応バンド
ドコモBand 1、3、19
auBand 1、18、26
ソフトバンクBand 1、3、8
楽天モバイル(自社回線)Band 3
楽天モバイル(auパートナー回線)Band 18、26

楽天モバイルの場合、Band 3が自社回線、Band 18または26がauパートナー回線にあたります。

Band 3に非対応だと自社回線のエリアでつながらず、Band 18と26のどちらにも非対応だとパートナー回線のエリアで使えません。

対応バンドは技適の情報では確認できないため、契約先が公開する動作確認端末一覧で調べるのが確実です。

対応機種の確認は対応機種一覧からも行えます。

使えないときの対処手順

使えないときの対処手順

原因が絞れていない場合は、上から順に試してください。

  1. 電源を切り、SIMカードを抜き差しして再起動する
  2. IMEIを各キャリアの確認ページに入力し、ネットワーク利用制限を調べる
  3. 設定画面でSIMロックの状態を確認する
  4. モバイルデータ通信がオンになっているか、APN設定を見直す
  5. OSを最新に更新し、ネットワーク設定をリセットする

ネットワーク設定のリセット後は、Wi-Fiのパスワードを再入力する必要があります。

ここまで試して改善しない場合、原因は設定ではなく端末の状態か契約条件にあります。

赤ロムとアクティベーションロックは、買い手側の操作では解決できません。

購入から日が浅いうちに、販売店へ返品や交換を相談してください。

中古品のトラブル相談は国民生活センターでも受け付けています。

購入前に確認したい5項目

ここまでの原因のうち、赤ロムとアクティベーションロックは事前確認でしか防げません。

確認項目確認方法
ネットワーク利用制限IMEIを各キャリアの確認ページに入力し、○であることを確認
赤ロム保証×になった場合に返金や交換に応じる保証があるか
アクティベーションロック初期化済みで、設定画面から進められる状態か
SIMロック解除済みか、2021年10月以降の発売機種か
動作確認と対応バンド契約先の動作確認端末一覧に含まれているか

個人間の取引では、赤ロムが判明しても対応してもらえないことがあります。

赤ロム保証のある販売店を選ぶことが、最も確実なリスク回避になります。

バッテリーの状態も劣化していることがあるため、最大容量をあわせて確認しておくと安心です。

まとめ

中古スマホが使えない原因は、赤ロム、SIMロック、アクティベーションロック、設定の未了、対応バンドの不一致の5つに分けられます。

このうち設定の未了とSIMロックは、自分で解決できる可能性があります。

一方で赤ロムとアクティベーションロックは、買い手側では解除できません。

購入前にIMEIで判定を確認し、赤ロム保証のある販売店を選ぶことが唯一の防衛策です。

そして、設定も契約条件も問題ないのに電源が入らない、すぐに落ちるという場合は、端末そのものの故障が残った可能性です。

中古端末は前の所有者の使用状況が見えないため、バッテリーの劣化や内部の損傷を抱えていることがあります。

私たちスマホレスキューゴーリペアは、ご自宅やオフィスまでお伺いする24時間対応の出張修理サービスです。

バッテリー交換は最短30分から対応しており、端末を預けて数日待つ必要がありません。

目の前で作業を行うため、中古で購入した端末のデータを他人に預ける不安もありません。

電源が入らない場合の切り分けはiPhoneの電源が入らない原因と応急処置、バッテリーの交換先はスマホのバッテリー交換はどこでで解説しています。

料金はサービス&料金のページ、対応エリアやお見積もりは出張修理サービスのページから確認いただけます。

故障かどうかの切り分けだけでも、お気軽にご相談ください。

よくあるご質問

赤ロムになった中古スマホはもう使えませんか?

完全に使えなくなるわけではありません。

制限がかかるのは、その端末に紐づいたキャリアの回線だけです。

Wi-Fi経由のインターネット接続やアプリの利用は可能で、SIMロックが解除済みであれば他社回線で使える場合もあります。

ただし同じ回線系列の格安SIMは使えず、電話番号を使うSMS認証も利用できません。

赤ロムの制限は後から解除できますか?

買い手側では解除できません。

ソフトバンクのネットワーク利用制限の案内にも、利用制限が実施された端末は解除されないと明記されています。

購入前にIMEIで判定を確認するか、赤ロム保証のある販売店を選ぶことが対策になります。

判定が「△」の中古スマホは買っても大丈夫ですか?

現時点では使えますが、将来×になる可能性が残ります。

△は前の所有者が分割払いを継続中という意味で、支払いが止まれば制限がかかります。

△の端末を選ぶ場合は、赤ロム保証の有無を必ず確認してください。

「このiPhoneは所有者にロックされています」と表示されます。どうすればよいですか?

アクティベーションロックがかかった状態です。

解除できるのは前の所有者だけで、Appleや修理店が代わりに解除することはできません。

販売店から購入した場合は返品や交換を相談し、個人間取引の場合は出品者に解除を依頼してください。

通話はできるのにインターネットだけ使えないのはなぜですか?

APN設定が済んでいない可能性が高いです。

APNはデータ通信専用の設定で、通話の発着信には影響しません。

契約先の公式サイトで正確なAPN情報を確認し、モバイルデータ通信がオンになっているかもあわせて確認してください。

設定を試しても電源が入らない場合はどうすればよいですか?

バッテリーや本体の故障が疑われます。

まず純正相当の充電器で30分以上充電し、電源ボタンの長押しで強制再起動を試してください。

それでも反応がない場合は、購入店の保証を確認した上で修理店へ相談するのが確実です。

この記事の監修者

出張スマホ修理会社の株式会社GOREPAIR代表「森井」

株式会社GO REPAIR 代表 森井優介

2020年に株式会社GO REPAIRを設立し、スマホ出張修理サービス「ゴーリペア」を全国17地域に展開。2024年には総務省登録修理業者の登録を取得しました。

修理技術者の育成にも力を入れ、独自の資格制度を持つ教育機関「スマホリペアアカデミー」を運営し、大阪・東京・福岡・沖縄に校舎を展開しています。

2026年には著書『知識なし、時間なし、不器用でも! 月10万円稼ぐ スマホ修理副業超入門』(新流舎)を出版。「スマホのプロが日本全国誰の近くにもいる社会」を目指し、現場で培った知見をもとに記事を監修しています。


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